Matsutaka Freeway

相模湾、東京湾の釣りブログです

コマセカツオ、スタート!

2013年08月25日 10時55分21秒 | Weblog

2013年8月9日(金)

オキアミコマセのカツオ釣りがようやく8月1日からスタートになった。例年、カツオがオキアミを食い出すまでに時間がかかるのだが、今年は何と初日から好釣果が連発している状況だった。

こうなっては、じっとしていられない。会社の釣りクラブの先輩と早速葉山のワイルド船長の船に行くことにした。カツオ釣りの席取りに勝てるわけもなく、座った位置と釣果にそれほどの相関はないため、5時過ぎに港に到着。左舷胴の間に陣取った。今年から、1人オキアミ3Kまでという厳しい量的規制が実施され、コマセのオキアミブロックが1人1つ船から支給される形になった。

ポイントは出船から1時間弱の相模湾南方沖合。前回のようにカツオやマグロがワサワサと水面でやっていた。



タナは20~30mぐらい。冷凍庫に眠っていたとっておきの「特船オキアミ55mmケイムラ」とオキアミを抱き合わせにして針につけ、速攻で投入。何度かやりかえるうちに、カツオがかかり始め、あたりはひどいオマツリが頻発しだした。そのうちに、自分にもヒット! きつめのドラグから糸がグイグイ出されてしまう。ポンピングを繰り返し、ようやく上がってきたと思ったら、水面近くで横走り。「キメジかと思って楽しみにしていたのに、カツオかよ!」と」ちょっとガッカリしていたら、タモに入ったのは5.2kのキメジだった。マグロも小さいと真下に引っ張るのではなく、カツオみたいに横走りするみたい。



しばらくして、会社の先輩も3kのカツオをゲット。自分も2.5kのカツオを朝8時までゲットできた。早い時間で自宅で食べるには十分な量が確保できたので、気持ちはすごく楽になった。

しかし、その後はアタリがあっても、オマツリに巻き込まれてバレてしまったり、巻き上げ途中でこれまたバレたりしてしまい、釣果を伸ばすことはできなかった。



結局、これで終了。クーラーの中には2本しか魚がいないが、上出来。楽しみにしていたキメジは身がピンク色でビンナガみたいな感じ。サッパリしていて脂が全くないので、すぐ飽きてしまい、全部食べきるのに苦労した。ただ、釣った日に捌いて血合いも取り、0度のチルド室に入れておけば、3日目で味の劣化なく食べられることが分かった。カツオ・マグロの場合は釣った日からひたすら食べ続けないといけないのがちょっと辛かったが、次回からはキメジの捌きは翌日でも全然問題ないことが分かった。また、すぐに行きますよ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カジキの突きん棒漁

2013年08月03日 14時36分22秒 | Weblog

2013年7月15日(月)

寺泊でアジを釣った後、もう2ヶ月近く経ってしまった。また同じ釣りをしに行くのは気が進まなかったが、泊まり掛けで新潟東港からアジの電気釣りをやりに行くのも気が進まない。イナダ、スズキ、マダイ、サワラといった外道狙いで外道が釣れるならともかく、アジしか釣れなかったら、「どうして泊まり掛け?」という気持ちになってしまう。

そう思っているうちに、カツオやマグロが相模湾にやってきた。ルアーや一本釣り/生餌のフカセ釣りの船が数杯出始めた。一本釣りはやる気しないし、生餌のフカセ釣りは生きてるシコイワシを針に付けて泳がせて食わせる釣り。こちらも気が進まないこと、この上ない。

しかし、7/12(金)、葉山の昨年行った船が、一本釣り/生餌のフカセ釣りで最高25本のカツオを釣ったことを知って、俄然、気持ちが盛り上がってきてしまった。行けるとしたら、3連休の最後の日しかない。翌週の平日は、細々と予定があって、どうしても会社を休めない。

もう我慢できなくて、釣り宿に電話してしまった。

「フカセ釣りで人数が沢山乗ってたら、オマツリして仕方ないんじゃないですか?」
「確かに、魚がかかっているのに糸を出しっ放しの人がいるとオマツリしちゃってどうしようもないんですが、それ以外は人が沢山乗ってても、大してオマツリしませんよ。そんなにオマツリが嫌なら、一本釣りはどうですか? 一本釣りなら、仕掛け短いからオマツリしませんよ!」

そんなこと言われて、つい、「それじゃあ、7/15に一本釣りでお願いします」と勝手に口が喋っていた。自分が一本釣りをやるとは、夢にも思ってなかった。大丈夫なんだろうか。

当日は、席取り競争に勝てるはずもないので、出船1時間前に葉山あぶずり港に到着した。しかし、店の前にある席順表はもう一杯で、自分の名前を書くところがない。おかみさんに聞いたら、「乗れますから、船で船長に言ってください!」と言われ、港の先端の船着き場で出船を待った。

船が生きたシコイワシをどこかから仕入れて港に戻ってきたので、順番に乗船した。これでもか!というくらい人が乗り、みんなそれぞれ大きいクーラーを持っているので、足の踏み場がない、というか、自分の釣り座がない。

一本釣りエリアは、船の左舷の前1/3くらい、5~6人も入れば一杯というエリアだが、そこに11人詰め込まれた。自分は11番目。カツオを呼び寄せる散水が届くエリアの外だった。



「これはハマった。知らなかったとはいえ、こういう展開になったら、もうダメポ....」

誰もがそう思うだろう。そして、それは釣りを始める前からドンドン確信に近くなっていった。


船は南に向けてひた走る。1時間くらい経ったころ、カツオのナブラがあった。鳥はいないのだが、海の表面でカツオが集合しているのが分かる。



でも、潜る。船が近付いていくと、ナブラはすぐに潜ってしまう。豊富なシコイワシを食べていて、船の上乗りさんが投げる生きたシコイワシを食いに来ない。

そんな繰り返しが続いたが、10時くらいに1回だけ食い気のあるナブラに当たり、何人かの人がカツオの顔を見た。その後は、ひたすらクルージングで、マグロのナブラでヒットさせた人があげるのをボーッと10分以上見ていること3回、真夏の日差しでうだる中、もう何をやっているのか分からなくなってしまった。

小さいナブラはたまに見つかるけど、ごく稀に誰かにヒットするだけで、入れ食いになったりすることは全くなかった。フカセの人で、シコイワシの重さで沖合いに投げて食わせている人、船長指示でマグロのナブラでマグロを食わせて、周りの人を20分以上待たせる人などが続出したが、一本釣り初心者&釣り座最悪の自分に当たりが来るわけもなかった。

「もう今日はダメか...」

そう思い始めた12時半ごろ、船長がいきなり叫んだ!

「カジキだ!  行け!」

合計4人いた上乗りさん達が銛の準備を始めた。何が起こるのかと見ていたら、本当に銛を投げて、水面近くに浮かんでいるカジキに突き刺したようだった。そこから先は、舳先にいる上乗りさんがひたすら糸を出して、カジキが弱るのを待っている。これがカジキの突きん棒漁というものらしい。詳細は、ttp://www3.coara.or.jp/~chidori/sam/tsukinbou.html
に解説されているので、参照してほしい。




この赤い紐が200m、それでも足りなくて、錨を下すためのロープも連結して、合計300m近くは紐が出た。一進一退を繰り返すこと1時間、船の錨を巻くウィンチや尻尾に巻くロープなどを併用して、ようやくカジキが船の上に上がってきた。



デカい。100数十キロはあるらしい。いやぁ、ビックリした。本当にカジキが獲れちゃった。釣りも20数年やってるけど、カジキ漁を見たのは初めてだ。

ていうか、何故、釣り船でカジキ漁?
カジキ釣ったから、釣り客に何かメリットでも?


「あの~、まだ私、完全ボーズなんですけど???」


この1時間は一体どーしてくれるんだろうか???

船はまたナブラを探し出すが、すっかり引っ込んでしまったみたいで全然見付からない。
完全なクルージングの世界。
時間ばかりが過ぎていく...

たまに微かな反応を見付けてやりだすが、ほとんどアタリがない。生エサのシコイワシもなくなってきた。

「ハイ、一本釣りの人でまだ釣れてない人は、手をあげて!」
いきなり上乗りさんが叫んだ。当然、手をあげる。
「その人達は船の舳先に来て! 残りのチャンスでとにかく釣らせるから!」

ゾロゾロと自分も含めて5人が移動。舳先の狭いエリアにタコ部屋状態で座り込む。
「この釣りは、エサの選び方、付け方が全てだから!」といって、上乗りさんがエサを付けてくれた。
そして、特訓モードで微かな反応目掛けて投げることを繰り返した。確かにエサはよく泳ぐけど、もうカツオは突っ込んでこない。

「これで最後ですから~!」 エサが本当になくなった。やっぱり釣れずに終了。

今年のカツオは黒星スタート。何かよく分からない展開で、どうでも良くなってきた。

すると、上乗りさんが船のクーラーを開けて、「釣れなかった人はコレを持って行って下さい」とカツオを1本渡してくれた。上乗りさんたちは、朝方の釣れてる時間帯に舳先の特等席から一本釣りでカツオを釣っていたらしい。聞けば、船長から3名とも「ノルマ」を設定されていたということで、一本釣り、フカセ釣りで釣れてない人10名以上にお土産を持たせていた。

まぁ、お土産が確保できているのを船長が分かっていたから、カジキ漁なんかをやってたんだろうね。クーラー空っぽで帰るよりは良かった。

でも、やっぱり、不完全燃焼。オキアミコマセ解禁の8月になったら、とにかくリベンジするしかない!!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする