ニコンが光通信を採用したマウントの特許を取得

またまたNikon Rumorsが元ネタの記事である。Nikon Rumorsの記事に掲載されている図によれば、D700らしきカメラのマウントの接合部分の下部に光通信用の接点(接点とは云っても当然非接触型)と電気通信用の接点が各2個、計4個が並んでいる。

 

光通信用の接点が2個と云うのは判るが、電気通信用の接点が2つしかないと云うのはどういうことなのだろうか。現在Nikkor(ニッコール)レンズの主流となっている超音波モーターを内臓したAF-Sタイプの電気信号接点は10であり、モーター非内臓のDタイプでも5つの接点を持っている。

 

PC用のUSB端子が登場した時に、たった4つの接点で高度な情報通信が可能なのかと郷秋<Gauche>は心配したものだが、まったく同じことで、用途の限られたカメラボディとレンズの情報通信のためには2つで十分だと云う事なのだろうか。

 

 件の図を見てあれっ?と思ったのは各接点がマウントの内側ではなく、ペンタックスのそれのようにマウントの接合部部分にあること。これでは十分な防塵・防滴性能が保たれないのではないかと心配になるのだが、どうだろうか。もっともこの位置だとすれば、現行のカメラ内部上方にある接点には干渉せずにまったく新しい接点を設置できるのも確か。つまり、機械的には伝統のFマウントを継承しながらも、新たな機能を付加できると云う訳である。

 

 別なサイトでニコンがEVIL用らしいマウントにも光通信用導入して特許を取得したと云う記事を見かけた。これからのレンズ交換方式カメラにおけるボディ-レンズ間の情報通信は光が支流になるのかも知れないが、Nikonが同時期に現行方式の接点を痛めないようにローラー式の接点の特許を取得していたりするのが面白い。

 

  

 

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、すっかり葉を落としたクヌギの木。この季節になるといつも思うのは、見事なまでに周到な世代交代の様である。葉が散るころには春の芽吹きの準備はすっかり済んで、3か月後を待つばかりになっており、一方散った葉は、朽ちて木の命の源となる。思えば自然はすべて実に合理的な世代交代を繰り返している。そんな自然の摂理の中で悪あがきをするのは人間だけのようである。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )
« 「恩田の森Now... 羽田空港に(... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。