紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

台風11号接近 4年前と似たコースと聞き苦い思い出が・・・

2015年07月15日 | 田舎暮らし&家族

今度の台風は、2011年9月の台風12号と同じような進路を通る可能性があるという。しかも、その時の台風よりも強いらしい。このテレビ報道を聞いて苦い思い出が蘇った。那智大社へ向かう道路沿いの那智川氾濫、瀞峡観光のジェット船乗り場周辺の熊野川氾濫、田辺市での山の深層崩壊などで大きな被害が出て報道されたが、他の河川でも緊迫した事態が起こっていた。

深夜、有田川の水位が上がってきたので、隣接の平屋に住む長男家族に連絡し母屋の2階で待機するよう伝えた。家内には、万一に備えて「ご飯の炊き出し」を頼んだ。その後、防災無線から「避難勧告」と「対象地区」の放送があった。我が地区も対象となっていた。消防車のサイレンが鳴り響き、近くの交差点では消防団が避難場所へ誘導していた。寝込んでいる幼児達を避難所に連れて行くのに躊躇し、しばらく河川の水位変化を見守ることにした。

ただ、長男にはイザという時のために、「もう少し水位が上がったり避難指示がでれば、すぐ避難する。今、もし堤防決壊しても水が押し寄せるまで多少の時間があるはずだから、その時は車で〇〇向けて走ろう。危険なら2階で待機や」と。パソコンとテレビで「レーダーの雨雲の動き」「河川水位の変化」を両にらみしながら、「雨雲よ去ってくれ、雨よ小降りになってくれ、川の水位よ上がらないでくれ」と祈るばかり。一喜一憂の繰り返しで、夜が明けるまで一睡もせずこの状態が続いた。そのうち、レーダーから雨雲がなくなり河川水位も下がり、やっと安堵した記憶が蘇った。

今度の台風は前回より強いという。前回は雨台風だったが今度は風が怖い。中心より右側になる可能性が高いだけに心配。昭和28年の有田川大水害で被災した記憶、台風で屋根瓦が飛んだ記憶など、幼少の頃の怖かった災害が今も脳裏に焼き付いているだけに、台風や大雨となると、つい神経質になってしまう。



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