ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「悪臭やハエのない環境整備を」

2016-10-24 09:09:30 | 日記
 ハエや悪臭が目立つ季節になりました。養豚場に近づたときにそれらが分かる場合、養豚経営が健康でないことを示しているのです。当然そういった農場では、豚の疾病に心が寒いでしょう。 一年を通して悪臭のない環境をつくることが、経営の基本となります。HACCPとか家畜福祉とか言いますが、悪臭があるか、ハエがこれから秋までいるかどうかが経営の第一の姿です。 環境整備は、アルカリ性を中心にすべきです。豚舎内外に、消石灰を坪当たり5kg散布して、ミミズのいない環境にします。ミミズが多いと、豚の疾病が増えます。 消毒剤は、ヤシマ産業(株)製造のグルタクリ-ンを使います。有効成分はグルタアルデヒドで、アルカリ性です。 私と北里大学微生物学教室と共同実験をし、獣医学会にも発表しました。これで環境の整備がついたわけです。 豚そのももの整備は、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スを投与することです。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、腸内細菌叢に変化を与え、強力な作用で、消化吸収だけでなく免疫賦活作用を強化します。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スを使用すると、豚の健全はもとより、疾病なども発症しづらくなります。疾病しらずの飼養管理となるわけです。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、一般の飼料添加剤と違います。東京農業大学の醸造学の研究室で、住之江金之先生がつくたものです。先生はこれを将来の畜産に託されたのです。 牛、豚、鶏、人を含めて、それぞれの目的に向かってその効果を示してくれました。 今では完全な補助食品として、活躍しています。 原料は大豆だけです。豚に与えると第一に免疫力が上がり、ワクチン接種後の抗体価が約10倍になる場合もあります。 また、ここ30くらいの間、周囲にオ-エスキ-病(AD)やそのほかのヘルペス疾患が発生しても、導入している農場では発病しないところもあります。 ほかの家畜に比べて、特に豚に力を入れております。 悪臭やハエが出ない畜産経営を目標にしましょう。豚舎の風通しと乾燥、飼養管理は、薄飼いは基本となります。

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