故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

動く船に目印

2023-10-14 06:52:44 | プロジェクトエンジニアー

ある経営コンサルタントが考えた「ものさし」という図式です。
勉強をして優秀な人材は、「お利口さん」として使い捨てされます。
センチュリーカンパニーを世間に負けない「変人」が再生し続けます。
まれに、「成功者」は周りの者たちによって裸の王様に祭り上げられます。
どこを目指すかは、あなた次第です。


今日のタイトルは、「動く船に目印」です。
エンジニアリング会社にいる頃、教育プログラムを始めました。
後輩のエンジニアリング能力向上教育の一環として、上司の許可が出ました。
仕事が終了した後に1時間~2時間、週一回のペースで実施しました。

エンジニアリングは証拠を書類で丁寧に残します。
中には、メモ魔がいます。
大事な話をその場で学ぶより、記録に残すことを選択します。
そんな後輩を揶揄したわけではありません。

よく釣れた場所を忘れないよう、川に浮かべた船に目印をつける釣り人がいました。
中国のことわざだったように記憶しています。
船は常に動いている。
川も流れている。
なのに、船に目印をすることは愚行です。

東大の図書館の司書をしておられた先輩から、聞いた話でした。
卒業しても就職せずに図書館に通う人が、100人はいる。
各種国家試験を取得するために、日夜勉強をしている。
国家試験に受かって、何かの職業に就くわけではありません。
テストの点数でしか自分を評価できない人たちのことでした。

結婚がゴールと言われる方たちがいます。
こんなに素晴らしい伴侶を見つけ、モノにしたと自慢する。
単なるスタートだったと気づくのに時間はかかりません。

勘違いというか、考え違いというか、本質から遠のくばかりです。
議事録を作ろうと、教育プログラムを許可してくれた上司のノートを借りました。
何時間も話して、メモはたったの2行でした。
決まったことだけを記録されていました。
会議で、人の話を聞き、自分の理解を深めることに集中されていたのでしょう。

私も多くのごみをため込んでいます。
すっきりさせたいので、インデックスを付けたり整理術から始めました。
我が家は博物館ではありません。
不要なものは、早々に捨てておくべきだったのです。

2023年10月14日
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