飛来飛去 ~風の吹くまま~

中国・遼寧省瀋陽在住歴十数年。
最近ネタぎれ気味ですが、何気ない、でも誰かに話したい日々の発見を綴ります。

隙間

2007年08月13日 | 中国・瀋陽 暮らしの中から
昨日の瀋陽は朝から大雨。
でも、最近は雨の方が好き。
道路の水溜りは、洪水みたいに大変なことになっちゃうけど...。
空気はきれいだし、涼しいし。因みに、昨日の最高気温23度。
暑さに耐えている日本のみなさん、申し訳ないっす

さて、そんな雨の中、日本語資料室に行ってきました。
日本語教育関係の本や教材がばらばらになっていたのが気になってて。
9月には新しい先生方もいらっしゃるし、その前に使いやすいようにしたいなぁと思って。

3つの本棚にばらばらに収められている本を種類ごとに集め、大きさや使用頻度なんかも考えながら整理。

それぞれの棚には本がぎっしり入っているから、ちょっとずつスペースを作りながら、移動させる。

初めは「これどうしよう...」って感じだったのが、それなりにきちんと片付いていくと、うれしくなってくる。

片付いた棚を見て、「あれ?」と思った。

棚が一段空いている!

他の段もなんとなく余裕がある。

どうして???
何も捨てていないのに...
私、何か本を出しっぱなしにして、入れるの忘れたかな...?
その可能性も無きにしも非ずだけど、とりあえず収まっているようだ。


そうか!整理すると、今まで見えなかった余裕ができるんだ。


そうしたら、心の中も同じかな?
悩んだり、迷ったり、心の中がごちゃごちゃしていると、他の物が入り込むスペースがないのかも。


そしたら、時間も同じかな?
「忙しい、忙しい」ってばかり言ってたら、できることもできなくなっちゃうのかな。

日頃は、とことん怠け者の私ですが、片付けはやっぱり気持ちがいい。

あいのり

2007年08月11日 | 日本語教師のつぶやき
7月から3ヶ月間、日本企業就職を目指すシステムエンジニアの卵たちに日本語を教えることになった。

大学を卒業したばかりの学生たち。
地方の農村出身者が多いせいか、みんな素朴で、まじめで、可愛い子たちばかり。

そして、男女の仲も良く、私が決めたわけではないけど、何故か男女隣り同士に交互に座っている。


女7人、男6人のこのクラス。

何かが起こらないはずがない。


正に、男女13人夏物語!(ちょっと古い?)


この13人、地元出身者の2人を除いて、2グループに分かれて共同生活。
男3人+女3人組と男2人+女3人組。

もちろん2部屋ある家で、男女別らしいが...。

明らかに1組のカップルはすぐに発覚。
おそらく大学時代から付き合っているのだろう。
どことなく醸し出す雰囲気が似ている。

しかし、同じ住居にカップルがいるというのは、残りの人たちはどんな気分なんだろうか?

さて、さて、クラスにいる一人の可愛い女の子。
同じ派遣先から来た隣りの席の男の子といつも仲良く勉強している。

彼女は日本語の授業の時は、机の上のPCモニターを床に置くのだが、重いので、いつもその男の子が手伝ってあげていた。

ところが、最近、別の男の子が、さりげなく彼女のモニターをさっと下ろし、自分の席に着くのだ。

ムムム...何かあやしいぞぉ~。

と、思っていたら、今日はお昼休みの後、なんと手をつないで仲良く登校。

確かに、彼はスラッとしてるけど、顔はそんなに“おっとこ前”という感じではない。
一体、どこでどうなって、そうなっちゃったの???


日本語を教えるより、みんなの恋の行方が気になる...完全にオバチャンです。

お願いだから、恋がうまくいかなくても、お勉強はちゃんとしてね。

平和を祈って

2007年08月08日 | 中国・瀋陽 暮らしの中から
8月8日 午後8時。
北京オリンピック1年前の記念式典が始まった。

この記念すべき行事を、ここ中国で見ることになるとは思ってもいなかった。

見事にライトアップされた故宮。
華やかに舞い、歌うステージ。
そして、各国の人々で埋め尽くされた天安門広場。

かつて様々な歴史の跡を刻んできた場所で、このような祭典が行われる時が来ようとは。
歌うことも、弾くことも、集うことも許されなかったこの場所で。


今、大きな力で中国が動いているのを肌で感じている。

その変化には良いこともあるし、矛盾もある。


ただ私が願うのは、いつまでも平和であるように。
そして、全ての人々が自由でありますように。