熟田津の海ほほづきを鳴らさばや 大野崇文
「俳句」9月号
「熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかないぬ今は漕ぎいでな」
熟田津といえば、すぐに思い出す万葉集の歌だ。
海ほほづきを鳴らしたいなあ・・・と逸る作者の心は、童心そのものだ。
詠嘆を表す助詞「ばや」により、勢いもある万葉風な一句となっている。
「俳句」9月号
「熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかないぬ今は漕ぎいでな」
熟田津といえば、すぐに思い出す万葉集の歌だ。
海ほほづきを鳴らしたいなあ・・・と逸る作者の心は、童心そのものだ。
詠嘆を表す助詞「ばや」により、勢いもある万葉風な一句となっている。