飛来飛去 ~風の吹くまま~

中国・遼寧省瀋陽在住歴十数年。
最近ネタぎれ気味ですが、何気ない、でも誰かに話したい日々の発見を綴ります。

桃田賢斗

2018年04月29日 | がんばれ!ホークス&スポーツ

強い桃田賢斗が帰ってきた!!!

 

中国・武漢で行われていたアジア・バドミントン選手権の男子シングルで、桃田賢斗選手が優勝した。

「アジア」と言っても、世界強豪の中国、マレーシア、インドネシア、インド、韓国等が参加するので、実質「世界選手権」といっても過言ではない。

しかも、桃田選手は準決勝で、長年バドミントン界の頂点に立ってきたマレーシアの英雄・李宗偉(リー・チョンウェイ)選手を破り、決勝では、リオオリンピックの金メダリスト・谌龙(チェン・ロン)選手にも2-0のストレートで勝った。

 

あーーーーー、この対決、本当はリオのオリンピックで見たかった...

 

2年前、彼は例の事件でオリンピック出場もダメになり、無期限の競技会出場停止処分を受けた。

世界ランキングでも2位にまで上り詰め、オリンピックも目前だっただけに、自分の蒔いた種とはいえ、やはり悔しかっただろう。

それから、反省の日々を送った桃田選手は、2017年7月に処分も解除され、こつこつと国際大会に出場し、結果を出してきた。

でも、日本では、まだまだバドミントンは大きく取り上げられない。

悪い事をしでかした時は、あんなにカメラのフラッシュを浴びるのに、どんなに良い成績を出しても、スポーツニュースで扱われるのは、ほんのちょっと...

だから、今回の大会では、どうしても優勝して欲しかったし、本人も優勝するつもりで大会に望んでいたことだろう。

 

優勝が決まった瞬間、ガッツポーズの後、桃田選手はユニホームの胸に輝く日の丸にそっと口づけをした。

心がじーんと熱くなった。

本人の胸の内は分からないが、日本代表に戻れた意味の大きさを、2年前の何倍も何倍も噛みしていたに違いない。

 

不祥事を起こした時、許される人と許されない人がいる。

同情される人もいれば、必要以上に批難を浴びる人もいる。

しかし、その後も、その人の人生は続いていくし、どうやって失った信頼を取り戻していくのかが重要だ。

桃田選手はまだ若い。それに、才能もある。

彼が本気で悔い改めているのであれば、バドミントンのコートで輝く姿を全力で応援したい。

そして、2020年の東京五輪で表彰台のてっぺんに立って欲しい。

 

ちなみに、今回の優勝賞金は、26,250ドル。

賞金もらっても、もう二度と豪遊しないよね?、桃ちゃん!(笑)

 

補足だが、この大会のシングルで日本人が優勝するのは、男女を通じて初めてとのこと。

さらに、男子ダブルスでは園田・嘉村組が準優勝。

女子ダブルスの決勝は日本ペア対決で、福島・広田組が優勝、高橋・松友組が準優勝だった。

今回、女子シングルは残念だったが、山口茜選手は現時点で世界ランキング1位に立っている。

日本のバドミントンは、いまや全ての種目で世界トップレベル。

以前は、中国の独壇場だったが、今は実力も拮抗しているし、また、インド等、新たな強国も出てきている。

 

バドミントンの中継がなかなか無くて残念だけど、皆さんも一緒に応援しましょう!

 


トイレ改革

2018年04月27日 | 中国・瀋陽 暮らしの中から

先日(と言っても、随分前の話だが)、五愛市場に行ってきた。

大きなビルの中に、靴、鞄、衣類から日用品まで様々な物を扱う小店が立ち並ぶ巨大卸売市場である。

 

買い物の途中、ちょっとお手洗いを借りようと思い、ビル内のトイレに寄った。

このビルは比較的新しい建物ではあるが、高級な店ではないし、とにかく大勢の人がやってくる所なので、そんなにキレイなトイレではないだろうと思っていた。

 

ところが、トイレに行くと、まず、入口のドアがきれい!

 

明らかに改装し立て!って感じの新品のドアで、床も掃除が行き届いている。

うす汚いトイレを想像していた私にとって、これは嬉しいサプライズ!

 

しかし、ドアを開けて、中に入ってみると...

便器がない!

 

こっちのタイプかいっ!

 

中国の公衆トイレでは、昔、このように溝を掘っただけのタイプが多かった。

まだ地方の汽車の駅などはこのようなトイレかもしれない。

このように跨いで、腰をかがめて用を足す。

そして、数分に一回、上流からザーーっと水が流れてくる。

小さい方だけなら、まだいいが、大きい方が上流から流れてくるのを見るのもなかなかだし、他人とはいえ、自分のを下流の人に見られるのも恥ずかしい。

頻繁に水を流してくれれば良いが、断水にでもなれば、この溝に汚物がたまって大変なことになる。

それに、今は、隣の人が見えないように仕切りがあるが、昔は仕切りもなく、どっちを向いてしゃがめば良いか、戸惑ったものだ。

便器があるトイレでも、昔はドアが付いてないこともしばしばで、お向かいさんと顔を合わせることになるので、日本人はよく「ニーハオ・トイレ」と揶揄していた。

(まあ、今でもドアを開けっ放しで用をたしているおばさまも、いないこともないが...)

そんな“古き良き”中国を経験している私にとっては、これぐらいのトイレなんでもないのだが...

それにしても、新しく作り直して、どうしてまたこれを作るかなぁ~?

この溝トイレの良いことは水の節約になること。

一人一人タンクの水を流していたら、こんな大勢の人が利用するトイレでは大変だろう。

でも、やっぱり中国人でも、洋式トイレに慣れた今どきの都会っ子にはちょっとキツいかも。

 

今、中国では国を挙げて、公衆トイレを綺麗にしようと力を入れている。

確かに、昔に比べたら、何のためらいもなく使用できるトイレが増えた。

私はそんなに行ったことがないが、高速のパーキング等も綺麗になっているらしい。

日本に帰って、いろんな施設でトイレに入ると、その美しさと清潔さに感動するので、中国でもそのようなトイレが増えて欲しいという思いはある。

反面、日本のトイレは、洗浄機能付きの温かい便座や手を乾燥させる機械等、便利だけど、電気を使う設備が多いなとも感じる。

快適なトイレを無料で使えるというのも、豊かさの証。

それと、そのトイレを使う人のマナーと、お掃除をしてくれる人たちの労力によって支えられていることも忘れてはいけない。

気持ちよくトイレを使えるって、本当に幸せ!


2018・春

2018年04月27日 | 中国・瀋陽 暮らしの中から

みなさま、ご無沙汰です!

4ヶ月余りもブログ更新していませんでしたが、ちゃんんと生きてます、瀋陽で。

瀋陽に来て、もう何度目の春でしょうか?もう数えるのも嫌になるのでヤメますが...

年始に日本へ帰り、2月に中国で春節を過ごし、3月に新学期を迎え...

零下の冬を越し、暖房の切れた肌寒い部屋にも耐え、そうこうしているうちに、桃の花も咲き乱れ、今はもう新緑の芽吹く季節。

あーーーーー、一年ほんとにあっという間!

こんな事を言ってる時点で、それなりに年を重ねちゃったってことか。

 

2018年も平昌オリンピックに始まり、各種選手権やワールド杯などなど、スポーツ観戦に追われる日々

日本のプロ野球もすでに始まっているし、6月のサッカーW杯も間近だし。

その間にも、テニス、卓球、バドミントンの大きな大会もあるし。

淡々と過ぎていく平凡な日常の中で、そんなに心躍ることもなくなったが、スポーツ選手達の頑張りに一喜一憂することが私の生きがい。

 

この4ヶ月の間に、「これ、ブログに書こっかな~」っていうこともあったんですが、なんだかんだバタバタしてたり、ネット環境が悪かったりで延び延びになっちゃってしまいました。

まあ、このブログのコンセプト、「気ままにどうでもいいこと」を、今後もつらつらと綴っていきますので、期待せずに、暇つぶし程度にお付き合いいただければ嬉しいです。