話題 1 : 嘘つきミッちゃん的人生観 田上 智
講演会備忘録
人生の彩の為歩き回り異種の経験をする
世間に対する視点が変わる
今からでも遅くない
―世の中の85%はオンレコード15%がオフレコ、オフレコの方が面白いー
1.停電
台風15号で特に千葉が被害が大きい。 アフリカで経験 6畳くらいの廣さ ディーゼル式手回し ベトナムでも同じだった 陸軍省の迎賓館で接待を受けた。
明治の金持ちも小型発電所を持っていた。不忍池近くの旧岩崎弥太郎邸。
2.すべては心に始まり心に終わる 稲盛和夫氏・・・“心”という著書を読んで
稲盛氏の母親が偉かった。
現金に始まり現金に終わるという感覚は変わらない
3.アフリカは変わった。援助より投資をして欲しいというようになった
4.以前は人材が海外にいったまま帰国せず、今は帰国して起業する。
5.アフリカの奴隷は400年の間に1000万人が運ばれた
6.ただし死亡率も高かった。一説に10%。
7.奴隷貿易が一番利益率が高い。100%。貴重な商品。
8.アフリカ西海岸は、奴隷海岸、穀物海岸、黄金海岸、象牙海岸。
9.国を富ませるには貿易、それより儲かるのは植民地支配
10. 大英帝国は植民地支配で潤った。ただ植民地の独立で帝国の凋落が始まった
11. EUとはドイツとフランスの物。イギリスは遅れて来た男だ。
12. EUの中からEUを看ると景色が違う(ギリシャの体験)
13. ノモンハン事件の本で日本人は変わっていない。下士官以下が強く指導層が弱い
14. Railwaysという男の物語、49歳で大企業の幹部社員が電車の運転巣になる
15. アメリカの高齢者の7割はもっと積極的に生きればと後悔している
16. 日本の歴史を再学習している。日本に鎖国は無かった。対馬と朝鮮。薩摩と琉球。
17. サハリン出張で北方四島問題が実感として理解できる。
18. 様々な体験 オーロラ ヘリコプター セスナ マラリア 爆破テロ ゾウの背
19. 井上光晴・・・全身小説家
20. 本当の貧困 (完)
話題 2 : HUAWEIはどうして世界最先端企業になれたのか? 高川雄一郎
Trumpのtwitter politicsにより着火した米中貿易戦争は,政治的摩擦を超え,米国が最も恐れる技術集団で,創業30余年にして,世界のICT市場ナンバーワンに躍り出た華為技術有限公司(Huawei Technologies)に対してピンポイント攻撃が続いている。
筆者は2008年3月から9年余り同社の上級顧問として技術戦略,施設設計法などにおいてアドバイスを行う機会に恵まれ,各種プロジェクトに携わってきたが,これまでに経験したFinlandのMNOであるSonera(現TeliaSonera)や米国のNetwork Solutions(現VeriSign)を超えたsmartな経営を実感することが出来た。本講演では,その一端を示しながらHuawei成長の背景を語った。
米国は,習近平体制が進める重要戦略「一帯一路」を具現化するためのシナリオ「中国製造2025」において,中核となるICT技術の全分野で米欧を追い抜き技術覇権を抑える中心的役割を演じている企業としてHuaweiを驚異に感じている。
Huaweiは,技術を重んじる創業社長の下,継続的に売り上げの10%をR&D投資に充て,絶えず世界を俯瞰しつつ,スピード感を持った経営を継続していることに強みがある。挑戦を恐れず,新技術を商用化し,PPPプロジェクト(官民協力事業)や産学協同体制によr先端技術開発エコシステムを世界各国に構築し,ICT分野においてスマホ,半導体,5Gなどのインフラ機器において世界トップシェアを誇るまでに成長した。
Huawei基本法と呼ばれる全6章103条のルールブックで,CSRや職務規範を明示し,IBMやSAPなどの協力を得て経営管理システム,研究開発評価システム,製造管理システムなど欧米企業以上のシステムを構築し,smart経営を実現している。
CEO輪番制に見られるように,“絶えず,経営幹部は使命感を,中間管理職は危機感を,そして一般社員は飢餓感を持て!”という社是を全社員に徹底し,危機感を忘れず,今般のような貿易戦争で部品供給停止も想定した経営面のKYT(危険予知トレーニング)も万全だ。米国との通商停止後も部品調達など経営に及ぼす悪影響を回避し,売上・利益率ともに貿易戦争前を上回る結果を出した。さらに米中関係が悪化する事態も想定し,スマホ用Androidを上回る高性能OSを内製化し,最新の5Gスマホに搭載した。
一帯一路が,pan Eurasianで計画を達成し,今やアフリカ,中南米を目指す中でHuaweiも海底線部門が南米~中国~アフリカを結ぶ大容量光海底ケーブル伝送路を構築したり,5Gさらには6G携帯インフラの世界制覇を目指した戦略を着々と達成していくであろう。今後もHuaweiの発展を注視すると共に,51番目の米州のような通商・外交政策を改め,同社をはじめ中国と上手く伍して行くべきだと思う。
次回第381回例会は令和元年12月2日(月)で,話題は次の通りです。
話題1 最近のICTに関するニュースから 桑原 守二
話題2 思い出に残る仕事・・・ 松本 慎二