北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

京都平野神社 月夜に映える一分咲の夜桜

2007-03-31 21:24:29 | 写真

■平野の夜桜

 先日、北野天満宮・平野神社についての記事を掲載したが、平野の夜桜という記述を繰り返し使ったものの、よくよく記事をみかえせば肝心の夜桜の写真が無いということもあり、まだまだ満開には程遠いものの、一昨日、思い立ったら吉日ということで、夜景撮影へと展開した。

Img_7809  月の良い夜であった。夜桜見物といえば、二条城、清水寺などがあげられるが、友人と検討の末、入場料の不要な平野神社に行くということになった。考えてみれば入場料を支払って一分咲では悲しいという事もあろうし、一つ妥当な選択であったとえいよう。

Img_7788_2  平野神社の鳥居を先日とは逆の方向から撮影したもの。長時間露光にて撮影したものだが、常夜灯と水銀灯の淡い光が朱色の鳥居を浮き上がらせている。

Img_7759  平野神社という一目でわかる写真、昼間とは全く異なる情景。夜桜撮影に展開、とはいえ悲しいかな思いつき展開である為三脚の準備は無い、そういったときには兎に角発想にて勝負である。思いついたのはアタッシュケースの上にカメラを置き、セルフタイマーで撮影すること、そして真上にカメラを向けて置いて長時間露光での撮影である。

Img_7760  写真は、見方によっては、散った後で閑散とした屋台という情景に見えなくも無いが、一分咲のという状況である。一分咲であるため、見ての通り人通りは疎らである。なお、この通路を先に進むと西大路通である。

Img_7791  夜桜だけでは、ということで本殿に向かう。昼間とは異なった情景である。長時間露光であれば多少人影があっても、動いていれば写ることは無いが、光の加減によっては変な写り方をすることがある、しかし、今回は殆ど人がいない為思い思いの写真を撮影できた。

Img_7762  桜並木、平野神社の真骨頂というべき桜の回廊もまだ蕾である。隣の屋台や出店の喧騒な空間とは別次元のようである。蛇足ながら、この回廊は出入り自由であった。満開となれば、桜花が反射し荘厳な情景となる。

Img_7806  本殿に向かう途上にある満開の枝垂桜。多種多様な桜が境内一杯に並ぶ平野神社では、満開の桜もあれば蕾だけの桜もあり、開花時期が異なる桜により、より長い間、桜の花見を楽しむことが出来る、これも平野の夜桜が名高い所以の一つであろう。なお、茣蓙を広げての花見は、場所代一人当たり500円が必要である。阿漕な商売ともみえるが、コモンズの悲劇を防ぐ為には必要な措置なのだろう。

Img_7808  平野の夜桜、まだまだ開花と花見が楽しめるのはこれからである。写真にて掲載したのは平野神社の魅力のほんの一分も掲載できていないが、京都にはこうした桜花の名所が無数にあり、春を咲き誇っている、みなさんもお時間があれば春の京都をご覧に出掛けられてはいかがであろうか。

HARUNA

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