Matsutaka Freeway

相模湾、東京湾の釣りブログです

復調

2005年11月26日 22時50分07秒 | Weblog
2005年11月26日(土)

トラブル案件に本格的にアサインされてしまった。
予約はしてあったものの、今後の打ち合わせを急遽やるということで
全然帰れず、日曜日に実施することにして何とか切り抜けたのが夜の
8時。それから帰って支度しても、どう考えても寝不足コースだった。

席順レースには全く勝ち目がないので、とりあえず5時間半は寝よう
ということで、出船時間の40分前に港に到着。

空いている席は...

ウヘッ!
ジャンボイサキ、1.4kのタイを釣った前日にことごとく釣りに来て、
日並でひどい目にあった古株の常連Nさんの隣しか空いていない。

前々から、「隣に座って釣りを教えてもらいたい」ってNさんが言ってたよ、
と船長に言われていて、もう釣る前から気になって、「今日はダメかも!?」
という雰囲気が漂っていた。右舷ミヨシから2番目の席ではったが、シビれる
予感はプンプンしていた。

別に嫌なことを言う人というわけではなく、すごく気持ちのいい人なの
だが、実力もあり、キャラも強烈、自分の親の世代のちょっと手前くらい
の年代で、船長が子供の頃から通ってきている常連さんなんで、かなり
意識してしまう。 寝不足も手伝って、港を出る前から平常心を失い気味
だった。

まずはイナダをやるってことで、茅ヶ崎の烏帽子岩沖の船団に向かう。
烏帽子岩は、あの野口さんがコメントしたことで有名になった茅ヶ崎
沖合の岩礁。沖からしかみたことがないけど、確かに烏帽子に似ている。


平塚、茅ヶ崎の船はもちろん、喜久丸28号船、秀吉丸、船長の弟の船
など、とにかくそこら中の船が集まっていたけど、みんな釣れていない。

65mのポイントにウィリーの仕掛けを下ろすと、ウルメが引っ掛かって
きた。いつもとは違う仲乗りさんが、「ウィリーの仕掛けの一番下でも
いいんで、ウルメ引っ掛けてやるとすぐ食いますよ」と言っていたので、
早速そのようにしたのだが、アタリが何もない。そのうちに、隣の古株
Nさんに早速イナダのアタリ! ハリスが細いらしく、慎重にやり取り
して上がってきたのが、やたらに体色が白いイナダだった。

何で自分には食わないのか?と思って仕掛けを上げてみたら、ウィリーの
下バリに付けたウルメくんのお陰で、仕掛けがグルグルになっていた。
5号のウィリーの手作り仕掛けは貴重なので、根性でほどいて再度落とす
ものの、やはりグルグルナインティナイン!

速攻で1本バリの仕掛けに切り替えて、死んじゃったウルメを付けて
落としたら、落とし込みでイナダが喰ってきた。前々回の釣行でハンドル
の六角ナットが緩んでしまった愛用リールをグラグラと巻きながら何とか
イナダをゲット。

エサのウルメが切れてしまったので、水面近くに群れているウルメを釣ろう
と色々とやってみたが、いざ釣ろうと思うと、意外とウルメは釣れない。
何とか4匹確保してイナダ釣りを再開した頃には、すっかりイナダのサービス
タイムは終わってしまっていたようだった。何にも喰わない時代がやってきて
いた。

前日はその茅ヶ崎の場所で一日粘ってそれなりの結果を出したらしいが、
今日はタイ、イシダイ狙いのうるさ型系の人も多かったので、鎌倉沖に戻って
タイ、イシダイを狙うも、何にも釣れない。喰わないときの通例、大ドモの
二人だけ赤いタイの顔を見ただけで、それ以外の人は無為に置き竿仕掛けを
あおるだけになってしまった。

船長も頑張って、葉山沖、鎌倉沖、江ノ島沖を転々とするが、とにかく
アタリがない。エサ取りすらいない。

全く釣れる気がしないまま、時間だけが過ぎて沖上がりになってしまった。
クーラーの中には、イナダ1本、シロギス一匹。

久しぶりにひどい目にあってしまった。最近調子が良すぎただけに、不可
思議な安堵感を覚えてしまう自分の貧乏性さ加減に少々情けなさを覚えて
しまったのも事実。まだまだ修行が足りない。その意味で、「昔の調子」に
回帰してしまったような感がある。今日は腕の差とか、自分の上達とかは
全く関係がない、不毛な一日だった...

今日は釣りに行けただけでも有り難いと思わないといけないのかもしれない。
土日出勤当たり前の案件をPMとして担当することになってしまい、次は
一体いつ釣りに行けるのか、全く予想が付かない。年末のイシダイフィーバー
に間に合うかどうか、今から気になるところだ。

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ジョイナー パステルブラウン

2005年11月20日 18時47分56秒 | Weblog
前回の釣行で1.4kのマダイを釣り上げたハリスが残り少なくなっている
ことに気付いた。

釣具はいつも上州屋で買っているので、東久留米の上州屋に行ってみたら、
そんなハリスはなかった。念のため店員にも聞いてみたが、
「何ですか、それ?」
という感じで全く要領を得ない。

「こりゃ、おかしいぞ、どうなってんだ?」

自宅に帰って、現物を確認。電話で上州屋の府中店、新橋店に問い合わせ
したが、やっぱりないものはない。おまけに新橋店の店員に「そのメーカー
とはどこの上州屋も取引がないと思いますよ」と言われてしまった。

探しているハリスは、ダイヤフィッシングの「ジョイナー 船パステルブラ
ウン」の2号。インターネットで調べると出ては来るが、どうもマイナーな
メーカーらしい。普通のジョイナーシリーズはそこそこあるが、パステル
ブラウンはネット通販でも買えるところは少ないみたいだ。

このパステルブラウンがいいんである。前回の釣行時も水面近くの潮はかなり
澄んでいたのに、ハリスを手繰って水面から出すまで、本当に水中でハリスが
見えなかった。このハリスにチヌ1号のオキアミカラーのハリを付けて、ハリ
が全部オキアミに隠れるように付けると、喰い渋りのタイでも釣れる確率が
高まることは経験が教えてくれている。これからも絶対必要なハリスなので、
ないでは済まされない。

そこで改めて記憶を必死で手繰ると、このハリスを買ったとき、会社の同僚に
「こんな糸が売っていたんで、衝動買いしちゃったよ」と言ったことを思い出
した。となると... 結局、仕事でバス移動中に見つけた釣具屋で買ったこと
を思い出すことに成功。「錦糸町」「釣具」で検索。場所の記憶からキャステ
ィング錦糸町店であることを割り出せた。

ようやく買った店が分かったので、自宅近辺のキャスティング東久留米店に
電話したら在庫があると言う。23日の休みに早速買いに行くことにした。

上州屋東久留米店とキャスティング東久留米店は多分1kmも離れていない。
自分の記憶が曖昧で、上州屋に対する信頼感が妙に高かったために、ちょっ
と無駄なことをしてしまったようだ。ちと反省。

まぁそれはそれとして、1本バリの仕掛けだけじゃなくて、普通のウィリーの
仕掛けもこのハリスで作るとバキバキ釣れるような気がしてきた。
今度試してみ~ようっと。




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まだまだ

2005年11月15日 23時37分07秒 | Weblog
2005年11月13日(日)

腰越港は4時に開門する。夏場のピーク時には門の前に行列が
できるとのことで、多摩地区に住んでいて睡眠時間を確保しない
と確実に酔ってしまう自分としては、港への到着時間レースで
は到底勝負できない。

「どーせ、胴の間だろうから、余裕コイて行こ~」

と思って港に着いたのが5時半。何故か左の大ドモに座れてしまった。
常連さんはほとんど前日に来てしまい、初心者グループが5人も乗るとの
ことで、出足が遅いらしい。何はともあれ、とにかくラッキーだ。

魚の活性が悪く、タイもイシダイも置き竿にしないと釣れない、と言われた。
最初の鎌倉沖では、とにかくマルアジのオンパレード。どのタナにもマルアジ
がいる。底から3mとかにも平気でウヨウヨいるので、

「タイはマルアジの層を避けて、底にへばり付いているのではないか?」

との仮説をもとに、底から1mのタナを起点にしてシャクリ始めた。

すると、間もなくタイのアタリ! 慎重に巻き上げると、500gくらいの
まともなマダイだった。その時点でマダイ1枚、マルアジ数匹を釣り上げて
おり、不調時の上出来釣果に到達したので、「もう今日は満足」状態になって
いた。サイズはともあれ、自分の読み通りにタイが釣れたので、満足感には
浸れている。すっかり心の余裕ができた。

ポイントを移動して、30mのタナで船長が「置き竿だ」と言っているのに
シャクリで試していたら、案の定、操舵席で

「あ゛~、置き竿だって言ってんのに、どーしてオレの船の客は
シャクっちゃうのかな~」

と大声で船長がボヤくので、やむなく6m1本バリの仕掛けで置き竿モード
に移行した。

1時間くらい経った頃、仕掛けの落とし込みでタナを取ろうとしたら、
いきなりタイのいいアタリ!

かなり引き込むので、上乗りさんと「大型のイシダイか?」などと話し
ながら上げてきたら、大型のマダイだった。予想通り、水面近くで最後の
抵抗を見せたのをハリスを送り込んでかわし、難なく1.4kのマダイを
ゲットした。

こんな大きなマダイを釣ったのは、これまた初めてで、船長や上乗りさんに
「どーして最近こんなに調子がいいのか?」と言われたので、「うまく
なったってことだよ!」と言っておいた。

実は、座った場所も良かったが、やはり水中で魚から見えなくなるハリス
を使い、付けエサのオキアミから針先を出さないエサの付け方がよかった
んだろうと思う。1.4kのタイは完全にハリを飲み込んでいた。上から
落ちてきて、急に反転して上昇を始めたエサを仕掛けだと思わず、いきなり
喰ってしまったものと思われる。潮がかなり澄んでいただけに、見えない
ハリスが効果覿面だったのだろう。

その後、すぐにまた置き竿で400gのマダイとマルアジ数匹を追加。
がっちり良型イシダイもゲットしたくて頑張ったが、それまでだった。

1.4kのマダイの刺身は本当に旨い。こうも好釣果が続くと、運だけ
じゃなくて、本当に自分が上達したのかもしれないと感じてきた。この
釣り一本に絞って10年、この船に通い詰めて8年半、長く辛い下積み
時代の苦労が、ようやく結実してきたような気がしている。

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イナダ爆釣

2005年11月03日 17時11分21秒 | Weblog
2005年10月30日(日)

これまでの不調は枝スが長すぎたからだ。前回の釣行ではっきりと自覚
できたので、これまで作った仕掛けをかなりの時間と肩凝りを投入して
総メンテした。

しかし、釣行前日に船長に電話したら...

「イナダだよ、イナダ!! も~、今日は物凄くイナダが喰ったよ。
明日? 当然イナダ!! も~、イナダやらせて!って感じ。
仕掛け? 5号だよ、5号。2号なんかじゃ全然ダメ!」


たまたま上州屋の近くにいて良かった。市販の仕掛けで5号の針が四本くら
いあるまともなウィリー仕掛けは売っていないことが分かったので、早速
5号のハリスとヒラマサ針を買い込んで、慌てて3つほど5号のウィリー
仕掛けを作った。


前日の土曜日に常連さんは総揃えだったらしく、港に着いても知っている
顔がいない。左舷5人はグループらしく、初心者込みでワイワイやっている。


最初は鎌倉沖のイシダイポイントで始まった。イナダをやるつもりだった
ので、クッションゴムを外したまま、天秤に仕掛けを直結しておいたのが
いけなかった。やり始めて間もなくイシダイのアタリ! しっかり合わせて
巻こうとしたらいきなりいなくなった。仕掛けを上げてみると、天秤の金具
の隙間に糸が挟まって、仕掛けが丸ごとなくなっていた。船長にバレてしまい、

「あ~あ、やっちゃった。これでもう今日ここはダメだ!」

と言われ、他のお客さんにも大声で吹聴されてしまった。常連として大分
恥ずかしかった。やっぱり手抜きはイカんと改めて反省。

イシダイをバラしてポイントを潰してしまったので、まだあまり喰ってない
らしい亀城根に移動してイナダを釣ることになった。タナが55mだという
ので、ちょっと下から普通にシャクっていたら、いきなりズドーンとイナダ
のアタリ。

「ドラグ使って! バラしちゃダメだよ!」

船長のアドバイスなんだか、罵声なんだか分からない声を受けながら、何とか
一匹目をゲット。やたらデカい。続いて同じタナでやっていると、2連発、
3連発ととにかくあっと言う間に喰ってくる。昨日作った5号のウィリー
仕掛けがかなり効いたみたいだ。

しかし、それにしてもイナダの引きは強烈だ。5号のハリスだから、そう簡単
には切れないのでグイグイ巻くのだが、何度ものされてしまう。3本連続で
かかると、もう左腕がパンパンで力が入らなくなってしまう。こんなことは
初めてだ。

その後も快調に釣れ続け、あっと言う間に6本になった。こうなると、もう
20Lのクーラーに入らなくなってしまう。船長は「もっと釣れ! 頭の数字
を伸ばせ!」と言うのだが、持って帰れない魚を釣っても仕方ないし、腕も
疲れたので、その後はペースダウン。2本追加したのは仕立船のお客さんの
土産ということで仲乗りさんにあげた。

他の人もそれなりに釣れたので、タイも釣れるポイントに戻ってイシダイを
狙ってシャクっていたら、またいいアタリ。「これはかなりデカいイシダイ
では?」と仲乗りさんと話しながら上げてきたら、水面で回ってくれちゃった。

結局、それはイナダ。別のところでイナダをもう一本釣って、合計10本で
本日は終了。追加の2本も仲乗りさんに上げた。

6本のイナダを捌くのは大変だった。体はあちこちがパンパンで、カブトを
割ろうにも握力が出なくて割れない。当然、自分のところでは食べきれるはず
もなく、魚を丸ごとあげれば済む近所の知り合いもツモれず、フラフラになり
ながら全部捌いて、また近所の友達に急遽取りに来てもらった。

前回といい、今回といい、ちょっと調子が良すぎる。次回以降に反動が来る
んじゃないかと冗談抜きで心配になってきた。

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