飛来飛去 ~風の吹くまま~

中国・遼寧省瀋陽在住歴十数年。
最近ネタぎれ気味ですが、何気ない、でも誰かに話したい日々の発見を綴ります。

炭焼ヨーグルト

2018年06月24日 | 私の食卓

前々から気になりつつ、ずっとスルーし続けてきた飲み物。

 

ロシア風味「炭焼ヨーグルト」

 

以前も書いたように、中国ではヨーグルトの種類がやたら多い。

スーパーの乳製品売り場も、圧倒的にヨーグルトで占められている。

私も普段、よくヨーグルトを飲んだり、シリアルにかけて食べたりしているのだが...

この「炭焼」はどうなんだ?と、何となく、敬遠していた。

それに、包装も普通のビニール袋だし...(こちらでは、詰替用の酢等、こういうパッケージも珍しくはない)

 

そもそも「炭焼」って、日本語なの?中国語なの?

「炭焼コーヒー」と言えば、何となく苦味があって、香ばしい感じが想像できる。

焼肉の「炭火焼」というのも、本格的な雰囲気があって、美味そうだ。

でも、どうしても「炭焼」と「ヨーグルト」は相容れない。

本当に、ロシアにこんなヨーグルトがあるのだろうか?

 

まあ、サッカーワールドカップもロシアで開催されてるし(全く関係ないが)、怖いもの見たさみたいな感覚で、一度試してみることにした。

お碗に入れると、こんな感じ。

コーヒー牛乳よりはちょっと薄め、ミルクティーぐらいの色かな?

肝心の味はというと、まあ、普通のヨーグルト。

ちょっと酸味が抑えられていて、キャラメルっぽいというか、独特の甘みとバニラのような香りが若干する。若干ね!

でも、まあ、普通のヨーグルト。

飲み進めていくと、このまろやかさが、ちょっとクセになってくる。

 

リピートは......アリかナシかで言うと、アリ。

まあ、悪くはない。

 

なぜか、うちの大学内のコンビニには、いつも大量に置いてある。

人気があるのかな?

近所の小さいスーパーでも見かけたことがある。

もし、中国で見かけた際は、一度お試しを!

 


道路工事

2018年06月24日 | 中国・瀋陽 暮らしの中から

瀋陽の道路は、あちこち工事中。

現在、東西と南北の2つの路線しかない地下鉄を拡張していることに加え...

下水管?か何かを取り替えているとかで、道路の真ん中を封鎖して、両脇1車線しか通れない道が無数にある。

こないだまでは、私が住んでいる所の近くで、都市高速みたいな路面の上を走る高架道路建設のために、道路が封鎖されていたし。

主要道路に地下道を造るとかで、全面封鎖で道路を掘り起こしていたりとか。

「明日のスムーズな通行と渋滞緩和のためにご辛抱を!」とか看板には書いてあるものの、半年~1年も封鎖されたらたまらない。

ただでさえ、この十数年の間に車の量が増え、工事が無くても日中は常に渋滞なのに、一部が封鎖されると、その周りの所に車が流れ込んでさらに渋滞がひどくなる。

最近は、地図アプリで渋滞情報を事前に確認できるとはいえ、目的地までのルートが渋滞で真っ赤に表示されると、出かける気が失せる。

それに、バスも普段のルートがちょくちょく変更になるので、たまにしか行かない所は注意しないといけない。

 

 

今朝も朝早くから、ガガガガガーっという騒音が鳴り響き、振動を感じる。

瀋陽に来て以来、道路工事に限らず、工事の騒音をずっと聞き続けているので、さすがに慣れたが、やはり、ゆっくり寝たいなーという朝はさすがにつらい。

まあ、確かに、この暑い中、作業をしている労働者の人たちもご苦労様だと思う。

 

でも、よくよく道路を見てみると、作業をしているのは一台の重機。

道路を掘り、鉄骨を持ち上げ、埋めている。

こんな大変な作業も、重機があれば、それを操作する人だけで済んでしまう。

当たり前のことだと笑われるかもしれないが、私はふと古代の土木作業を想像してみた。

穴を掘るのに、どれだけの人が必要だっただろうか?

思い棒を運ぶのに、どれだけの人が必要だっただろうか?

上半身裸で汗だくの男たちが、半日がかりで穴を掘ったところで、たかがしれているだろう。

今は、そのような人員が全くいない状況で、淡々と工事が進められている。

かつて、つるはしを持って穴を掘る事を生業としていた人たちは、今、パソコンの前でキーボードをたたいているのだろうか?

 

最近、AIの進歩は目覚しく、人間の仕事を奪うのではないかと言われている。

産業革命が起きた時も、きっと今以上のショックだったのではないか?

今、パソコンの前に座っている人たちは、AIに取ってかわられ、今度は何をするのだろうか?

 

頭が痛くなるほどの工事音を聞きながら、そんなことをボーッと考える日曜日だった...