はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

激走!!自転車in台湾 10 自転車購入 8

2011年08月15日 06時15分17秒 | 自転車
おととい、ライブのダブルヘッダーで、しかも後の一つは徹夜・・・・
昨日は早々と寝てしまい、2日間も空けてしまいました


東湖のGIANTショップにて。
しばらく店内で待っていると、店の主人らしき人が現れました。

「あぁ、ゴメン、ゴメン。XTC2は売れちゃってねぇ、もう無いんだ」

・・・と、言われることを、半ばあきらめ気分で想像していたのですが(そういう心の準備をしておかないと、これ以上失望するとココロが折れてしまいそうなので、きっと自己防衛のためですね)、そんなことはなく、別の場所に連れていかれました。

「XTC2のシルバーのSサイズね?」
と確認して、持って来られた段ボール箱

中には、おぉ!! XTC2が!!

新品です。店頭にも並べられてなかった、ピッカピカです。
「こ、、、これが、ボクのモノに・・・・」
紆余曲折あって、ホントに苦労しましたが、これで台湾に来た甲斐がありました
いいモノが買えて、良かった~
段ボールから次々とパーツが出されて、といってもほとんどは組んであるので、ハンドルとか車輪とかですが、セットされていきます
やれやれ、ほんとによかった



荷物をおいて、しばらく組み立てを眺めているとすっかり落ち着いてきました。
ぐるりと見回すと、GIANTショップですが、いろんなメーカーのを扱っているようです。

COLNAGO、Corratec、BIANCHI、MONTAGUE、ルイ・ガノ、DAHON、Marin、Dorcus。

その中で目を惹いた一台、無塗装のアルミに黒い艶消しの塗装。なかなか渋い。
「特価24000元」の値札が付いています。

「Dorcus?」

はて、聞いたこともありません。
確かに素人ですが、どんなメーカーでも聞いたことくらいはあるはずなのですが
よほどマイナーなメーカーなのでしょうか。
値段だけ見ると、そこそこのレベルにあるモデルのようです。

店の人に聞いてみると、ドイツのメーカーとのこと(でも帰ってきて調べたら、実は・・・)
XTC2の組み立て作業中ですが、あまりにも気になったので、申し訳ないんですがと、ちょっと中断して広いところに出してもらいました。

うむむ、、、カッコイイ・・・。

自転車のことをよくご存知の方は、この時点で絶句されていることと思います。
なんでXTC2を破格で買えるところを、訳の分からないメーカの高いモデルを「カッコイイ」というだけの理由で・・・

でも、付いている装備を見て見ると、ほぼ同等か、若干Dorcusの方が上(値段が高いから当然といえば当然です)。
フレームの塗装はDorcusは無塗装の部分があり、XTC2はクリアが吹いてあります。
フレームの溶接は明らかにXTC2の方が上手ですね
XTC2は箱入り娘、Dorcusは展示品。
値段はDorcusの方が14千円ほど高い。

ここまで考えたら、明らかにXTC2を買うのが当たり前なのですが、それでもここで迷ってしまいました。
うむむ、、、アホです
しばらく時間をもらって考えていましたが、やはり訳のわからないメーカー、ということがネックになって買う決心が付きません。

店の主人に「ちょっと頭を冷やしてきます」と言って店を出て、ヨメに電話しました。
Dorcusをネットで調べてもらおうと思ったのですが・・・・

「もしもし」
「はいはい、(ドーン!!)」
「今、どこ?」
「(ドドーン)今近所の花火大会に来てる」

ガーン・・・・

「何時に帰る?」
「9時半くらいかなぁ」

仕方がない、友達に電話して調べてもらう・・・ 

電話番号の入った日本のケータイは宿に置いてきてしまった・・・・(ガックシ)

もう調べようがありません。
分かっているのはドイツのメーカー(でも実は・・・)で台湾で作っている、という情報だけ。

ジュースを買って、道端に座ってゴクゴク飲みます。
かれこれ1時間以上も悩んでいます。
もう、これ以上引き延ばすのも、店の人に申し訳ないし(ちなみに店は夜の11時まで開いている!!)。
店に戻りました。

店に戻っても、どっちかに決めていた訳ではありません。
でも、もう決めないと、戻ってきてまだ迷っていたら、店の人もいい加減イヤになると思いますし、自分ももう決めないとイカンと思いましたので、エイヤ!! とその時の気分で決めてしまいました。

選んだのは、なぜかDorcus・・・・・

ただカッコイイというだけではありませんよ。
みんなが持っていて、みんなが「これはイイ」と知ってるモノに、あまり魅力を感じない、そういう性分なんです、これだけは笑われようが、バカにされようが、自分でもしょうがない。

いや、一番は「知る人ぞ知るイイもの」というのがもっともカッコイイ
次が、誰も知らないけどそれなりにイイもの。
その次が、知る人ぞ知るボロイもの(安く買うことが条件)。
で、その次がみんな知ってるいいモノ。

基本的に良くないモノは嫌いで、「いいモノなんだけどボロイ」は十分守備範囲です


そんな訳なので、1番か、せめて2番を期待してDorcusです。
それでも値段がより高い方なので、普段はこんなリスクのある買い物はしないのです。
が、このリスクを軽減する手段が無く、しかも今日決めないと明日からの行動に影響が出てしまう。
したがって、リスクがない「みんなが知っているイイもの」を安く買うか、リスクのある「知る人ぞ知る、もしくは誰も知らない、いいかもしれない(とりあえず付いてる装備は良い)」ものを高く買うか、の選択をしないといけない状況です

で、こういう極限の状況下では、より自分の本性が出るのではないかと思います。
そして、半分やけくそで指差したのは、リスクの塊りだったのでした・・・・


最新の画像もっと見る

コメントを投稿