ちいチャン物語

きまぐれブログ。
絵のない絵本のような、小さい物語です。


Play back ちいチャン物語(115おばあちゃんの教え・その4)

2017年03月30日 19時06分54秒 | 日記

夕食時、テーブルに煮物がありました。

ちいチャンは、コンニャクを取ろうかニンジンをとろうか迷っています。

コンニャクを取ろうと箸を付け、やっぱりニンジンにしよう!と、ニンジン

に箸を付けようとしたら、おばあちゃんが、

「ちいチャン、一度箸を付けた物は、取らないといけないよ。」

と、言いました。

“迷い箸”と言って、やってはいけない箸の作法なのだと、教えてくれ

ました。

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Play back ちいチャン物語(114)大きい靴を買うおばあちゃん

2017年03月29日 19時46分15秒 | 日記

「ちいチャン、足を入れてごらん。」

と、おばあちゃんが言います。

ちいチャンの靴を買う時、おばあちゃんは、少し大きめの靴を買います。

ちいチャンは、新しい赤い靴に足を入れます。

「もっと、ずっと奥まで足を入れて。」

おばあちゃんが言います。

おばあちゃんは、かかとの隙間に指を入れて、靴の大きさを測ります。

「このくらいかな。」

かかとの後は、2㎝ほどの隙間がありましたが、おばあちゃんは、その靴を

買いました。

家に帰って、おばあちゃんは、もう一度大きさを測ります。

「ちいチャン、足を入れてごらん。」

今度は、おばあちゃんは、つま先の方のゆるみを見ています。

つま先は、指で押すとペコンと引っ込みます。

おばあちゃんは、綿を持って来てちぎり、つま先の方へクイクイと入れます。

「はい、もう一度足を入れてごらん。」

ちいチャンは、靴に足を入れます。

おばあちゃんは、また、つま先を押しました。

今度は、ペコンとは引っ込みません。

「うん、いいね。ちょうどいいよ。」

ちいチャンの新しい靴は、いつも、つま先には綿が入ります。

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Play back ちいチャン物語(113)おばあちゃん式ご飯の温め方英語バージョン

2017年03月28日 19時20分52秒 | 日記

A grandma warms up the rice

Cooks rice with the electric rice cooker.

 

It cooks rice only.

 

It has no other feature.

 

There isn’t a heat keeping feature, too.

 

There isn’t a microwave oven, too.

 

Grandma cooks the rice exactly good quantity, every day.

 

But sometimes a little rice is left.

 

Chii likes the cold rice.

 

But grandma doesn’t like it.

 

When the rice is cooked grandma opens the lid of the electric rice cooker.

 

And she puts the cold rice on the rice inside the electric rice cooker.

 

And then she closes a lid. Bang !

※日本語版

ちいチャン物語(67)おばあちゃん式ご飯の温め方

 

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Play back ちいチャン物語(112)千羽鶴に挑んだ日々

2017年03月27日 19時03分43秒 | 日記

ある日、ちいャンは、

(千羽鶴って、いいなあ。すごいなあ。)

と、思いました。

(千羽鶴を作ってみよう!)

ちいチャンは、そう思い立ち、おばあちゃんに言って、新聞に入って来る広告の紙を

もらいました。

ハサミでチョキチョキ四角に切ります。

おばあちゃんは、裁ちバサミを貸してくれました。

裁ちバサミは重くて、ちいチャンの指にハサミの後が付きます。

ちいチャンは、広告の紙を切って、鶴を折って、紙がなくなったらまた切る事にしました。

ちいチャンは、毎日、鶴を折ります。

ちいチャンは、毎日、折った鶴を数えます。

ちいチャンは、鶴を折った後で、毎日、一羽から数えていました。

鶴も、だんだんと増えて行きます。

ちいチャンは、できた鶴の数を書いたり、数で分けたりしませんでした。

その内、鶴を折る事よりも、鶴の数を数える事に疲れてしまいました。

そして、数を数えなくなりました。

だから、

ちいチャンは、自分が全部で何羽折ったのか、わかりません。

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Play back ちいチャン物語(111)お膳でご飯を食べる家長

2017年03月26日 20時00分59秒 | 日記

ちいチャンの家では食事の時、家長はお膳でご飯を食べます。

お盆や暮れに、家族がたくさん集まると、それぞれの家庭の家長は、

別室に集まり、お膳を囲みます。

そして、子供たちは、母親と一緒に隣の部屋で、賑やかに食事をします。

家長のお膳には、おかずが一品多く乗っています。

ちいチャンは、それが当たり前の生活の中にいました。

少し大きくなったちいチャンが、お友達の家へ泊まりに行った時、そこの家では、

おじいちゃんも、おばあちゃんも、おとうさんも、おかあさん子供たちも、

みんな一緒に食事を囲んだので、ちいチャンは、ビックリしました。

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Play back ちいチャン物語(110)台所の水がめ

2017年03月24日 18時59分35秒 | 日記

ちいチャンが小さい頃、台所に釜戸があり、その横に水がめがありました。

水がめは四角い形をしていて、周りは四角の小さなタイルで囲まれていました。

水がめの上には、お風呂の蓋のような蓋がかぶせてあります。

蓋の上には、水まきをする時に使うような柄杓(ひしゃく)が置いてあります。

水がめは、非常用に水を汲んで入れてあるようでした。

時々、おばあちゃんは、柄杓で水を汲み、台所の洗い物に使います。

中の水を使い切ると、おばあちゃんは、水がめ用のバケツに水を汲んで運び、

水がめの中に入れます。

バケツは大きいので、とても重そうです。

バケツひとつでは、水がめは一杯にはならないので、

おばあちゃんは、何度も水を汲んで運びます。

非常用の水なので、水がめの中にはいつも、きれいな水を入れておかなければ

いけないようでした。

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Play back ちいチャン物語(109)おばあちゃんの教え・その3

2017年03月23日 19時11分00秒 | 日記

夏の頃、お墓の近くに、赤いかんざしの様な花が咲きました。

それは、お墓のあちらこちらに咲いていて、赤の色が鮮やかでした。

「おばあちゃん、あの花きれいだね。」

ちいチャンがお墓の方を指さすと、

「ちいチャン、お墓を指さしてはダメだよ。お墓を指さすと指が曲るよ。」

と、おばあちゃんが言いました。

それから、

「あの花は、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)と言って、毒があるから触っては

ダメだよ。」

と、言いました。

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Play back ちいチャン物語(108)おばあちゃんの教え・その2

2017年03月22日 18時29分37秒 | 日記

大きいお兄さんが、口笛を吹きながら桟橋を歩いています。

潮風に乗って、メロディーが聞こえて来ます。

(わあ~、すごいなあ。)

口笛を吹くお兄さんは、かっこ良く見えました。

ちいチャンは、大きいお兄さんのマネをして、

唇をとがらせて吹いてみました。

ふー!ふー!ふー!

音は出てきません。

ふー!ふー!ふー!

音のない息だけが出て来ます。

(口笛が吹けるようになりたい。)

と、ちいチャンは思いました。

翌日からちいチャンは、口笛の練習を始めます。

ふー!ふー!ふー!

ふー!ふー!ひゅー!

ひゅー!ひゅー!ピュー!

最初はぜんぜん出なかった音が、すこ~し出る様になりました。

ある日の夜、

口笛の練習をすると、

ピーー!!

唇から大きな音が出てきました。

(あっ!吹けた!)

ちいチャンは、びっくりして、そして嬉しくなりました。

すると、おばあちゃんが、

「ちいチャン、夜に笛を吹くもんじゃないよ。夜に笛を吹くと、蛇が出るよ。」

と、言いました。

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Play back ちいチャン物語(107)敷居にろうそく

2017年03月21日 20時11分38秒 | 日記

ちいチャンの家の各部屋は、障子(しょうじ)、襖(ふすま)、引き戸で仕切ら

れています。

障子をスーッと開けて、パタンと閉めます。

襖をスーッと開けて、パタンと閉めます。

引き戸をスーッと開けて、パタンと閉めます。

時々、障子や襖や引き戸が、スーッと開かなくなる時があります。

ガタッと引っかかったり、手前と後の障子がぶつかったり。

おばあちゃんは、障子にハタキをかける時、障子を開けたり閉めたりするの

で、開けにくい障子には手間取ります。

そんな時、おばあちゃんは、敷居にロウを塗ります。

ローソクの芯の付いていない方で、すりすりすりすりと敷居にロウを塗ります。

そうすると、とてもすべりが良くなって、障子が列車のように走ります。

おばあちゃんは、ついでにと、家中の開きの悪い敷居にロウを塗ってまわります。

ロウは、縁側のガラス戸の敷居にも、塗る時があります。

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Play back ちいチャン物語(106)トイレの手洗い水、吊り手水(ちょうず)

2017年03月19日 20時13分31秒 | 日記

ちいチャンが小さかった頃、トイレの手洗い場に水道が付いていませんでした。

白い洗面台のような物は付いていましたが、蛇口がありません。

手洗い場の右上に、小さいバケツのような物がぶらさがっています。

小さいバケツのような物の中には、水が入っています。

小さいバケツのような物の底には、指先でチョンと押すと引っ込むような、ノズル

が付いています。

ノズルを下から手で押すと、水がチョロチョロ出て来ます。

これは、トイレから出た後で、手を洗うための水です。

中の水がなくなったら、水を汲んで来て足しておきます。

隣には、手拭き用のてぬぐいが掛けてあります。

 

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Play back ちいチャン物語(105)七輪(しちりん)でサンマ

2017年03月18日 18時14分56秒 | 日記

おばあちゃんが、物置から「しちりん」を出してきました。

「しちりん」は、植木鉢みたいな形をしています。

下の方に、小さな扉があります。

おばあちゃんは、「しちりん」を、庭に置きます。

「しちりん」の中には、焼けた炭を入れ、上に網を乗せます。

おばあちゃんは、「しちりん」で、サンマを焼き始めました。

「しちりん」の下の小さな扉を開けて、うちわでパタパタあおいでいます。

風のふく方向によって、サンマから立ち上る煙の向きが変わります。

時々、うちわであおいでいるおばあちゃんの方へ、煙が来ます。

おばあちゃんは、頭をずらして煙をよけます。

時々、煙を吸って、咳をします。

「ばっぱ!サンマを焼いているのかい。」

サンマの煙に誘われて、近所のオジサンがやって来ました。

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Play back ちいチャン物語(104)おじいちゃんの机の引き出しで

2017年03月17日 18時51分47秒 | 日記

おじいちゃんの机の、そろばんの入っている引き出しには、見た事の

ないお金が入っています。

それは、ちいチャンが、おじいちゃんのそろばんで遊ぼうと、引き出し

を開けた時に見つけました。

銭形平次が投げるような、真ん中が四角の丸い小銭と、外人の男の

人が描かれている紙のお金、それから、ぞうりを小さくしたみたいな形

の金色のお金です。

真ん中が四角の丸い小銭は、銭形平次が投げる小銭に似ています。

(銭形平次の小銭だ!)

ちいチャンは思いました。

(でも、銭形平次って、こんな字じゃない。)

小銭には、なんだか難しい字が書いてあります。

ちいチャンは、銭形平次の投げる小銭には、「銭形平次」と書いてある

と思っています。

外人の男の人が描かれている紙のお金は、

ちいチャンには、オモチャのお金のように見えました。

ぞうりみたいな金色のお金は、テレビで見る小判に似ています。

(悪代官が、着物の袖から出す小判だ!)

ちいチャンは、心がわくわくしました。

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Play back ちいチャン物語(103)台所の天窓

2017年03月16日 18時18分58秒 | 日記

ちいチャンの家の台所には、天窓がありました。

台所の天井は高く、三角形にとがっています。

三角形にとがった天井の斜めの所に、四角い天窓が付いています。

天窓は手の届く高さではなく、天窓から下へロープが下してあります。

そのロープは、台所の床の脇に、くるくると巻き込んで止めるようになっています。

おばあちゃんが、巻き込んであるロープを外すと、天窓は、ガラガラガラッと音を

たてて、斜めにすべり落ち窓が開きます。

開いた天窓は、まっすぐに空を写し出します。

晴れた日は、青一色の天窓です。

そして、そこからこぼれ落ちる太陽の光を、台所の床に四角に映します。

ちいチャンが、四角に映った床の光を覗き込むと、ニョロっと、ちいチャンの影が

映ります。

面白くて、四角い光の中へ、出たり入ったりしてみます。

そして、中指と親指でキツネを作って、影絵遊びをします。

両手で鷹を作ってみます。

両手で犬を作ってみます。

天窓からのライトと台所の床のスクリーンで、ちいチャンは、影絵師です。

夜、天窓が開いている時、ちいチャンは、台所の床にあおむけに寝ころびます。

見上げると、天窓の向こうには、キラキラとお星様が光っています。

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Play back ちいチャン物語(102)甘酒を作るおばあちゃん

2017年03月15日 19時26分50秒 | 日記

おばあちゃんは、毛が生えたようなお米を、ボールの中でポロポロにほぐして

います。

そして、白いご飯を混ぜました。

楽しそうに何か、作っています。

大きめのボールに入ったそれは、毛布にくるまれて、コタツの中に入れられ

ました。

「ちいチャン、足に気をつけてね。」

と、おばあちゃんが言います。

コタツに入ると、そのボールは足先にツンと触れて、ちいチャンは、そろ~り

と足を横にずらします。

出来上がったボールの中身は、どろっとした白い液体と、お米のつぶつぶが

混じっているものでした。

甘いょうな、すっぱいような、臭いような、変な臭いがします。

「ちいチャン、飲んでみるかい。」

そう言って、おばあちゃんは、おちょこに少しくれました。

唇をちょんとつけて、ちょろっとなめてみました。

甘いけれど、変な味です。

「おばあちゃん、これ、いらない。」

ちいチャンは、おちょこをおばあちゃんに返しました。

おばあちゃんは笑いながら、

「これはね、甘酒というんだよ。」

と、言いました。

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Play back ちいチャン物語(101)おじいちゃんの入れ歯

2017年03月12日 18時46分16秒 | 日記

ちいチャンの家には,洗面台というものがありませんでした。

その代り、台所に流しのシンクが二つありました。

ひとつは料理用のシンクで、もうひとつが洗面用のシンクです。

右側のシンクで、おばあちゃんが料理をして、左側のシンクで、おじいちゃん

やちいチャンが、歯を磨いたり、顔を洗ったりしています。

おじいちゃんは、夜、歯を磨き終わると、水の入ったコップの中に、入れ歯を

入れて寝ます。

朝、ちいチャンが起きて顔を洗う時、シンクの少し上の所に、コップに入った

入れ歯が置いてあります。

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