唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
一番乗り!
パナソニック・トヨタ・レーシングが11チームの先陣を切って2006年シーズン用のマシンTF106を、明日(29日)からスペインのカタルニア・サーキットで4日間に渡って行われるF1合同テストでシェイクダウンを行うと発表した。
シャーシ部門テクニカルディレクターのマイク・ガスコインによれば「2004年の終わりからTF106の開発を始めていた」とのとだが、TF106は最新V型8気筒エンジンに合わせた全く新しい後部デザインとモノコックと2005年シーズン終盤の2レースを戦い、表彰台を獲得したTF105Bで使用されたフロントサスペンション形式が組み合わされたマシンであるらしい。来春3月12日に2006年シーズン開幕戦として行われるバーレーンGPの3ヶ月以上前に新型を登場させるとは、その開発スピードには驚くばかりだ。
常勝であった頃のフェラーリは(過去形で書かなければならないのがなんとも寂しい)シーズン初めの数戦を前年型で戦い、当年型を十分熟成させてから実戦に投入するという作戦を取っていた。前年型マシンでも開幕後の数戦を勝てたのだから、フェラーリのマシンの先進性に敵うチームやマシンはその当時なかったということだが、裏を返せば当年型の開発で先手を打つ余裕がなかったのだとも言える。
それにしてもトヨタ、さすが2006年にはGMを抜き去り世界の頂点に躍り出ようというだけのことはある。この開発の早さには、さすがにチャンピョンたるルノーも我らがHONDAも追いつくまい。琢磨がそのシートに収まるであろうSuper Aguri Formula 1に至っては、使うべきシャーシさえ決まっていないと言うのだから、この差には言葉も出ない。
もっとも「速ければ」良いわけだが「早ければ」良いというわけではない。例えば2005年のBARホンダとフェラーリ。元が悪いとシーズン中いくら頑張っても決して速くはならない。例えばマクラーレン。シーズン序盤こそ苦戦はしたけれど、あの速さはなんなのだ!そもそも素性の良いシャーシであれば、シーズン中にどんどん速くなるものなのだ(もっともメルセデスのエンジンが最後まで足を引っ張ったけど)。
この時期に次期用マシンを登場させたトヨタとじっくり開発に集中しているHONDA。果たしてどちらに軍配が上がるのか。3ヶ月半後のバーレーンGPを楽しみにしようではないか!

今日の1枚は、昨日撮影の恩田の森の写真の中から。
[ 撮影 : なるせの森 ]
シャーシ部門テクニカルディレクターのマイク・ガスコインによれば「2004年の終わりからTF106の開発を始めていた」とのとだが、TF106は最新V型8気筒エンジンに合わせた全く新しい後部デザインとモノコックと2005年シーズン終盤の2レースを戦い、表彰台を獲得したTF105Bで使用されたフロントサスペンション形式が組み合わされたマシンであるらしい。来春3月12日に2006年シーズン開幕戦として行われるバーレーンGPの3ヶ月以上前に新型を登場させるとは、その開発スピードには驚くばかりだ。
常勝であった頃のフェラーリは(過去形で書かなければならないのがなんとも寂しい)シーズン初めの数戦を前年型で戦い、当年型を十分熟成させてから実戦に投入するという作戦を取っていた。前年型マシンでも開幕後の数戦を勝てたのだから、フェラーリのマシンの先進性に敵うチームやマシンはその当時なかったということだが、裏を返せば当年型の開発で先手を打つ余裕がなかったのだとも言える。
それにしてもトヨタ、さすが2006年にはGMを抜き去り世界の頂点に躍り出ようというだけのことはある。この開発の早さには、さすがにチャンピョンたるルノーも我らがHONDAも追いつくまい。琢磨がそのシートに収まるであろうSuper Aguri Formula 1に至っては、使うべきシャーシさえ決まっていないと言うのだから、この差には言葉も出ない。
もっとも「速ければ」良いわけだが「早ければ」良いというわけではない。例えば2005年のBARホンダとフェラーリ。元が悪いとシーズン中いくら頑張っても決して速くはならない。例えばマクラーレン。シーズン序盤こそ苦戦はしたけれど、あの速さはなんなのだ!そもそも素性の良いシャーシであれば、シーズン中にどんどん速くなるものなのだ(もっともメルセデスのエンジンが最後まで足を引っ張ったけど)。
この時期に次期用マシンを登場させたトヨタとじっくり開発に集中しているHONDA。果たしてどちらに軍配が上がるのか。3ヶ月半後のバーレーンGPを楽しみにしようではないか!

今日の1枚は、昨日撮影の恩田の森の写真の中から。
[ 撮影 : なるせの森 ]
コメント ( 7 ) | Trackback ( )
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しかし、トヨタの開発力もスゴイしガスコインも相当なハードワークなんでしょうね・・・。
氏素性といいますが、トヨタの場合、氏は良いとしても(F1的にはまだ?か)、素性が問題ですね。小手先の空力で何とかなる部分はやっぱり少ないんでしょうな。
来年,いくつかは勝つ気でいますよ。
トヨタなら,失敗したと思えば,途中でもシャーシ丸ごと新型に変えると言うことだってやりそうですよ。
この106も,最後には大きく変わっているんじゃないですかね。
なんだか資金にものを言わせて、って感じがしますが、それも実力の内ということでしょうか。
対するホンダは,トヨタには負けたくないと,真剣ですから。
亜久里のチームは,レベルは違うだろうけど,ポイントを取るだけで表彰台の価値があると思います。まずはテールエンダーにならない戦いですね。
>亜久里のチームは
4年落ちのシャーシではいかんともしがたい感じは拭えませんが、HONDAのV8なら今年のミナルディよりはマシかも知れませんね。