彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

高精度シアター型VR安土城

2014年03月30日 | イベント
3年をかけて開発されていたVR(バーチャルリアリティ)の安土城と城下町の完成披露が行われました。
アプリでの体験はすでに開始されていますが、それ以上の迫力です。





ショートムービーとして岡部又右衛門がルイス・フロイスを案内する15分のストーリー
登城コースを5つの視点で辿るコースセレクト、そして8つの場所から見るシーンセレクトがあります。
特におすすめがコースセレクトの鷹バージョン。素早いスピードで安土城と城下を鳥瞰します。
鷹が大手道を下り

内堀から城下町へ

大きく旋回し

信長すら見なかった鳥瞰


色んな方向から城下も見れます
青い屋根はセミナリヨ

活彦根津神社の一ノ鳥居付近

安土駅付近

JR線を上りに沿いながら

能登川方面から

他にもこのような雰囲気で…











城下の西端は浄厳寺

そして、盂蘭盆のイベントも再現されています。
大手門

大手道を登る

天主を見上げます







ただし、まだどのように一般公開されるか決まっていませんが、今後の展開に期待。

『湖都大津のこもんじょ学』

2014年03月19日 | イベント
大津市歴史博物館で行われている『湖都大津のこもんじょ学』を見学してきました。

京都に入る東の玄関口として栄えていた大津には、それだからこそ今に伝わる古文書が多く残っています。

さいわいなことに大津は第二次大戦中に大きな被害を受けなかったこともあり、本当に貴重な史料の宝庫なのです(これは近江全体に言えることです)
最澄や足利尊氏、織田信長、明智光秀などの歴史に名前が残っているような人々がどんなことを感じたり命じたりしたのか?

そして古文書学はどのようなものなのかを観ることができました。
個人的には足利直義の史料がいくつもあったことが感動しました。

矢嶋御所跡訪問

2014年03月17日 | 史跡
永禄の大逆という室町幕府十三代将軍足利義輝が暗殺された事件の時、義輝の二人の弟の命が狙われました。
上の弟は金閣寺で殺され、興福寺一乗院に居た下の弟は明智光秀や細川藤孝の協力で逃げ出したのです。

そして匿われたのが滋賀県守山市の矢嶋館でした。ここで僧から還俗して義秋と名乗りました。
室町幕府15代将軍として織田信長に擁立され、後に信長に反抗し「信長包囲網」を完成させた足利義昭です。

現在は自治会館になっていて、それらしき遺構は残っていません。
横の児童公園が堀跡とされています。
 
そして自治会館の前の道標も歴史を伝えています。

昔、城内にあったという少林寺が近くにあります。
 

 

 


一休さん所縁のお寺で、立派な境内でした。
 

 

 


本堂

墓所には森乱丸の曽祖父・森可秀の墓とされているものもあると(下の写真の真ん中のお墓)、森家が好きと思われる方のネットで偶然見かけましたので、手を合わせてきました。