彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

大河ドラマ『篤姫』と井伊直弼

2008年01月03日 | イベント
(今回の記事は『どんつき瓦版』号外 より加筆)


彦根城築城から400年目に合わせるかのように、彦根城の縄張の基準となった甲州流軍学の祖・山本勘助が主人公だった『風林火山』が放送された2007年に続き、NHK大河ドラマはまた2008年の彦根のイベント“井伊直弼と開国150年祭”に合った人物を大河ドラマの主人公に抜擢してくれました。

天璋院篤姫は、薩摩藩主・島津斉彬の従妹で斉彬の養女として江戸幕府十三代将軍・徳川家定の御台所になった人物。
原作では、家定の後の十四代将軍を決める将軍継嗣問題で、篤姫の養父である島津斉彬が推している一橋慶喜の人間性に疑問を感じ、井伊直弼が推す徳川慶福を後継ぎに据える為に御台所の権限で彦根藩主だった井伊直弼を大老に就任させる幕府人事を暗に示した事になっています。

また、直弼が同母兄の直元の正室・俊操院に迫り懐妊させ、俊操院が3月3日に自害した話なども紹介されています。


そんな直弼と篤姫は、直弼大老就任後に想いが喰い違う事になるのですがそれは原作やドラマを観てのお楽しみ・・・

この大河ドラマ『篤姫』の物語の前半クライマックスには、直弼大老就任から日米修好通商条約締結そして桜田門外の変が準備されています。


そして劇中で井伊直弼を演じるのは中村梅雀さん。
過去の大河ドラマでは、
『天と地と』武田勝頼
『八代将軍吉宗』徳川家重
『葵~徳川三代~』徳川光圀
『功名が辻』徳川秀忠
などそのドラマの中で重要な脇役を演じてこられました。この配役を見るだけでも『篤姫』における井伊直弼の存在の大きさを知る事ができますね。

“井伊直弼と開国150年祭”と『篤姫』

大河ドラマにリンクした彦根という事で、6月からのイベントも大河ドラマ『篤姫』を通じてより深く、より解り易く楽しむ事ができるのではないでしょうか?


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