最近ちょっと空気が良くなり、PM2.5の心配が無くなってきたかな~と思った矢先に、またもや頭を悩ます問題が...
今度は新型の鳥インフルエンザ。
瀋陽では、今のところ感染者の報告は無いが、人や物の往来が激しい現代社会で、ウイルスを一つの場所だけで封じ込めることは難しいだろう。
のんきな東北人達も、さすがに近頃はこのニュースに関心を持つようになってきた。
SARSの時は情報開示が遅れたが、今の時代、情報を隠すことはできない。
(真偽は分からないが)常に更新された情報が入ってくるし、日本領事館からもお知らせメールが届く。
私は普段から手洗い、うがい等をこまめにし、出かける時はマスクを付けているが、最近は学生達の中にもマスクを付けている人が増え始めた。
大気汚染の時は、全くマスクをしている人がいないと書いたが、やはり今回はインフルエンザの影響なのか?
大学の売店でも「使い捨てマスク入荷しました」の張り紙が。
薄い不織布のマスクでウイルスを防げるのか分からないが、季節の変わり目で普通の風邪も流行っているので、みんなが注意するのは良いことだ。
しかし、注意しすぎて、“風評被害”が出るのも困りものだ。
鶏肉が売れなくなったり、みんなが鶏肉系の料理を食べなくなったり...
肉とは関係ないんだけど、人間の心理って微妙だなぁ...
SARSの時、私は日本にいたが、やっぱり色々な影響を被った。
中国から来た人は、一週間自宅待機させられたりもした。
もし今後ウイルス感染が拡大したら、日本に帰っても、バイ菌扱いされるんじゃないかとか、本当に自分が感染源になったらどうしようとか、要らぬ心配までしてしまう。
もちろん、ますます中国のイメージが悪くなって、経済や文化交流がストップしてしまうことは、もっと心配だ。
福島の原発の問題もそうだけど、目に見えないから誰でも不安になるのは当然だが、煽り立てるニュースに躍らされないで、自分ができる限りの防衛策で、落ち着いて行動しよう。
とにかく、ここ瀋陽ではみんな普通に元気に生活しているので、ご安心を!