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【日曜特集】百里基地五〇周年航空祭【2】荒天予報跳ね返す首都防空精鋭部隊(2016.11.26-27)

2016-12-18 20:56:15 | 航空自衛隊 装備名鑑
■ファントム発進!百里基地
 ファントム発進、百里基地。日曜特集、百里基地五〇周年航空祭、第二回は晴天に恵まれた土曜日特別公開日と荒天予報を跳ね返した日曜日本番の情景を共に紹介しましょう。

 百里展開、こうして今回特別公開日を茨城空港から撮影、F-4EJとRF-4の展示機が並ぶ航空公園には基地を一望出来る高台がありまして、ここから、この付近から滑走路などを望むことが出来ます。実は茨城空港は阪急桂駅よりもターミナルが狭く、航空祭週間は午前中いっぱい、空港利用者以外空港に立ち入る事が出来ません、当初補給など心配なところ。

 茨城空港航空公園は、足を運んでみますと手洗い設備がありますし、茨城空港のターミナルビル入口付近、つまりターミナルの外にコンビニエンスストアもありまして、ここで補給を摂る事が出来ました。午後からはターミナルビルで食事も出きまして、麺類や丼に軽食等、実はこの茨城空港ターミナルビルが百里基地で最寄の食事ができるお店、とのこと。

 ブルーインパルスの飛行展示を午前中に行い、偵察航空隊戦術偵察展示とファントム機動飛行を午後の遅い時間帯に行う、という、実は最も混雑する飛行展示プログラムでしたので、この特別公開日に可能な限り撮影しておくという必要性を痛感しました。もちろん、翌日の航空祭本番は悪天候の予報があり、晴天の特別公開日も意味は大きいのですが、ね。

 来場者の動員規模には大きな波、ピークがあります。それは航空祭において何を重視するのか、という事なのですけれども、ブルーインパルスを重視したい近隣の方々と、この基地ならではの迫力の飛行展示を視たいという遠方からの方々、という違いです。これは一般に遠方からの方はブルーインパルスを方々の基地で撮影する事が出来る為、というもの。

 フィナーレをかざるのはブルーインパルス、というプログラムが一般的でして、逆に飛行展示を重視する方々はブルーインパルス飛行展示前に、機動飛行や基地所属機の大編隊を撮影しますと、ブルーインパルス飛行展示までの一時間から二時間の時間の間に帰路に就く、一般の方はその瞬間に空いた基地内で目いっぱい堪能し、帰路に就く、こうした流れ。

 今年度の航空祭、他にも岐阜基地航空祭ではブルーインパルス飛行の次に異機種大編隊を展示する事がありますし、数年前の築城基地航空祭もブルーインパルス飛行展示の後にF-2とF-15の機動飛行展示を組んだことがありますが、ブルーインパルス飛行展示目当ての人は最後まで視てゆこう、となりますし、遠征組は、ここから本番だ、となり最後まで混む。

 こうして、前日の特別公開日で総合予行の最後まで撮影しました、翌日はブルーインパルスの飛行展示までとどまらず、目いっぱい地上展示機、特に今年しか撮影する事が出来ないブルーファントム、青ファントム、特別塗装機を撮影しよう、と計画しました。航空機ではなく航空祭、満員の会場の活況等も、本番ならではの写真として撮影したいものです。

 茨城県なのだから百里基地航空祭を撮影した後には、大洗観光を敢行したいもの。友人と水戸市内に一泊しまして、本当は大洗に一泊し鮟鱇鍋を頂きたかったのですが、航空祭実施の週末に二部屋確保出来て駐車場のある宿泊先を直前に確保出来ることなど有り得ず、水戸に一泊しました、前宿泊した事があるホテルが電話予約であいているという事でした。

 大洗観光では、何より一杯やる気満々でしたので、一旦水戸のホテルに車両を置きまして、鹿島臨海鉄道にて大洗へ、少々暗くなり始めた時間帯でしたが、リゾートアウトレットモールのガールズ&パンツァーミュージアムにて散財し、その後に鮟鱇鍋を、と思ったものの閉館時間、あんこう鍋は仕方ない、残念に思いつつ夕食は別別々のお店で頂くことに。

 ミホニウムが第113番元素として学会で初めて認められたことに大盛り上がりの大洗、ミホニウムとは西住みほさんから抽出された新元素に違いないと一部でもう大盛り上がりとなったミホニウム、よく難しい新聞を読み返しますと、ミホニウムではなにニホニウムで西住みほさんではなに、ニッポンから採った名前ではないかとはさておき、大盛り上がり。

 逸見エリカさんの看板で有名なお店で鮨を頂くつもりが流石は週末の予約だけで満員御礼、そこでオレンジペコさんの看板で有名な酒屋さんのBARにて一杯やる事としました。この店で一番強いのをお願いします、というと、隣に勝田の陸上自衛隊の方が居ましたが、その強いではなくお酒の方で一番強いのを、と言い直し、ワイルドターキーをロックで。

 オレンジペコさんのお店で黒ビールとハーフにワイルドターキーやワインとを頂き気分を盛り上げ、そのまま大洗駅前の宿敵T-34戦車の看板のお店にて、御寿司で清酒や焼酎を嗜み、鹿島臨海鉄道普通列車にて水戸市内へ戻りました。寿司は流石鹿島灘に面する大洗、清酒とも焼酎ともよく合い、常連も賑やかで雰囲気も楽しい、美味しかったですねえ。

 航空祭本番の朝、天気予報は当たりました、つまり雨が降った。友人は、もう、いい、や、と。大洗観光に重点を置くこととしていましたが、当方としてはやはり青ファントムは撮影しておきたい、そこで友人が基地近くまで送って行ってくれることになります。渋滞渋滞に大渋滞、凄いですねえ、本当に渋滞で基地数km先から、もう車列が全く動かない。

 渋滞航空祭のその名の通りの状況に、渋滞を巧みに避け、というのも大洗観光のついでに送って行ってくれるのですから渋滞が目指す先、百里基地特設駐車場へ車両展開する必要などない訳ですから、国道県道農道山道街道旧道水道地下道食道、渋滞せず自動車が通れる道全てを駆使し、基地正門から5km先まで送ってもらいました。さあ、此処から徒歩だ。

 百里基地へ徒歩で行く、というとかなり無謀に見えますし、正門まで5kmというのは遠く感じますが、特設駐車場入り口までは3km少々、しかも自動車ではこの3kmを移動するには数時間を要しますが、徒歩ですとこの状況、本当に早いです。渋滞で道路上は全く動かず、それはもうあたかも駐車場のごとき状態、路線バスも渋滞に嵌り完全に動きません。

 徒歩では路線バスなどをどんどん追い抜きまして、迷った時はワンコ散歩中の住民の方や茨城県警のお巡りさん、誘導に当たっている航空自衛官さんや農家の方に道を聞きまして何とか到達、徒歩で四時間かかった、訳は無く時計を見ますと25分で基地に着く、駐車場の入口ですね、此処から渋滞の無い基地内循環バスを利用してエプロン地区へ到着です。

 石岡駅からのシャトルバスは結局所要時間二時間を要したとのこと。友人に感謝です、その後聞いてみますと、幸い、渋滞に巻き込まれず離脱できたといいまして大洗の町中からファントム9機編隊は見えた、との事です。次回は新鉾田駅付近から折り畳み式自転車で移動するのもいいのでしょうか、小松基地航空祭では折り畳み式自転車を重宝しました。

 百里基地航空祭会場は、活況でした。駐車場やシャトルバス臨時ターミナルから滑走路誘導路に沿ってエプロン地区へ向かうのですが、この誘導路沿いは滑走路に沿って進んでいますから、ここから発着の様子を見る事も出来るのです、しかし、この航空祭本番での今日一番撮影したい被写体は、そう地上展示のブルーファントム、特別塗装RF-4そのもの。

北大路機関:はるな くらま
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