弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

婚氏続称 認めておいて 別姓選択 なぜダメか?

2023年04月30日 16時04分53秒 | 世相
今日の毎日「松尾貴史のちょっと違和感」から。

https://mainichi.jp/articles/20230430/ddv/010/070/002000c

氏は家族の一体性を示すと言われるが、それは家制度を導入した明治の民法以降のこと。
かつては、離婚すれば例外なく婚姻前の氏に復していたが、1976年の民法改正により、離婚後も婚姻中の氏を称し続けることができるようになり、その原則は崩れた。半世紀近くも前の法改正である。
選択的夫婦別姓の提唱は、その逆、つまり、婚姻しても婚姻前の氏を続けるという選択肢を認めようという程度の話に過ぎない。
反対派の女性議員は、夫の議員とは別の氏を称しながら当選を重ね、「この愚か者めが」と言われる。

評価されてる 裁判官を 見向きもしない 裁判所

2023年04月29日 12時29分43秒 | 名古屋・愛知
弁護士ドットコム、4月下旬より日本初となる『弁護士専用の裁判官データベース』を提供開始
https://www.bengo4.com/corporate/news/article/x-bc0k3emj0

私が任官したのは20年余り前。
その直後から、①長官・所長による裁判官の人事評価と、②下級裁判所裁判官指名諮問委員会による再任の審査が始まった。
しかし、①では裁判の内容や評判等は評価されないし、②ではそもそも外部評価自体を一切受け付けていない。
理由は異なるだろうが、今度始まるという弁護士ドットコムのデータベースも、裁判官やその人事評価者は見られない。なお、横浜地裁では、有志弁護士が毎年、裁判官の評価アンケートを集約して冊子にまとめて裁判所に届けているというが、裁判官への配布等はされていない。
「裁判官の独立」への配慮という名目は分からないではない。しかし、いったん裁判官も人事評価の対象とすると決めてしまった以上、裁判自体への外部評価を埒外とするのは、本末転倒の感を拭えない。
その結果どうなるかというと、裁判所の内部で司法行政をリードしたとか、論文を発表したとか、裁判にとってはほとんど二の次のような実績を中心に、内部評価されることになる。最高裁事務総局・高裁事務局長・地家裁所長を経験した裁判官が司法行政の実績を重ねているのは当たり前だから、同じ人物が重任されていく。
裁判の中身は全く問われないどころか、判決の説得力や正当性の重要な指標となるはずの控訴率や破棄率については統計すら取られていない。ただ、裁判官ごとの未済件数や平均審理期間、最近ではウェブ会議期日の実施率などという外形的な統計数値だけで色々と指摘されれば、釈然としない思いを抱く者も当然いるだろう。

英豪兵なら 死刑は免除 平等原則 反しても?

2023年04月28日 21時11分54秒 | 裁判
昨日の東京新聞から。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/246667
そうすると、同様の犯罪を日本で犯しても、日本人は死刑になるが、英兵・豪兵は死刑にならないことになるようだ。
果たして「法の下の平等」原則違反の問題は生じないのだろうか。
意外なところから、瀕死状態だった死刑違憲論が息を吹き返す可能性がありそうだ。

「チャットGPT」禁止して「ちゃんとジーミーチー」に 鳥取県

2023年04月27日 21時02分02秒 | 世相
鳥取・平井知事「チャットGPT」よりは「ちゃんとジーミーチー」県の業務で使用禁止の考え(鳥取市)|FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/articles/-/517162
さすがは「スタバはないけど砂場はある」の代表作があるダジャレの達人。
「今年のダジャレ」大賞があれば優にノミネートされる水準だろう。
裁判所では今のところ導入の話は無いが、また行政に釣られて変な事を言い出さないか心配。
行政追認とか判例追随とか言われるような判断を繰り返していると、いずれ裁判官はAIで足りると言われないかも心配。

比喩ではなくって 本当にあった 「図太い」「運動 神経」が

2023年04月26日 20時34分01秒 | テレビ
「“神経” 謎だらけのネットワーク」 ヒューマニエンス 40億年のたくらみ
昨晩の放送から。
https://www.nhk.jp/p/ts/X4VK5R2LR1/episode/te/L13PGP47QN/
末梢神経以外は束になっているので、太さが1㎝以上ある部位も珍しくなく、目で見えるという。

ごちゃごちゃ言わずに 祝ってやれよ! 隣の幸せ 蜜の味

2023年04月25日 20時40分27秒 | 夫婦
新井恵理那はコメ欄閉鎖で評判ガタ落ち…ゴルフ原英莉花の“匂わせ”にも通じるSNSの難しさ
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/nikkangendai/entertainment/nikkangendai-936077
コメント欄を閉鎖するのは自由。
私も初期から閉鎖している。
一々粗探しするのは大人気ない。

本当は逆では? 一審は速く 控訴審こそ 適正に

2023年04月24日 18時41分21秒 | 裁判
適正・迅速な裁判と一言で理想を述べても、二つの要請は究極的には矛盾する。要はどうバランスを取るかであろう。
現在は、裁判迅速化法で「第一審の訴訟手続については二年以内のできるだけ短い期間内」という目標とされているのに対し、控訴審は一回結審というのが通例になっている。
しかし、本来、一審はもっと迅速に、控訴審こそじっくりと適正に、という運用も十分考えられるだろう。一審で二年というのは、一般市民から見たら長すぎるのではないか。原因として「争点整理」の長期化が問題となるのは、刑事裁判と同様である。
大相撲の行司と審判委員の役割分担も参考にしてはどうか。

選挙行かなきゃ デモクラシーじゃ なくていわゆる「パワークラシー」

2023年04月23日 10時47分26秒 | 世相
今日の中日新聞の内田樹「視座」で初めてこの新語を知った。
http://blog.tatsuru.com/2023/02/22_1105.html
統一地方選前半戦の投票率は概ね4割台だった。
投票率の低下も嘆かわしいが、無投票当選の激増も深刻である。
今日の後半戦の(政令指定都市以外の)市町村の首長や議員の選挙では、選挙自体が行われない所も多く、大分市長選も72年ぶりに無投票当選となった。
それどころか、立候補者数が議員定数に足りず、欠員が生じた例もある。
あらゆる意味で立候補のハードルが高すぎるのかも知れない。

トイレも色々 男女の区別 無くして不評の「歌舞伎町」

2023年04月22日 17時05分23秒 | 世相
男と女が隣で用を足す「歌舞伎町タワー」共用トイレに批判殺到…化粧直しの女性と目があった男性記者は恐縮しきり(SmartFLASH」より。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed3d03470236cb10102fa12a343081e73a6b2fb1
過ぎたるは及ばざるが如し。
どうせなら、男・女・共用の3種類を設けるべきという意見も有力。

言語道断!元長官に 団藤ミサイル 炸裂す

2023年04月21日 08時33分26秒 | 裁判
反響が止まない先週末のETV特集から。
https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/plus/

真夏日くらいは 冷房入れる 予算はあると 言ってくれ

2023年04月20日 18時22分05秒 | 裁判
今日は暑かった。真夏日の地域も少なくなかったという。
私は前倒しでクールビズ(ノーネクタイ)を実践することにした。ルール上は5月からとか6月からとか、そんな杓子定規な事を言っている場合ではない。仕事にならない。
司法修習生には裁判所の冷暖房が5時過ぎには画一的に切れてしまうことが嫌われているという。その程度の予算なら確保していると弁明されているが、どうだろうか。

カラスが勝手に 頭に止まる 津は歩きなのに ヘルメット

2023年04月19日 20時50分58秒 | 三重
ここ数日の朝の出勤時、2回続けて津城跡の石垣からカラスが頭の上に舞い降りて来た。びっくりした。
津では珍しいことではないらしく、ヘルメット帽で防御するのが普通だそうな。

選挙制度に 不満があれば 定数訴訟を 起こすべき

2023年04月18日 18時00分37秒 | 裁判
衆参両議院選挙の「一票の格差」訴訟は有名になったが、地方議会選挙でも、選挙区制の都道府県と政令指定都市の議会選挙では、同様の問題が生じる。
私も弁護士時代、愛知県議会と名古屋市議会の定数訴訟を提起したことがある。
元最高裁判事の泉徳治弁護士も、退官後に東京都議会の定数訴訟を繰り返し提起している。見上げたものだ。
弁護士を依頼しない本人訴訟も過去にはあったが、法律に精通した学者でもない限り、お勧めしない。
これまでは「一票の格差」問題しか提起されていないが、これも元々は選挙無効訴訟の形式を借用したものだから、他の問題でも応用の余地があるかも知れない。

「不透明で ブラックボックス」学術会議の 改正案

2023年04月17日 21時23分14秒 | 世相
いつだって「目の敵」?
学術会議法、今国会にも改定案
中日新聞より
https://www.chunichi.co.jp/article/672432

まさにそのように学術会議の人選を批判していたはずなのに。

虎の穴ならぬ 穴の穴知事 テレビ局長 出て来いや〜!

2023年04月16日 09時16分01秒 | テレビ
石川県知事、TV局に「要請」次々
ドキュメンタリー映画「肖像権」巡り対立(中日新聞)より

https://www.chunichi.co.jp/article/673072

映画「裸のムラ」が気に入らないからといって、自分の有利な土俵ならぬリングに持ち込んで、倒してやろうというのは、いかがなものか。