唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
譜面台を小型化改造
【ご案内】
コンパクトな譜面台を必要とされる方が多いようで、掲載から7年を経てもなお多くのアクセスを頂いております。
改造方法の詳しい説明(写真入り)を掲載くださったblogなどへのリンクを設定した新しいページをご用意いたしましたので、ぜひそちらもご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/gauche7/e/b101d80acaa75baa4457572dec246554
-----これ以下がオリジナルの記事です-----
楽器と共に持ち歩く機会が多くなりそうな予感がしていたので、昨年末に出来るだけ軽量・コンパクトなものを探して新たに購入しておいた譜面台なのですが、いざバッグに入れてみると、入るには入るけれど斜めにしか入らない。他の物が入れにくくて仕方がないのです。と云う訳で、愛用のショルダーバッグの底面にきちんと入る大きさまで小型(短小)化改造してみました。はい、ちゃんと愛用のバッグの底にきれいに収まるようになりました。なかなかGoodです。と、自画自賛。
写真はちょっとカメラバッグに見えない、郷秋<Gauche>が街撮りの時に愛用している標準ズームレンズ付きのD800も収まるショルダー型のカメラバッグ。その手前が短小化改造済みの二分割された譜面台。一番手前のケーキ皿(径195mm)の上のノギスの手前にあるのが切り落とした25g分のパーツ。これだけ切り落とし、分割可能にすることで65mmの短小化を達成。
改造の基となった譜面台は、コスモM・SテクノのF30Eと云うアルミ製で620g、折り畳み時415mmと、譜面台としてはかなり軽量・コンパクトなモデルですが、重さはともかく、バッグにきれいに収めようとすると男性用ビジネスバッグくらいの大き目のものじゃないと入りません(縦型バッグに縦に入れると云う選択肢もあるれど)。
F30Eはメインポールが3段式で、オリジナル状態だとポールが抜けないようになっていますが、まずは分解して二段目と三段目のポール下部のストッパーを切り落とし工具なしで分割できるようにしました。更に一段目の上部も15mm程切り落としました。これで街撮りの時に愛用しているカメラバッグの底に寝かして収納すことができ、その上に一眼レフと交換レンズを入れることも出来るようになりました。もっとも、譜面台とDSLRを一緒に持って出かけるようなシチュエーションが実際にあるのかどうかは判りませんが(^^;
以上の改造の結果、オリジナルの620g、415mmから595g、350mmへと軽量・短小となりました。伸ばした時の全高は多分30mmくらい低くなっていると思いますが、チェロの場合には低い位置で使いますのでまったく問題はありません。折り畳み時の寸法が小さくなった分、収納ケースも余る(不必要に長い)ことになりますので、本体側のベルクロ(マジックテープ)の位置を70mm下方にずらして、余った分をきれいに折りたためるようにしました。
ちなみに、必ず座奏(イスに座って演奏)するチェロ専用と考えた場合には、センターパイプを切り取って更なる軽量化が可能です。ただし、畳んだ時の長さは足の部分が一番長いので、センターパイプを切り取っても全体が350mmより短くなることはありません。
たかが譜面台、されど譜面台。どれも帯に短し襷に長しで、なかなか自分の用途にピッタリの物がないわけですが、今日は、ちょっと手を加えれば自分仕様の譜面台が出来上がると云う例のご紹介でした。
blog:恩田の森Now http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
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コスモのF30D(前モデル)を使っていますが、これより短いものはなかなかありません。しかし、なければ自分で作っちゃおう!という斬新な発想に思わずブラボー!!
さっそく挑戦し、1時間半でなんとか37㎝にまでなりました!金属のポールを木用のノコで切るという荒技でかなりの時間かかっちゃいましたが、満足の仕上がりになりました。
ありがとうございました!
暫らく前に譜面台の小型化に関する検索がありましたが、あれがLeeさんだったのでしょうか(^^)
楽器を持ったまま片手で楽譜に書き込むような時にはちょっと不安定な小型・軽量譜面台ですが、持ち運びを考えると小さくて軽いものがいいですからね。木工用のノコギリで切ったのの事、お疲れさまでした!
『軽くて短い』譜面台を求めてさまよったのちに
こちらにたどり着きました。
素晴らしい!
こんな方法があったのですね。
さっそく試してみました。
そのコンパクトさに感動しました。
これで電車移動の時も譜面台が邪魔になることも
なくなりそうです。
ありがとうございました!
もしよろしければ私のブログで
この記事をリンクさせていただけませんか?
いや~~~、一年も前に書いた記事を発掘頂き、そして鵜面台の改造にトライ頂き恐縮です。
確かに軽い譜面台、小さな譜面台は存在しても軽くて小さな物はなかなかないものです。ちょっとした改造でコンパクトになるのは嬉しい訳ですが、だったら最初から小さくたためるように作って欲しいですよね。
リンクの件は勿論OKです。私のページよりえ~るさんの記事の方が詳しく書かれていますのでより多くの方がご覧になりチャレンジしてくれると嬉しいですね!
もっと早く知っていれば良かった・・・(笑)
長い譜面台を縦長のバッグにはみ出して入れてると
結構邪魔で電車移動が苦でしたが
これからは少し楽になりそうです。
初めからコンパクト(で丈夫な)な譜面台があれば
きっとすごく売れますよね。
さる860gの楽器をピアノで言えばスタインウェイのような会社が作った業界最コンパクトで話題の400gのケースに入れて、100gにこだわってカットして歩き続けてきましたが、譜面台だけは某ドイツ製を使用してきました。日本の軽物は安心して使えないからです。しかしコスモさんの超軽物の発見と、それをまたカット短軽化した方の記事、そしてそれに太鼓判を押してご紹介くださった貴方様に感謝申し上げます。これにて70歳まで吹けそうです(w)。
ところで、なんと最近入門なさった女史は3キロ位の大型の楽器の吹き手ですが、もう既にコスモをカットしてお持ちでした。やはり貴方様の記事をごらんになったそうです。歩く老モンや音女を助けるリストを書いたシンドラーのようなお方です、ありがとう。
860gの楽器と云うとクラリネットでしょうか。軽くて小さくて羨ましいです。チェロはケースとの合計で6kg以上ありますので楽器を運ぶだけで大変です。
還暦経験者との事ですが、私も今年還暦を迎えました。チェロを生涯の友としたいと思いますが、楽器を担いでのレッスンやアンサンブルがいつまで続けられるのか少々不安ではあります。
と心に決めておりましたが、完成品を壊すということに心が咎められたのと、生来の不器用さゆえなかなか決心できませんでした、しかし一念発起、これをやれば愛用の馬革カバンにぴったり収まるのだからと自らに言い聞かせて… すぐにできました。本当にありがとうございました。
追伸、どうして860gでクラリネットとお判りになるのでしょう、驚きました。クラリネットは消耗品ですが、新しく買っても前妻を捨てきれず未だに40年来のものを愛用しております、この間に30gほど水分が抜けたのですから、人と同じですね。、
追伸:フルートはもう少し軽いので、クラリネットかオーボエか。クラリネットを吹かれる方の方が多いだろうからとの当てずっぽうでした(^^;
短い譜面台を探していましたがなかなか見つからず困っていたところ、検索からこちらの記事を拝見いたしました。ないなら自分で短くしてしまうという発想、全く思いつきませんでした!
ぜひ自分でも試そうと思うのですが、こちら、郷秋<Gauche>さまが切り落とした分以上に短くしてしまうと何か不備が出てしまうものでしょうか…?
できたらあと1~2cm短くできたらと思っています。
もし分かるようでしたら、教えていただけると幸いです!!
さっそくですがお尋ねの件、
最上段の中段のパイプは何センチ切り落としても問題ありません。ただし、最上段と一体になっている譜面を載せる部分より短くしても意味がありません。これと同じことは下段との関係においても云えます。分割して折りたたんだ時に一番長いのは開く脚の部分を含めた下段です。上段・中段をいくら短くしても脚の部分を含めた下段の長さにより短く収納することは不可能だからです。
、
なるほど、確かに一番長くなる部分より短くしても意味ないですよね。理由が分かったのでスッキリです!
この長さで
挑戦してみようと思います。
新品の譜面台をギコギコ切ってしまうのには勇気が要ったのではないでしょか(^^)