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新サンタコスのひつじのしつじくんとメイドのメイちゃんに脱力感を感じた2023年12月

雑な仕上げの新サンタコスにガッカリ

 my daizのひつじのしつじくんとメイドのメイちゃんの12月のお着替えはサンタクロースの衣装で、例年12/23の午前10時にスタートする。この月は週末のお着替えは設定されていない。12/23は午前10時から午後3時まで、クリスマスイブの12/24とクリスマスの12/25は終日サンタコスだ。初出は、iモード版iコンシェルがスタートした2008年まで遡る。翌年にデビューしたメイドのメイちゃんは2009年が初披露。my daizのサービス開始でお着替えをしなかった暗黒の2018年だけを飛ばして足かけ16年、通算15回目のお着替えで、日本のモバイルコンテンツの伝統芸である。

my daizのひつじのしつじくんとメイドのメイちゃんは恒例のサンタコス

 ところが、である。
 2023/12/24にmy daiz/ひつじのしつじくん公式Xアカウントのポストは目を疑うものであった。兄妹のサンタ衣装が変化していたのだ。

「今日はクリスマスイヴだね。my daiz/ひつじのしつじくん公式Xアカウント、2023/12/24のポスト

 どうにも貼り付け感と言うべきか、まるで型紙を上から当てているような違和感のある見た目だ。2020年クリスマスのツイートの画像と比較してみるとその差は歴然である。
2023年と2020年のサンタコスの比較

 なにか展開があるのかと思ったが、翌25日午前0時の投稿でも特に衣装の変化には触れていない。一体どうしてしまったのか。デザインの好き嫌いはともかく、率直に言って以前のほうが丁寧な仕上がりである。
my daiz/ひつじのしつじくん公式Xアカウント、2023/12/25のポスト

 変化させることを否定する気は無いが、ひつじのしつじくんとメイドのメイちゃんのお着替えが積み上げてきた歴史に泥を塗ってほしくはない。


トークも画像表示エラー

 もう一つのクリスマスのお楽しみと言えば、my daizのキャラの部屋のトークでメイドのメイちゃんの「メリークリスマース☆」を聞くことである。しかし、今年のクリスマスではこのコンテンツにも問題が生じていた。
 「クリスマスだね」と話しかけると、例年どおりメイちゃんは「メリークリスマース☆」と可愛らしく返してくれるのだが、恒例の兄妹の画像は表示されず、Webサーバーのエラー画面となった。

キャラの部屋のトークで、メイドのメイちゃんのメリークリスマスは画像表示エラーに

 しゃべってコンシェルのサービス完全終了でサーバー等関連機器を撤去したのだろうか。これまで同サーバーから読み込んでいた画像が表示されなくなったと推測される。こういう事象が発生するということは、このコンテンツの挙動をチェックする業務がすでに存在しないということだ。不具合があっても「ありのまま」でサービス提供します、というジャンク状態に落ちぶれてしまった。ただただ残念である。


NTT法見直し場外乱闘の余波?

 完全に邪知である。
 2023/12/16のポストでは、12月16日が電話創業の日であることを教えてくれた。1890年12月16日に、当時の逓信省により日本で初めて東京市内と横浜市内で電話事業が始められたそうだ。折しもNTT法見直しを巡る議論がなされている最中であり、固定電話サービスを彷彿させるポストに意味があるようなないような。いや、そう思うからそう感じるのだ。

my daiz/ひつじのしつじくん公式Xアカウント、2023/12/16のポスト「電話創業の日」


参考

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