古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

ゴミ・ステーションの草を刈りました。

2024年04月22日 23時26分13秒 | 古希からの田舎暮らし

 いつもの風景です。2024年最初の〈草刈り〉をしました。10月まで毎月刈ることにします。途中で87歳になりますが、まだ刈れそうです。でも「あと三年くらいは …… 」というのは無理でしょう。無理をして頑張るつもりはありません。

 道子さんは花壇の手入れをしました。いつもの〈大日如来〉さまの写真です。石ころがいっぱい集められているように見えますが、花立が動かないようにしているのです。道子さんだけでなく、一部の村の人が拝むのでしょう。なんとなく〈如来さまの気配〉がするような気がします。
 軽トラで「ゴミ・ステーションに行こう」と福地池をまわっていたら、「なんと!」堰堤の祠が元の位置にもどっています。

 何度も書きますが、この祠は福寿坊というお坊さんを祀っています。福寿坊は村人たちが苦労していた「福地池の堰堤の人柱」になったお坊さんです。罰当たりなイノシシがその祠を突き飛ばして、堰堤の下に転げ落としました。それが元にもどりました。軽トラをとめて、二人でしっかり拝みました。

 祠を見あげた写真です。ちゃんと元の位置にもどっておられます。祠が〈ほったらかし〉にならない。チャンと元にもどしてあげる。村の人たちのこころがいとしいです。 

『独ソ戦』を読んでイヤなのは、ドイツ軍です。スラブ民族を見下げ、『ボリシェビキ』(レーニンが率いた多数派の共産党)を見下げ、多くのロシア人を殺しました。あとでは「ヒトラーの命令で仕方なく …… 」と口をぬぐう。戦争は「ひどいことをする」ものですが、ロシア人に対する(人間に対する)感覚や態度が、ゆるせません。人間をゴキブリをたたき殺すように殺すのか。
 もう一人許せない人。アルベルト・シュペーア。ヒトラーお気に入りの建築家で軍需大臣。他のナチス幹部は死刑判決を受け、処刑されましたが、シュペーアは刑期20年でした。彼は「ホロ・コースト(ユダヤ人皆殺し)のことは知らなかった」と言い逃れて、刑期を終えました。本を書き、まるで生き残りの英雄のように講演したりして余生をおくりました。〈嘘っぱち〉だった。彼はヒトラーの命令で増産するためにユダヤ人を地下工場で働かせていました。シュペーアの死後、彼の所業があばかれました。「自分一人だけ嘘をついてイイ子になろう」とする態度が許せない。ぼくは一時期、『狂気の内幕』(シュペーアの書いた本)を読んだりして信じただけに、彼の醜さにイヤな気持ちです。     この項つづく。
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