■年末自衛隊最新装備2017
毎年恒例の年末特集、今年も撮影しました多種多様、国土防衛に当たる自衛隊最新装備を総覧します。
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16式機動戦闘車量産車、伊丹駐屯地にて撮影しました。日本原駐屯地第14戦車中隊へ配備されており、伊丹駐屯地では本邦初の観閲行進に参加、新年度には第15即応機動連隊機動戦闘車中隊へ配備されます。今後新編される戦闘偵察大隊へ配備される事となるでしょう。
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16式機動戦闘車試作車は富士学校戦車教導隊第4中隊へ配備開始となりました、富士総合火力演習では機動走行展示を行っています。この際には一時的管理替えであると説明を受けましたが、9月に量産車の戦車教導隊配備が開始されており、運用がいよいよ本格化する。
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AAV-7水陸両用車、装備実験隊の車両で年度末に新編される水陸機動団の骨幹戦力となります。富士総合火力演習にて一般公開されました。24名が乗車可能で外洋の波浪に耐える大型の車体が特色、昨年度富士総合火力演習では米軍AAV-7が展示、本年は自衛隊のもの。
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島嶼部防衛へ58両が調達されるAAV-7水陸両用車、AAVとは両用強襲車両の略称で大型装甲車ながら陸上最高速度は72km/h、海上最高速度は13km/hと高い機動力を有し、自衛隊へ配備された車両には新装備のMk19自動擲弾銃や増加装甲が標準装備されていました。
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Mk.19自動擲弾銃、AAV-7水陸両用車の機関銃塔へ搭載されている40mm自動擲弾銃で、米陸軍のMk.19 Mod 3に相当します。陸上自衛隊には96式自動擲弾銃が96式装輪装甲車用に調達されていますが、AAV-7調達が緊急性を有するためにMk.19の調達となりました。
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12式地対艦誘導弾システム弾薬輸送車、10tトラックに搭載の弾薬輸送車両と思われます、富士学校創設記念富士駐屯地祭にて駐車されていました。この種の車両は観閲行進には必ずしも参加せず中々みられません。1基数を発射機分に加え2斉射分としているもよう。
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かが、いずも型ヘリコプター搭載護衛艦二番艦にあたり、満載排水量27000tの全通飛行甲板を有する海上自衛隊最大の護衛艦です。三月に佐世保でのヘリコプター搭載護衛艦くらま除籍と同日横浜で就役しました。母港は広島の呉基地、第4護衛隊群に所属しています。
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新護衛艦かが竣工により、海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦は、はるな、ひえい、しらね、くらま、のヘリコプター巡洋艦型から、全通飛行甲板型護衛艦である、ひゅうが、いせ、いずも、かが、へと世代交代を果たし、将来多様な艦載機の搭載が期待されています。
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あさひ型護衛艦あさひ、最新型だ。今年秋には二番護衛艦しらぬい、進水式を迎えました。護衛艦あさひ、満載排水量6900t、OQQ-24/O QR-4ソナーを搭載し対潜任務を重視し、OPY-1レーダーとしてFCS-3性能向上研究による新レーダーを搭載し高い個艦防空能力を併せ持つ。
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あさひ、は年度末に竣工予定で、二番艦しらぬい、とともに護衛艦むらさめ型から始まる20隻の汎用護衛艦装備体系が完成します。海上自衛隊は今後、3900t型護衛艦として満載排水量を5000t程度に抑えた多機能護衛艦の20隻以上大量建造へ移行してゆくとのこと。
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NSSM、試験艦あすか艦上の新型艦対艦ミサイルです。12式地対艦誘導弾艦載試験として実施されているもので、横須賀サマーフェスタにて試験艦あすか一般公開の際に公開されました。SではなくNから始まる新名称と解説されており射程等も強化されているという。
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新対艦ミサイルについて、射程強化は射程延伸を示すものでは必ずしもなく、12式地対艦誘導弾に導入された欺瞞経路機能を示すものと思われ、射程は同程度でも当該目標へ大きく迂回経路を飛翔し多数を同時に殺到させる飽和攻撃能力を示しているのかもしれません。
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F-35A戦闘機、航空自衛隊へ配備開始となった第五世代戦闘機です。本年、AX-5とAX-6が小牧基地に隣接する三菱重工小牧FACOにて最終組み立てを完了し初飛行を果たしました。昨年の先端技術実証機に用いられるX-2実験機初飛行に続く最新鋭航空機の話題です。
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F-35Aは年度末に航空自衛隊三沢基地へ臨時F-35飛行隊が編成、来年度末には百里基地よりF-4EJ改飛行隊を三沢へ移駐させ正式にF-35飛行隊への改編が始まります。航空自衛隊にとり厳しい安全保障情勢から戦闘機の第三世代戦闘機の第五世代戦闘機への更新は喫緊の課題です。
北大路機関:はるな くらま
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毎年恒例の年末特集、今年も撮影しました多種多様、国土防衛に当たる自衛隊最新装備を総覧します。
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16式機動戦闘車量産車、伊丹駐屯地にて撮影しました。日本原駐屯地第14戦車中隊へ配備されており、伊丹駐屯地では本邦初の観閲行進に参加、新年度には第15即応機動連隊機動戦闘車中隊へ配備されます。今後新編される戦闘偵察大隊へ配備される事となるでしょう。
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16式機動戦闘車試作車は富士学校戦車教導隊第4中隊へ配備開始となりました、富士総合火力演習では機動走行展示を行っています。この際には一時的管理替えであると説明を受けましたが、9月に量産車の戦車教導隊配備が開始されており、運用がいよいよ本格化する。
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AAV-7水陸両用車、装備実験隊の車両で年度末に新編される水陸機動団の骨幹戦力となります。富士総合火力演習にて一般公開されました。24名が乗車可能で外洋の波浪に耐える大型の車体が特色、昨年度富士総合火力演習では米軍AAV-7が展示、本年は自衛隊のもの。
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島嶼部防衛へ58両が調達されるAAV-7水陸両用車、AAVとは両用強襲車両の略称で大型装甲車ながら陸上最高速度は72km/h、海上最高速度は13km/hと高い機動力を有し、自衛隊へ配備された車両には新装備のMk19自動擲弾銃や増加装甲が標準装備されていました。
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Mk.19自動擲弾銃、AAV-7水陸両用車の機関銃塔へ搭載されている40mm自動擲弾銃で、米陸軍のMk.19 Mod 3に相当します。陸上自衛隊には96式自動擲弾銃が96式装輪装甲車用に調達されていますが、AAV-7調達が緊急性を有するためにMk.19の調達となりました。
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12式地対艦誘導弾システム弾薬輸送車、10tトラックに搭載の弾薬輸送車両と思われます、富士学校創設記念富士駐屯地祭にて駐車されていました。この種の車両は観閲行進には必ずしも参加せず中々みられません。1基数を発射機分に加え2斉射分としているもよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/df/b4a60ae0e6d91dda59e8bcecc5825c2d.jpg)
かが、いずも型ヘリコプター搭載護衛艦二番艦にあたり、満載排水量27000tの全通飛行甲板を有する海上自衛隊最大の護衛艦です。三月に佐世保でのヘリコプター搭載護衛艦くらま除籍と同日横浜で就役しました。母港は広島の呉基地、第4護衛隊群に所属しています。
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新護衛艦かが竣工により、海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦は、はるな、ひえい、しらね、くらま、のヘリコプター巡洋艦型から、全通飛行甲板型護衛艦である、ひゅうが、いせ、いずも、かが、へと世代交代を果たし、将来多様な艦載機の搭載が期待されています。
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あさひ型護衛艦あさひ、最新型だ。今年秋には二番護衛艦しらぬい、進水式を迎えました。護衛艦あさひ、満載排水量6900t、OQQ-24/O QR-4ソナーを搭載し対潜任務を重視し、OPY-1レーダーとしてFCS-3性能向上研究による新レーダーを搭載し高い個艦防空能力を併せ持つ。
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あさひ、は年度末に竣工予定で、二番艦しらぬい、とともに護衛艦むらさめ型から始まる20隻の汎用護衛艦装備体系が完成します。海上自衛隊は今後、3900t型護衛艦として満載排水量を5000t程度に抑えた多機能護衛艦の20隻以上大量建造へ移行してゆくとのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/d8/c82b08e27006c273ec4aa60c902386d9.jpg)
NSSM、試験艦あすか艦上の新型艦対艦ミサイルです。12式地対艦誘導弾艦載試験として実施されているもので、横須賀サマーフェスタにて試験艦あすか一般公開の際に公開されました。SではなくNから始まる新名称と解説されており射程等も強化されているという。
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新対艦ミサイルについて、射程強化は射程延伸を示すものでは必ずしもなく、12式地対艦誘導弾に導入された欺瞞経路機能を示すものと思われ、射程は同程度でも当該目標へ大きく迂回経路を飛翔し多数を同時に殺到させる飽和攻撃能力を示しているのかもしれません。
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F-35A戦闘機、航空自衛隊へ配備開始となった第五世代戦闘機です。本年、AX-5とAX-6が小牧基地に隣接する三菱重工小牧FACOにて最終組み立てを完了し初飛行を果たしました。昨年の先端技術実証機に用いられるX-2実験機初飛行に続く最新鋭航空機の話題です。
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F-35Aは年度末に航空自衛隊三沢基地へ臨時F-35飛行隊が編成、来年度末には百里基地よりF-4EJ改飛行隊を三沢へ移駐させ正式にF-35飛行隊への改編が始まります。航空自衛隊にとり厳しい安全保障情勢から戦闘機の第三世代戦闘機の第五世代戦闘機への更新は喫緊の課題です。
北大路機関:はるな くらま
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