ブログ「教育の広場」(第2マキペディア)

 2008年10月から「第2マキペディア」として続けることにしました。

少人数学級

2009年08月24日 | サ行
 日本の小学校の1学級あたりの児童数は28.2人。経済協力開発機構(OECD)加盟国では下から2番目の低水準だ。

 中学校も下から2番目の33.2人で、OECD平均の23.8とは約10人の開きがある。

 文部科学省の幹部も「日本は学級規模で言えば後進国」と認める。

  (朝日、2009年08月24日)

  小話・少人数学級とは25人以下のクラスのことを言う。

 昨年(2001年)の4月に高校標準法が改正されて40人未満の学級編成ができるようになったそうです。その結果「少人数学級」が実際に作られる例が出てきて、それが新聞記事になっています。歓迎するべき事だと思います。

 しかし、1つだけ気になる事があります。それらの記事を読んでいますと、そこで「少人数学級」と言われているものの1クラスの人数は25人以上なのがほとんどなのです。

 (2002年)02月15日付け朝日新聞に載っていた例も「県立高校で少人数学級」とした上で、「25~36人」とありました。こういうのでも「少人数学級」と呼ばれる日本という国は本当に教育後進国だと思います。

 国際的には25人以下のクラスだけが「少人数学級」と呼ばれるということをしっかり確認しておきたいと思います。(メルマガ「教育の広場」2002年02月27日発行から)



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。