故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

話し上手

2015-05-21 01:44:18 | プロジェクトエンジニアー
 
聞き上手が話し上手とは限らないように思います。

大助花子と同様に、先に話されてしまうことが多いのです。
聞かれるので話そうとすると、もう次の話に移っているのです。
正直な大助は、花子の無茶ぶりに戸惑っている様子です。
しかも花子は大助の話を聞くどころか、聞く気が最初からないのです。
花子が勝手に進める話の「間」のようなものです。

そして、ハイハイ分かっているよ。とやるのです。

多少違うけど。大筋合っているからいいやてなもんで。
大助は無精な話下手なのです。大助の無精に共感します。
ふたりのやりとりのちぐはぐさが面白いのです。

はなし家と漫才師の話のうまさは、異なるようです。
はなし家の話は、何度聞いても面白いのです。
漫才師の話は、テンポと展開が面白いのです。
どうしてこの話になっちゃうの。と言う具合に。

では、家庭や職場での面白い話について書いてみます。
大事な要素は、オチです。
話の面白さは言い回しもありますけど、
大半はこのオチに期待して聴き続けるのです。
関西では、小さなオチのボケを三言に一回のテンポでかまします。

私は、話を面白くするために少し脚色をすることがあります。
おもしろいけど、作ったでしょう。と時々言われます。
実生活で、吹いてわいたような面白い話などないのです。
そこに、オリジナリティー溢れるユーモアをまじえるから面白いのです。
あったことをそのまま話すのは、面白くないのです。
1cmを1mに拡大するのです。うそにならない程度の本当の話です。

はなし家は、一人二役をやる時は左右の向きを変えて話します。
仕事でするプレゼンテーションの時も、
一人の人に向かってばかり話すことはありません。
正面の人、そして左右の人に均等に向くのです。
一人だけに向くように話すのは、威圧感になるのです。

話し上手は、極めて短い言葉で、情景を情報をそして愉快さを
伝えることができます。
言葉の選択も語彙の豊富さもずば抜けているのです。

それに
大事なことは、間です。

相手が付いてきていない(咀嚼できていない)のに、話を次に進めないのです。
間をおいて、相手が期待したところにポッと的確な情報を出すのです。
生姜の姜さんの話が心に滲みるのはそのためです。

もうひとつ大事なことは、「必然性」です。
そうだよな。と聞き手に共感を持っていただくことが大事なのです。
それには、あっても不思議はない必然性がなければなりません。
たとえ話をして、聞き手にイメージを膨らませてもらうのです。
必然性は、その人によって違います。
たとえ話が、共感を作りそして必然性となるのです。

話し上手はやはり聞き上手です。
相手が言いたいことを理解する能力があり、
もっと気持ちよく話を進めていただくよう、合いの手を入れなければなりません。
こんなことまで話すつもりはなかったのに。
とあとで後悔していただければ、本望です。

昨日書いた「聞き上手」の行きがかり上、
今日は、「話し上手」に挑戦してみました。

酔っぱらい 柱に小便 犬ほえる

2015年5月21日
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