先日、「秘密のケンミンSHOW」という番組で青森の「かっけ」なる料理を紹介していた。
「かっけ」というのは、厚めのワンタンの皮のような物で、それをお湯に入れて、しゃぶしゃぶして、ニンニク味噌をつけて食べるという冬の定番メニューだそうだ。
鍋の具も白菜と豆腐だけ。だしも入れず、ただのお湯と、いたってシンプル。
これを見た瞬間に私は思った。「これはイケる!!」
「かっけ」は小麦粉を練って伸ばした物だから、ここ中国では簡単に手に入る。
自宅でも作れるし(パスタマシーンがあれば、よりお手軽)、市場でも買えるだろう。
材料も作り方も手間のかかりそうな物は一切無いので、これは是非食べてみたい
1週間後、相方から「“かげ”出来たよ」との連絡が。
「かげ?...」
「かっけ」を発注していたことをすっかり忘れていた私は、最初何のことかと思ったが、すぐに例の物だと思い出した。
小麦粉をこねるのは相方の“専門”なので、番組を見てもらって、「これ作って」と頼んでおいたのだ。
ちなみに、「かっけ」と同じような物をこちらでは「麺皮」と言う。
四角い皮を何等分かに少し細く切って茹で、酢などを入れて味付けして食べる。
いわば、「具の無いワンタン」なのだが、これを病気の時などによく食べたそうだ。
さて、「かっけ」(皮)が届いたので、私はニンニク味噌作り!
本場・青森の物を食べたことがないので、これでいいのか?と思いながらも、まあ、味噌なので、それなりに美味しく出来上がった。
テレビで見たとおり、お湯に白菜と豆腐を入れ、かっけを茹でて食べてみた。
もう、これが美味しくないわけが無い!!
皮のつるつる、もちもちした食感はみんな大好きなはずだ。
個人的には、豆腐はあってもなくてもいいかな?って感じで、味を変えるために、豆腐はポン酢で食べてみた。
ニンニク味噌も間違いないうまさだが、食べ続けると、ちょっとしつこく感じられる。
「これは絶対焼酎が必要!!」というわけで、次の日早速買いに行った
料理って、大体似たような材料を使ってるのに、その土地、その土地の味も違うし、作る人によっても変わってくるから、ほんとに不思議。
簡単な材料で、ちゃちゃっと美味しい物作れる人って尊敬しちゃう
小麦粉をこねて伸ばすという作業は、日本ではあまり一般的ではないかもしれないけど、皆さんもお試しあれ
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