日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)





 以前のコメント欄で「民す党」さんからも御指摘がありましたが、

「アルファブロガー・アワード2008★★★★ブログ記事大賞」

 というイベントにて、当ブログのエントリーが第一次中間発表の70本の中に選ばれてしまいました。驚きです。

 このブログは書き始めてから今年で5年になりますが、基本的に未来の自分に向けた中国観察日記という位置づけなので、「ブログ界」のことは何も知りませんでした。

 そもそも、そういう催物があることも、最近TBを打って下さった「絵文録ことのは」さんのエントリーで知りました。「アルファブロガー」という言葉も初めて知った次第。


 


 先日、主催者から上のようなバナーがいくつか送られてきたので、せっかくですから期間限定で右サイドに貼り付けました。投票を呼びかけているように見えますが、気にしないで無視して下さい。こういう機会は今回限りだと思うので、人並みにそれっぽい華やかげなことをやってみたかっただけです(笑)。

 ノミネートされたエントリーは、

 ●一党独裁に叛旗!全面的民主化求める「08憲章」出現。(2008/12/10)

 となっておりますが、たぶんこれを端緒に香港のチャイナ・ウォッチャーにインタビューを行ったりした一連の取材活動が対象なのだろうと勝手に考えています。何たって無学ですし恩師の血筋が血筋なので、権威というものに多寡をくくって猪突する悪い癖が今回は幸いしたのでしょう。

 もうすぐ第二次中間発表が行われるそうで、当該エントリーは恐らくそこで脱落することになると思います。でも私は一時予選にノミネートされただけで、もうお腹一杯。だって1年間にupされるブログエントリーの数を想像すれば、70本入りするのって物凄いことではありませんか。一期を飾る良き思い出になりました。
 
 推薦して下さった方、投票して下さった方、本当にありがとうございます。m(__)m


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 ……と、ここで終わらせると何やら恥ずかしいので、ニコ動で私が最も気に入っている「doriko」さんの三部作をば。再生中のコメントがうざったい方は再生画面右下のヒヨコをクリックすればおk。


★★★歌に形はないけれど★★★




★★★夕日坂★★★




★★★letter song★★★




 以前にも紹介しましたが、上2曲はCDデビューを果たしています。


歌に形はないけれど

Groove note

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夕日坂

Groove note

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 初音ミクといえば買って損はしないオムニバス・ベストが発売されます。これは期待大。曲目みれば外れのないことがわかりますから。dorikoさんも2曲入っています。

EXIT TUNES PRESENTS Vocarhythm feat.初音ミク

EXIT TUNES(PC)(M)

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 それから前にも書きましたけど、「歌ってみた」の中では、御家人は「Φ串Φ」さんを最も贔屓にしています。特に下の2曲は曲想と声がドンピシャで、聞き惚れてしまうのです。よって仕事中に流すのは不可(笑)。


★★★サンドリヨン(Cendrillon)★★★




★★★夢一夜★★★







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「あるいは不穏なのかも知れないのは」

 と、江沢民の上海における意味ありげな動静について前回ふれました。



 あるいは不穏なのかも知れないのは、先代の最高指導者・江沢民が1月24日、上海にて春節を控えた恒例のイベントを実施したことです。主催者は上海市当局なのでしょうけど、上海市のトップである兪正声・市党委員会書記や韓正・市長を従えて,江沢民は主賓扱い。

「いまは苦しい局面で試練を迎えているが、強い意志を以て事にあたれば必ずや道は開ける」

 といったことを強調していました。

 党中央が主催する「引退した国家指導者への御機嫌伺い」では昨年、初めて「引退者」として扱われた江沢民ですが、この上海での集まりでは主役ともいえる存在感を発揮。江沢民は上海市指導部の現役組・引退組を労ったりもしており、まるで全ての上に立つ超法規的存在であるかのようです。あたかも魔王。

 超法規的存在であることの証であるかのように、江沢民には「前国家主席」のような肩書が一切ついていません。上海も不景気の波をもろにかぶって2008 年のGDPは17年ぶりの1ケタ成長(前年同期比9.7%増)でしたから、既得権益層の代表めいた蠢動を始めたのかも知れません。

 ●「新華網」(2008/01/24/19:28)
 http://news.xinhuanet.com/newscenter/2009-01/24/content_10714432.htm

 ●08年上海のGDP、 17年ぶり1ケタ成長(NIKKEI NET 2008/01/22/10:50)
 http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M2103Z%2022012009&g=G1&d=20090122



 ……てな訳ですが、江沢民のこの蠢動めいたアクションが私はどうも気になって様子を見ていました。すると果たせるかな、反政府タレ込み系ニュースサイト「博訊網」に関連記事(転載)が出ました。

 江沢民がその場で読んだ漢詩に隠れた意図があるのではないかと取り沙汰されているのだそうです。

 問題の詩は「新華網」の記事にも出ていました。私はつい流してしまったのですが、



 忽忽光陰二十年,幾多甘苦創新天。浦江兩岸生巨變,今日同心更向前。



 というものです。超適当に意訳しますと、

「過ぎてしまえばあっという間の20年だけど、その間における幾多の苦労が新天地を創り上げた。黄浦江の両岸の景観は正に一変した。さあみんな気持ちをひとつにしてさらに前進だ」

 ……正確な内容については「kolgo13」さんが添削してくれることに期待しつつ【m(__)m】、こちらは生臭い政治の話を。

 「博訊網」が転載した記事によると、問題は一行目の「忽忽光陰二十年」なのだそうです。

 肝心なのは「二十年」。この20年といえば、20年前は1989年。天安門事件で趙紫陽・総書記(当時)が失脚し、江沢民がその後を襲った年から2009年でちょうど20年となります。江沢民が自ら回顧して作った詩ですから、当然ながらこの20年は「江沢民時代」だという認識のもとに賦されたものでしょう。

 1989年から2009年が江沢民時代。……となると、「胡錦涛時代」の入る隙間がありません(笑)。

 要するに江沢民に言わせれば、毛沢東、トウ小平に続く第三代目の「江沢民時代」はいまも続いていて、胡錦涛なんてものは江沢民時代の中のことであり、「第四代目」と胡錦涛が自称するのはおこがましい。……といった気分を示しているとのこと。

 もうひとつ指摘できるのは、改革開放政策における20年間の「江沢民時代」を謳い上げることで、トウ小平が主導した最初の十年間の功績を薄める狙いがある、というもの。

 さらに、改革開放政策の主軸となる場所が最初の10年は広東省などだったのに対し、この20年は江沢民自らが推進した「浦東計画」をはじめ上海が完全に主導権を奪取した形になっています。上海閥なるものの有無はともかく、上海という地縁と利権で結ばれた絆を再確認し,士気を高めんとしているのではないか。

 ……というのが「博訊網」の転載記事。さすがですね。無味乾燥な新華社電も、こういう「邪推」を加えると実に味わい深くなるというものです。正にヲチの醍醐味。

 ちなみにこの記事によると、北京の党中央で胡錦涛・総書記が「引退した国家指導者への御機嫌伺い」をするのに対し、上海ローカルの同種のイベントがかくも派手に扱われるのは前例のないことだとか。

 トウ小平などの元老クラスも上海ローカル版に出席したことはあっても、詩を披露するというような目立った行為は示さなかったのだそうです。江沢民によるスタンドプレーの異例さが際立ちますね。

 ●「博訊網」(2008/01/28)
 http://news.boxun.com/news/gb/china/2009/01/200901282210.shtml

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 で、気になって上海の地元紙はどう扱ったか知りたくなり、上海市党委員会の機関紙である『解放日報』にあたってみたところ、こんな感じのレイアウトになっていました(笑)。





 何とまあ、東西の横綱対決よろしく、左に胡錦涛、右に江沢民と、ほぼ同じスペースを使って両者譲らずの構図(笑)。

 一応、胡錦涛率いる党中央によるイベントの方が見出しのフォントも大きくなっており記事の序列の上では先に立っています。しかし、このレイアウトはどう見ても対決色丸出し。少なくとも全国紙においては、江沢民の出たイベントが党中央のものに匹敵するこうした配置と紙幅を与えられていないことは確かではないかと思います。

 もし地元の感覚にとって、このレイアウトこそ「しっくりくる」ものだとすれば、「上海」そのものが不穏ともいえます。このあたり、詳しく探ってみたいところです。

 いやあそれにしても剣呑です。剣呑剣呑。江沢民も挙動不審なら、それを報じた上海地元紙による扱いも実にわかりやすい(笑)。しかもその新聞が上海市党委機関紙であることを考えると、上海市の指導部は江沢民にかなり掌握されているのか?とまで考えたくなります。

 あるいは単に「上海」ではなく、胡錦涛の掲げる「科学的発展観」に真っ向から異を唱える抵抗勢力・既得権益層が放った嚆矢なのでしょうか。

 3月の全人代(全国人民代表大会=なんちゃって国会)を控えた主導権争いが早くも勃発?いやいや経済・社会状況を考えれば全人代手前に「四中全会」(党17期中央委員会第四次全体会議)が開かれる可能性もあります。

 ……ということで、何やら早くも政争の気配。今回の「出しゃばり江沢民」が単なる一発芸なのか、それともこれに続く何らかの動きがあるのかどうか、ちょっと目が離せなくなってきました。




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 「新年好!」であります。昨日1月26日は旧暦の1月1日であり、旧正月(春節)で祝う中国、香港、台湾あたりにとっては、まことにおめでたい日ということになります。

 私も最寄りのコンビニの中国人アルバイトどもに「派利是」(「利是」を配る)をしてきました。中国本土は日本のお年玉同様、大人が子供に配る「壓歳錢」が主流のようですが、なぜか香港は「派利是」といって、既婚者が独身者に意味不明の御祝儀をバラまきます。

 まあ、それはそれとして。

 今年の春節報道はさすがに全面的な「ワショーイ」ではなく、含みを残したものになっています。心から万歳を叫べない、といったところでしょうか。主要先進国の景気後退に伴う影響、大量の失業者、また超格差社会という火種が昨秋から顕在化していますから、馬鹿騒ぎはできない模様。

「中国を取り巻く状況は厳しいが」

「底が見えない金融危機」

「この逆境を逆にバネとして発展の足がかりに」

 といった記事が春節の期間に出されるというのも、近年では異例のことです。

 この半年ばかり記事漁りをしていなかったので、いつごろから着手されているのかはわかりませんが、大学新卒者を農村の幹部にする、という党中央によるキャンペーンも本格展開しそうな気配。いうまでもなく、失業対策ですね。

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 春節を前にして、胡錦涛・国家主席は革命聖地のひとつである井岡山を訪れ、温家宝・首相は四川大震災の被災区を回りました。どちらもキャラ通りの「ありがち」な視察行です。

 井岡山はともかく、温家宝の視察を受けた被災地の人々の感想はどういったものだったのか、気になるところです。これは中国全体にいえることですが、「官」への反感はあるものの、その怒りの鉾先である「官」は往々にして地元当局であり、温家宝のような「えらい人」に対しては双手を挙げて歓迎してしまうところがあります。

 民度といってしまえばそれまでなのですけど、「えらい人」が地元当局をとっちめてほしい、という期待のようなものがあるのです。庶民、特に農民にとって党中央とはそれほどの高みにあります。

 例えば。四川大震災で倒壊し244名の死者を出した小学校の子供たちの親が連名で抗議文を発表し、タレ込み系ニュースサイト「博訊網」にてそれが公開されました。春節を控え歳末気分が盛り上がってきたころです。

 怒りとやるせなさが全文を覆うなか、その怒りの鉾先はやはりあくまでも地元当局。昨年9月の温家宝の現地視察に対しては直訴めいたことをするつもりだったのに、地元当局に故なく妨害された、という一節があります。

 ●「博訊網」(2008/01/21)
 http://news.boxun.com/news/gb/china/2009/01/200901212351.shtml

 似たような事例は農村暴動などでもみられます。地元当局の悪辣ぶりを省政府が暴いてほしい、党中央が救いの手を差し伸べてほしい、といった気分が農民たちにはあるのです。

 このあたりの機微が一皮剥けて、「省当局も党中央もアテにならない。所詮は共産党だ」という認識が浸透することになると、横の連携も生まれる可能性があります。地元当局の上級組織(例えば省当局)が頼りにならないと感じれば、地域を超えた連帯が生じるでしょうから。

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 あるいは不穏なのかも知れないのは、先代の最高指導者・江沢民が1月24日、上海にて春節を控えた恒例のイベントを実施したことです。主催者は上海市当局なのでしょうけど、上海市のトップである兪正声・市党委員会書記や韓正・市長を従えて,江沢民は主賓扱い。

「いまは苦しい局面で試練を迎えているが、強い意志を以て事にあたれば必ずや道は開ける」

 といったことを強調していました。

 党中央が主催する「引退した国家指導者への御機嫌伺い」では昨年、初めて「引退者」として扱われた江沢民ですが、この上海での集まりでは主役ともいえる存在感を発揮。江沢民は上海市指導部の現役組・引退組を労ったりもしており、まるで全ての上に立つ超法規的存在であるかのようです。あたかも魔王。

 超法規的存在であることの証であるかのように、江沢民には「前国家主席」のような肩書が一切ついていません。上海も不景気の波をもろにかぶって2008年のGDPは17年ぶりの1ケタ成長(前年同期比9.7%増)でしたから、既得権益層の代表めいた蠢動を始めたのかも知れません。

 ●「新華網」(2008/01/24/19:28)
 http://news.xinhuanet.com/newscenter/2009-01/24/content_10714432.htm

 ●08年上海のGDP、 17年ぶり1ケタ成長(NIKKEI NET 2008/01/22/10:50)
 http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M2103Z%2022012009&g=G1&d=20090122

 上海といえば、翌日に晴れの元日を控えた1月25日、上海市公安局の正門前でいきなりドカーンと爆発事件。1名が死亡しています。

 ●「Qingnet.cn」(2008/01/25/21:53)
 http://news.qingnet.cn/china/200901/25261329.htm

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 おめでとうございます的な官製報道を排し、ネガティブなニュースばかり拾ってみると上のようになります。とはいえ、庶民にしてみれば「物価高」にあえぎつつ迎えた昨年の春節と、失業不安が濃厚な今年の春節では危機感の次元が異なることは間違いないでしょう。出稼ぎ農民などは、特にその感が強いのではないかと。

 外資企業にとっても、経済的にも社会的にも、これまでとは別種のリスクを背負うことになります。危機管理という備えが問われることになるかも知れません。

 いずれにせよ、何が起きても不思議でない1年の幕開けです。起承転結の「起」の年になるかも、というシナリオとともに、己丑年がスタートしました。





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 香港、台湾にとっての新年である旧正月(春節)に向けた仕事の殺人スケジュール、いわゆる「年末進行」からようやく解放されました。

 正確には金曜の朝に私がやるべき全てが終わって、戦争映画のDVDを観ながら頭をクールダウンさせて、眠くなったところで床に就きました。

 おかげで夢の中でも戦争です。ファッキンとかガッデムとかRPG!とかいう言葉が飛び交っていました。市街地の銃撃戦でして、私の自動小銃はすぐ弾薬がなくなったり、ここぞというときに故障して撃てなかったりと、夢によくある「逃げようとするのに足が思うように動かない状態」が続発して難渋しました。

 配偶者に叩き起こされて飯食ってまた寝たりして、今日の夕方にようやく起き出しました。本業の連中も、また毎年恒例の編集部に一週間泊まり続けて頑張っていた副業の連中も、今日からめでたく旧正月休みとなります。もちろん、私も働きません(笑)。

 旧正月になると、中国本土初のニュースの分量が激減します。体調も悪くないので、記事漁りを密かに復活させたいと考えています。標題のようにリハビリであります。

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 ちなみに、仕事に追われていたこの期間中に行われたカレン族の正月イベントにはLさんと民族衣装を着て参加してきました。

 私は参加させてもらった御礼に「FREE KAREN」のカンバッジ50個を進呈しました。

 政治的な連中が集まるからと聞いていたのでそのようにしたのですが、実際には普通の人が圧倒的多数でやや場違いになってしまったような。カンバッジの文言として最後まで迷っていたもうひとつの候補「WE'RE KAREN」にしておけばよかったです。

 スピーチもオチをつけたのですがスベッでしまって散々でした。orz

 しかしながら普段なら見ることのできない民族衣装を身につけたカレン族の集まりそのものは素晴らしい内容で、言葉が全くわからないことも含めて(笑)、何やら別世界にいるような感じでした。


 

 


 2月7日にカレン族の建国記念日のようなイベントがあり、そこには錚々たる面々が顔を揃えるので宜しかったら是非、と主催者の方が誘ってくれました。時間的にまだ余裕があるので、いま首から吊しているネームカード(下図)をやや大きめのカンバッジに仕立て直して、……などと考えているところです。配色がワンパターンなのは御勘弁の程を。





 2月7日のイベントについては、参加希望があれば主催者の了解を得た上で当ブログにて告知致します。

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 今年はチベット蜂起50周年、五四運動90周年、天安門事件20周年、建国60周年といった「節目」の年であるほか、中国情勢そのものの推移によってチベットをはじめ、東トルキスタン、南モンゴル、そして台湾などを支援する動きが日本国内でも強まってほしいところ。

 それから、中共政権の資金と武器援助によって、強化されたミャンマー軍事政権が進める民族浄化の標的となっているカレン族についても日本国内での関心が高まってくれればと思います。

 私は自分が中心になってグループを立ち上げたり徒党を組んだりするのは苦手なので、常に一兵卒として時間の許す限りデモなどの関連イベントに参加していくつもりです。

 何はともあれ、今年もやります。頑張ります。

 ……と、未だに体内時計が香港モード(旧暦)な自分が哀れで哀れで。orz





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 御無沙汰しております。元日以来,通信途絶状態で申し訳ありませんでした。m(__)m

 私の元日は前回書いた通りです。翌1月2日は改めて靖国神社へと足を運び、台湾組や東トルキスタン組の活動ぶりを撮影したあと、遊就館喫茶室の海軍コーヒーを振り出しに、フリチベTシャツで境内を2時間ばかりウロウロしていました。

 4日はカレン族のLさんと新年会。楽しみにしていたカレン族自体の正月の集まりは、会場確保に手こずって2週間ばかり延期されることになったため、とりあえずLさんと2人で一献汲んだ次第。

 その後は、ずーっと仕事です。いま現在もまだ仕事に追われています。

 ええ、香港の旧正月(1月末)に合わせた第二の「年末進行」というやつでして。

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 昨年は体調不良に泣かされたため仕事量を減らすつもりで調整していたのですが、こちとらお給金も副業の原稿料も日本円ではありません。香港ドル9割NTドル1割といったところで、円高ショック直撃。

 こうなるとさすがに不安になるもので、また「引き合いが来るうちが華」という稼業(副業)ですから、結局例年通り、あるいはそれ以上の制作作業その他を抱えることになってしまいました。

 さすがは年末進行、仕事始めからずーっとピークで谷間というものがありません。私の分は来週半ばくらいで楽になりそうですけど、本業先も副業先も旧正月直前まで24時間一直配置。いつ電話しても誰かが出てくれる例年通りの修羅場状態です(笑)。

 いやいや笑い事ではありません。いい歳をしたオサーンが携わる稼業ではないよなこれ、と毎年思いつつ歳を重ねてきてしまっています。足を洗えたらいいんでしょうけど、対日依存度の高い本業から私が抜けると会社は間違いなく潰れます。私だって賎業から抜け出しても、この歳では路頭に迷うばかりですから、どうせ残り時間少ないしとか自分に言い聞かせつつ、毎年同じことと同じ泣き言を繰り返しているという訳です。情けない。orz

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 2週間音信不通だった言い訳はまだまだ続きます(笑)。

 なぜ更新が途絶えたのか。超繁忙期のときこそ当ブログに逃避してくるというのがいつものパターンでしたが、今年は別の娯楽に逃げてしまいました。近所のレンタルDVD店の品揃えが知らぬ間に一新されていて、私の好きな戦争映画系が驚くほど充実していたのです。

 しかも年末年始サービスとかで料金が安くなっていたので、まとめて借りて仕事の合間にどんどん観ていた次第。あと「太平洋奇跡の作戦 キスカ」をようやく入手したりもして、要するにわずかな余暇はDVD漬けで、中国観察などどこ吹く風、てな感じで半月を過ごしてしまいました。

 とりあえず体調の方は目下のところ良好な日が続いています。以前の「体調は普通」レベルがいまでは「良好」になってしまいましたが、こればかりは宿痾持ちですから仕方ありません。



 ●Unknown (Unknown) 2009-01-14 22:08:44

 実質新年最初のヲチは胡錦濤の重要講話でしょうか?

 はたまた大晦日の胡六点でしょうか?

 どちらも国内のブロガーの関心がさほど高くないので、御家人氏の見解を楽しみにしています。



 とのリクエストを前回のコメント欄いて頂いたのですが、なにぶん上の通りで御期待に添えず申し訳ありません。ただ対台湾政策と直接関係するものではありませんが、今年も「江八点」14周年記念活動みたいなものが派手に行われれば留意しておくべきであるように思います。

 あとは、

 ●昨年12月の中央経済工作会議で打ち出された経済政策の実効は如何。
 ●主要先進国の景気後退のあおりで工場がバタバタと潰れて失業し、早めに帰郷した出稼ぎ農民たちが旧正月明けにどう動くか。
 ●出稼ぎ元の地元政府の雇用機会創出はどうなるか。
 ●「官」による不公正の被害者たちによる陳情・デモ・スト・暴動の状況はどうか。
 ●「官」による不公正に対する各種抗議活動に、「08憲章」の影響がみられるかどうか。

 といったところに個人的には興味があります。もし中共政権を揺るがす規模の抗議活動となれば、胡錦涛テイストからして躊躇せずに人民解放軍を投入し、流血の武力弾圧も辞さないことでしょう。

 一方で、本格的な政争になったら政権運営側である胡錦涛は些か分が悪そうですね。場合によっては経済運営を仕切っている温家宝が斬られるか自分で逃げ出すか、という事態になる可能性はあります。

 まあ「中共人」が二手に分かれて権力闘争をやれるのであれば、中共政権にはまだ遊んでいられる余裕がある、といえるでしょう。このあたりは政争が「反日運動」という形で表面化したものの、運動が予想を超えて拡大したため中共政権維持への影響が懸念され、政争当事者同士が慌てて手打ちをして火消しに走った2005年春のケースと同じ機微です。

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 以上、取り急ぎ健在報告まで。

 ……あ、忘れていました。年末にデータ入稿となったので完成が正月明けになってしまいましたが、こういうものも試作してみたりしました。自分用のカンバッジです。



 台湾独立派の皆さん、外野席からの提案ですが、今年はこうした小道具も少しは揃えて頂ければうれしいです。それから活動をする場合は「2ちゃんねる」の「大規模OFF」板の関連スレッドで事前に告知をすることもどうかお忘れなく。

 ちなみに1月2日の署名活動については、

「告知、前日(1月1日)にちやんと出ていたけど?」

 と切り返す向きもあるでしょうが、あれは余計なお世話で私がやったものです。フリチベ関連に出したのですが、東トルキスタン関連のスレッドにも転載してくれた方がいました。多謝であります。署名目的で九段まで足を運んでくれた方も少なくなかったようです。





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 明けましておめでとうございます。m(__)m

 拙宅で元日といえば靖国神社に初詣。例によって朝まで酒盛りしてから寝て起きるので、現地到着は15時過ぎ。


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夕闇迫る大鳥居。




人であふれているようですが、この時間だとほとんど待たされません。




錦の御旗?も翻っております




振舞い酒は縁起物。スルーする訳にはいきません。




500円払うと500個限定(自称)の祝枡をもらえます。




これですね。なんと狡猾な……と思いつつもやはり買ってしまいました(笑)。木の香りがたまりません。




すっかり日が暮れた模様。




ということで撤収。


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 そして、皆さんどうかお忘れなく。明日は台湾を応援する大事な日です。

 以下にて改めて告知をば。メルマガ「台湾の声」から転載します。



 ●1月2日、台湾建国の「運動始め」靖国神社-外国人登録・台湾正名・街頭署名活動

 下記の要領で外国人登録における台湾人の国籍記載を「中国」から「台湾」へ改める街頭署名活動を行います。

「台湾は中国ではない」

 と初詣客でにぎわう靖国神社前で訴え、来年の運動始めとしますので、都合のつく読者の方はぜひご参加ください。大勢の人に対処するので、人手が必要です。(台湾の声編集部)

 ■日 時:1月2日(金)午後1時~夕刻

 ■場 所:靖国神社前・九段坂(東京理科大九段校舎側)

 ■主 催:日本李登輝友の会、台湾研究フォーラム、メールマガジン「台湾の声」

 ■問合せ:TEL:03-5211-8838 E-mail:info@ritouki.jp(日本李登輝友の会)

 ■当 日:090-4138-6397(永山)

 *事情により場所に若干の変動があるかもしれません。その際はご連絡を。



 皆さん、ぜひ署名に御協力下さい!地下鉄「九段下」駅の1番出口を出たところです。東トルキスタン組も同じ場所で活動するようですから楽しみです。

 ちなみに前回(12月27日)は台湾のテレビ局「民視」のニュースで紹介されました!台湾人を元気にする話題なのです。

 だからといって、フリチベの忍者さんとか股旅さんとか鎧武者さんのような、カメラがどうにもスルーしようのない格好で現場に出現してはいけませんよ。あと李登輝さんのコスプレ写真(男塾)をクリアファイルに入れてアピールしたりとか。いけません。絶対にいけませんからねっ。

 私は体調次第。ビラ配りに飛び入り参加することはたぶんないでしょうけど、久しぶりにフリチベTで現場や神社の境内をウロウロしようかなと。出店が並んでいますし海軍コーヒーもありますし。




●セブンイレブン ネットプリント
 ファイル名:taiwan
 プリント予約番号:06548807
 注:ネプリの有効期限:2009/01/08/23:59





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