ブログ「教育の広場」(第2マキペディア)

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教育の広場、第42号、静岡を世界一の教育県に

2006年02月17日 | 政治関係
教育の広場、第42号、静岡を世界一の教育県に

(2001年06月20日発行)

 私の住んでいる静岡県では(2001年)07月29日(日)に参議院議
員選挙と同じ日に知事選もあります。静岡空港の是非などが焦点と
されていますが、教育問題にも県民の関心は高いと思います。

 そこで私は次のような教育政策を発表します。各候補者がどうい
う教育政策を出すのか、これを基準にして判断しようと思います。

 私はもちろん次に述べる事項の全てに固執するつもりはありませ
ん。大切な事は、教育問題の中心は大学教育の腐敗・堕落であり、
その中心が教員のアルバイトだということです。この点についても
その他の点についても皆さんの意見を伺いたいと思います。

 東京では都議選が行われていますが、候補者の教育政策はどうな
のでしょうか。都立の大学(4大も短大も専門学校も)の教員のア
ルバイトを禁止して自分の大学の教育と研究に専念させるという政
策を打ち出している人はいるのでしょうか。又他大学教員をアルバ
イトとして雇うのを止めると主張している候補者が一人でもいるの
でしょうか。

 そして、都民の皆さんは教育問題についてどういう基準で判断す
るのでしょうか。

私の提案は以下のとおりです。

    静岡を世界一の教育県に

1、根本は未成年者の教育における家庭と学校と地域社会の分担の
適正化である。

(1) 学ぶ姿勢を教えるのは家庭の仕事だが、家庭に問題があって
それが出来ていない生徒を家庭に帰してもよくならない。カウンセ
ラー、児童自立支援施設、民間の有志、などの受入れ先を多数用意
する。

 (2) 部活を地域社会が担うようにもっていく。それによって学校
教師が授業に専念できるようにする。

2、学校教育は校長を中心とする教師集団が行うものであるという
考えを確立する。校長に権限を与えるが、校長を監視し評価するオ
ンブズを同時に制度化する。

3、教育の機会均等の実現。
 (1) 私立高校への補助を増やしてその授業料を公立並にする。県
立大学の授業料も当面半額にする。ゆくゆくは無料にする。

 (2) 高校と大学は入学試験をなくして抽選のみとする。その代わ
り、結果責任を取らせる。落第や退学は厳正に行う。空席があれば
、抽選で受け入れる。

 (3) 高校卒業試験を実施する。大学の単位を厳正にする。

4、県立大学の充実と強化
 (1) 県立大学にオンブズ学科を作り、大量のオンブズを養成する
。又、オンブズ講座の受講を全学生に義務づける。

 (2) 県立大学教員のアルバイトを禁止して、県立大学での教育と
研究に集中させる。

 (3) 他大学教員を非常勤講師と雇うのを止めて、必要な場合には
在野の人を雇う。

5、あらゆるレベルの公立学校にオンブズを設ける。
 (1) 教員をすべて5年の任期制にする。

 (2) すべての学校の情報の徹底した公開を行う。特に、すべての
教員の業績、授業内容、学外活動(学会活動、兼業)を公開する。
校長は年次教書を発表して活動を報告する。

 (3) 教育委員会もオンブズも情報を公開する。

 (4) 教員の給与を適正化する。研究業績で稼げるようにする。