ちいチャン物語

きまぐれブログ。
絵のない絵本のような、小さい物語です。

Play back ちいチャン物語(110)台所の水がめ

2017年03月24日 18時59分35秒 | 日記

ちいチャンが小さい頃、台所に釜戸があり、その横に水がめがありました。

水がめは四角い形をしていて、周りは四角の小さなタイルで囲まれていました。

水がめの上には、お風呂の蓋のような蓋がかぶせてあります。

蓋の上には、水まきをする時に使うような柄杓(ひしゃく)が置いてあります。

水がめは、非常用に水を汲んで入れてあるようでした。

時々、おばあちゃんは、柄杓で水を汲み、台所の洗い物に使います。

中の水を使い切ると、おばあちゃんは、水がめ用のバケツに水を汲んで運び、

水がめの中に入れます。

バケツは大きいので、とても重そうです。

バケツひとつでは、水がめは一杯にはならないので、

おばあちゃんは、何度も水を汲んで運びます。

非常用の水なので、水がめの中にはいつも、きれいな水を入れておかなければ

いけないようでした。

コメント
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