2023年2月24日(金)
この日にキンメを釣りに行くことは随分前に決めていたが、どの船にするか、変動要素が多過ぎて前日夕方まで決められなかった。本当は沖の瀬に行きたかったが、どうも前日から激潮になったようで、そうなるとちょっと続きそうなので、仕方なく小田原のキンメ船に乗ることにした。前日夕方時点では4~5名の予約と聞いたが、行ってみると9名だった。右舷の前から2番目に陣取り、5時半過ぎに出船。
最初のポイントは航程20分程度の小田原沖で、水深270mぐらいのところ。底から5mというタナ指示で探るもアタリがなく、船長が「反応が底から20mぐらい浮いてきた」と言うので、底から15mにタナを取り直したら、いきなり船中1番目のヒット! 朝イチのサービスタイムに追い食いさせないと数が出ないので、我慢に我慢して15分ぐらい待ってから巻き上げた。途中でも魚の引きはあったが、仕掛けを上げてみるとまさかの空振り。一番下の針以外はエサがついていたので、1匹だけしか掛かっていなかったのが水面近くで逃げたようだった。ガッカリ。
2投目もしっかりアタリがあって、巻き上げ時も引いていたので、「今度こそ!」と気合を入れて仕掛けを上げると、ハシキンメという何か赤黒い変な魚が付いていた。これまたガッカリ。
食いが渋くなってきた頃、船長は真鶴沖の370mぐらいのポイントに移動したが、状況はあまり変化せず、ポッツリとシロムツが2匹、クロムツが1匹釣れただけで、船中はすっかり平和になってしまった。前半戦を終えた段階で、クーラーの中にはハシキンメ1、クロムツ1、シロムツ2しかおらず、「もう今日はダメかも。。。」とかなり弱気になった。
後半戦になっても、シロムツが3匹一度に釣れただけで、海もベタ凪、魚もベタ凪の状態が続いた。船長はまた小田原沖に戻って400m近い深場を流したが、アタリは相変わらずナッシング。せめてクロムツでも追加できればと竿をあおって誘ってみても全然ダメだったので、電動リールのチョイ巻き機能で遊んでいたら、突然ビビビッと明確なアタリ! 凄い引くので、「そこそこの型のクロムツかも!」と大きな期待で巻き上げてみると、何と大きなキンメだった。ラスト2投目の大ラッキーで、とても嬉しかった。これまで釣ったキンメの中で最大サイズだった。
結局、それで沖上がりになってしまったが、最後のキンメが釣れたおかげで何とか形になった。キンメは700gあった。キンメ、クロムツ、一番大きいシロムツを刺身にして、残りは煮付けにしたが、キンメの刺身は良い感じで脂が乗っていて、家族にも大好評だった。小田原沖のキンメもこのサイズになると脂が乗っていることが確認でき、シロムツも煮付けにすると美味しいことが分かって良かった。次回こそ沖の瀬でキンメを爆釣したい!