富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

美雪剣龍

2019年03月19日 | 剣龍
剣龍と三光中斑剣龍。
成木になると見た目はほとんど同じですが斑の構造が違います。
自分の棚では混じらないようにしていますがもし他へ行ったら混同しそう。

どうしたらよいのか思い悩んでいましたが結局は名前を変えることに・・・。
自分の棚だけで通用するラベルではあります。

この品種は戦前には美雪覆輪と呼ばれていましたのでそのリバイバルと
これから末永く趣味者の棚で慈しまれるよう願い
三光中斑剣龍のほうは美雪剣龍としてみました。









ということで美雪剣龍はあれから3ヵ月。
仔は1本枯れ落ちましたがもう1本は元気そう。
親木には葉がたくさん付いていますからこの木勢を維持し
めげずに頑張ってほしい所です。











木勢といえば昨年の割り仔小木でも元気一杯。
さすが三光中斑だけあって紺地が多く、いきなり下葉がパラパラという確率も少なさそう。






更に若木だけあって子沢山。

三光中斑とはいえ西出芸ばかりじゃなく真鶴芸も出ますので全部が育つわけじゃなさそうですが
半分くらいは親と同芸で育ってくれるようです。









極小木だったのはあれから5ヵ月。
一番下の木です。
段々と一人前の姿になってきました。
数年生き延びた風格さえ漂っています。









ところで美雪剣龍でも途中で派手になっちゃう木、
作落ちする木が数の中では出てきます。
そんな木を3本寄せ植え。

普通の剣龍だったら速攻枯れるところですが
無事に冬を越しました。









上の極小から育てた木よりさらに小さな木ですが
果たして育つかどうか挑戦中といったところです。
うまく育ってくれたら嬉しい限りです。

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伯青龍

2019年03月13日 | 縞物
新蘭舎に置いてあるのは昨年秋までに植え替えを終えていますので
1月末から水遣りを開始し徐々に最低温度を上げて
現在は12℃設定にしています。
お天気の良い日が続いたこともあって少しずつ動き始めているようです。
ここには楽しみな春の妖精が舞い降りております。

一方、旧蘭舎の分は3月から水遣り開始。
ようやく水を吸ったかなといった感じです。
今はこれを全部植え替えなければなりません。







ということで伯青龍から始めてみました。
あれから2年です。
5,6本の寄せ植えで30鉢ほど。
夏と違って根がしなびた状態だと植え替えしやすいですね。

伯青龍に柄抜けはありませんが、かといって櫛目柄も無し。







上柄とも言えませんがこれぐらいが比較的目立つ柄です。

まあ、これだけあると数年に1本は剣龍が出てくれますので
それを楽しみに育てているようなものです。

話変わって親戚に教えられ、先日畜産試験場という所に行ってきました。







併設された怪しげな売店に鶏卵が売られているとのこと。
主に比内地鶏の研究開発などをしているようですからその副産物なのでしょうけど
聞いてもいろいろ混じっているのでどれがその卵かわからないと言ってました。







そしていつもあるわけじゃないとも聞いていましたが
運良くこんなレジ袋に無造作に入れられて売っていました。
卵がですよ。

ちょっと大きめのM、Lサイズが16個入って320円、
初産み卵というんでしょうかSサイズは24個入っていてナ、ナント160円でした。
思わず3回値段を聞き直しました。
小さいのは一口サイズですからゆで卵なんかにちょうど良さそうです。

その味はというと・・・絶品
卵かけごはんが贅沢に思えるほどです。

やっぱり環境とか食べているエサが全然違うのでしょう。
何しろ税金ですから~
と、これはちょっと一言余計だったかも。

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だんだん春めいて・・・

2019年02月20日 | その他
今日は一日中雨。
雪も融けて少し沈んだようです。
週間天気予報にも晴れマークが多くなって春の兆しが感じられます。

新蘭舎では1月末から水遣りを開始し先日で3度目。
今日まで20℃以上になって換気扇が回ったのは3回ほどですから
ミズゴケはあまり乾きませんでした。

それでも皴は大分なくなってきましたから
これから日中の温度の上昇と共に動き出してくれることでしょう。

ところで新蘭舎で冬の間痛めちゃった木はというと









まずはあの剣龍。






天葉1枚残ったように見えましたがやはりだめでした。
でも剣龍で逝っちゃったのはこの仔だけですから御の字としたものです。






それとあの黒牡丹縞。
冬越し温度は最低3℃台で水遣りなしですから体力が持たなかったのかも。
早割りは事故の元です。







下葉が落ちそうな金牡丹でも株になると丈夫ですから
今後は十分に気を付けたいと思っています。

といった感じで寒くてまだ外に出せず蘭舎内での携帯画像。
テンション上がりませんのでブログ更新はボチボチです。





先日、車を点検に出したらバッテリーが死にかかっているとのこと。
前回も要交換と言われましたから良く持った方かも。
で、ネットで安い再生バッテリーを取り寄せて交換してみました。
猫もお手伝いです。


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剣龍

2018年12月05日 | 剣龍






あれから2ヵ月。









それまでは完璧な柄で良く出来そうな仔だと思っていたのですが
あれよあれよという間にこうなっちゃいました。
原因不明。
とはいえ最近見ないだけで以前はこんな風に枯れ込むことは良くあったかも。
でも良く天葉1枚残ったものです。







こちらの仔はまだ健全です。







こっちもバッタに齧られた葉は間もなくして黄変し落ちてしまいました。
焼けたり傷ついたりした葉の寿命が短いのも剣龍の特徴です。











こちらはあれから1年。
一番下の木です。
伯青龍からの出物で三光中斑ではなく普通の深覆輪です。
2枚出て下葉2枚落ちたものの大きさは変わらず。
紺地も多く、今の所健闘しています。







見た目は三光中斑剣龍と同じですが出る仔はほぼこんな感じになってしまいます。
来年は焼けて枯れ落ちてしまうことでしょう。








そして新たに仲間入りした伯青龍出の剣龍2鉢。
伯青龍100本作っとけば数年に1度は覆輪が出てきます。
とりあえずこれで剣龍の置き枠が埋まって大満足です。



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剣龍

2018年10月06日 | 剣龍
明日は日本富貴蘭会の秋季大会です。
もちろん行くつもりで植え替えなど、準備をしていたのですが
気になっていた台風25号がどうやら当日の朝、上空を通過するようです。
外出すれば留守になるこちらも心配ですし、新幹線が時間通り動くのかということもありますから
ぎりぎりまで様子見、といったところでしょう。







さて、剣龍はあれから半年。
3月に植え替え、6月に植え替え
更にもう1度植え替えました。

猛暑でも比較的、日に当てていましたので
パラパラッと下葉の落ちた木もあったのですが
その分、葉肉厚くがっしりと仕上がっています。

ただ、この品種が日に強いという訳ではなく
長年そんなところで育てて慣らしただけで
弱光下で育てた木をいきなり日に当てれば
葉焼け、作落ち、枯れまでありますから要注意です。

葉肉を盛ると葉は横に広がりたがり剣龍っぽい風情は消え気味になりますが







急速に伸びたこの仔はいかにも剣芸といった感じです。
昨年は縮こまっていたのですが春からやる気を出したようです。







もう1本アタリが最近出ました。
三光中斑剣龍とはいえ派手な仔も出てきます。
当然消えてしまう公算大なのですが
もしここから覆輪に変身するとしたら相当筋が良いということなのでしょう。









こちらは棚で唯一の3本立ちでしたが







御覧のようにバッタに齧られ意気消沈。
株で見てもしょうがないなと仔を外してしまいました。







天葉は葉幅引き、良くなっていたのに残念です。









極小ポロリ仔は一丁前に2枚近くの葉繰り。







おまけにアタリまで付きました。
普通はとっくにになってたはずなのですがよくぞ生還してくれたものです。
さすが三光中斑剣龍の為せる業といったところです。

偶然に出来たとはいえこの木があるから恐怖心が無くなって
小さな仔でもビシバシ外しちゃうんですよね~。
しかも外した仔が枯れたことはないですし。
置き枠が剣龍だけで埋まるとなかなか壮観ではあります。

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建国の縞

2018年09月04日 | 建国の縞






あれから2ヵ月。
その間、極暑の中1枚の葉繰りでした。
柄もいったん出てしまえば継続するようです。









それにしても目を引くのがこの仔。
花芽じゃなくやはり仔で出てくれましたが
たっぷり過ぎるほどの柄を纏っています。
それに上から出た仔は成長も著しいので
それも併せて楽しみに見守りたいと思っています。







ところで夏の間も伸び続けた根でしたが
1本何者かに食いちぎられていました。
そばにキリギリスがいましたのでたぶんそいつだろうとは思うのですが
カナブンやゴキなんかも飛んでくるし外棚作りは油断なりません。
決まってお気に入りから先にやられますから・・・。

因みにそのキリギリスは優しくそっと外に逃がしてあげました。
剣龍の葉が食われているのを発見したのはその後です。

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剣龍

2018年04月02日 | 剣龍




あれから4ヵ月。
画像を見比べるまで気付かなかったのですがすでに生育を始めたようです。









下の派手仔は落ちてしまいましたが上の仔2本は葉繰りしています。
こちらはものになりそうかも。

いかに三光中斑剣龍とはいえ御城覆輪並みの増殖は期待できず
5割の歩留まりなら御の字としたものです。







風蘭鉢に植えていると衣装替えは自由自在。
こじゃれた錦鉢に入れて撮影してみました。









3本立ちのほうも下葉落ちることなく無事に越冬。







アタリも潰れていないようです。






こちらはドラゴン模様の鉢に入れてみました。









小さなポロリ木は意外にも健全な根がたくさんあって
今年は作上がりしそう。
仔出しまであるかも
それはともかくポロリから3作して倍くらいの大きさには育っています。

今年は暖かくなったら外棚に出そうと思っていますが
果たしてご機嫌が続くのか損ねるのか
ハラハラしつつ見守る季節が幕を開けました。

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剣龍

2017年12月02日 | 剣龍
12月に入ったばかりというのに本降り。
一晩で20cm以上積り、外はすっかり銀世界です。
今朝は除雪車が来ましたので久々に雪寄せ作業で汗を流しました。








そんな雪景色にも似合う剣龍はあれから8ヵ月。
三光中斑ですから柄の構造、姿かたちは御城覆輪に似ていても
すぐに同芸の仔ばかり出て株立ちになってくれるほど甘くはないようです。







この仔は下葉で良い柄でしたのに上で派手になってジ・エンド。







それとは逆に春に派手柄で出ていた仔は上で紺が乗ってきています。







それほど花芽の付かないことが幸いしてもう1本仔が出てくれました。
ただ、春からこれぐらいしか生長していませんのでかなりデリケートな品種ではあります。










極小の木は葉が1枚出て1枚落ちプラマイゼロ。
しかし普通の剣龍なら速攻枯れちゃうほど小さな木ですから
現状維持なら御の字です。








棚で一番大株の木は一枚も下葉が落ちませんでした。







紺の乗りも良くご機嫌そう。








アタリもたくさん付いてくれます。








一方、普通の深覆輪剣龍はあれから半年。
一番下の画像の木です。
下葉はバラバラと盛大に落ちてしまいましたが天葉の紺乗りは良くなってきた感じ。






でも、仔はこれからもこんなのばかり出ることでしょう。
それにしても普通の深覆輪剣龍と三光中斑剣龍はこんな仔が出たときくらいしか見分けが付かないのは
にゃんとも悩ましい所ではあります。
まあ、自分がわかっていればそれだけで十分に自己満足感は満たせますが・・・。

ところでこの品種はここ数年の通年蘭舎内栽培でうまく育ってくれたクチですが
これを来年外棚に置いたら果たしてどうなるのか
以前は日が強すぎて葉を焦がしてしまっていましたが
今回は西日を遮るなどの工夫をしていますからちょっと楽しみです。

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建国宝

2017年08月10日 | 建国宝
先日までは連日最高気温が35℃近くまで上昇していましたが
棚下ミストのおかげで蘭舎内の温度は最高でも32℃止まり。
黒牡丹や剣龍など熱風で葉が焼けやすい品種に被害はなく
今年は無事に夏を越してくれそうです。

そして台風が過ぎ去り、お盆も近いとあって
心なしか過ごしやすい気候となりました。








建国宝はあれから1ヵ月弱。
どうして季節を知るのか不思議ではありますが






まだ暑いさなか、天葉が真っ白に上がってきました。







しかも片側だけですが太い紺覆輪付きです。
この天葉が伸び切って次が顔を出す頃、一番の見頃となるのでしょう。
それで今年の成育はお仕舞かも。








こちらの木も真っ白な天葉がスーッと伸びだしています。






紺覆輪は今のところわずか。
しかし上の木も以前は似たような柄でしたから今後の進展に期待です。







それよりも苔の間から出た仔だけでも大喜びでしたのに






更にこんなところから仔が2本。
これは大奮発です。
増えてほしい木が増えるって嬉しいものですね。

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剣龍

2017年05月16日 | 剣龍




先日、剣龍が2鉢も蘭国さんちに旅立ちましたので
ちょうどよく収まっていた枠にぽっかり穴が2つ空きました。
枠が空くと何となく落ち着かなくてほかの鉢を入れたりしましたが
どうもしっくりしません。

そこで思いついたのが伯青龍の株立ち
ちょっと役不足でもこれを入れればよいのではと思い早速植え替えてみました。
半日仕事と思いきや2鉢を丁寧にばらし20鉢に分けたら日が暮れましたから
今の時期、株分けはやるもんじゃないですね。

それで取り出したのが上の画像ですがいつまで維持できるかといったところ。








ついでのもう1本。
これでも昔はちゃんとしていましたが今は風前の灯火です。
それでも枠の空いたところを埋めることができて
何とか落ち着きを取り戻しました。









そういえばスーパーじゃないほうの普通の剣龍はあれから1年と4か月。
上から4株目の木です。
今の所、元気さがあり覆輪も維持していて三光中斑剣龍と同じような風情ですが






出る仔はこんな感じになります。







紺中通しがありませんから次の葉はユウレイになってそれでアウトでしょう。
剣龍に株立ちが無いわけです。
というか増えないとなると現状維持か木勢を損じて枯れるかのどちらかですから
普通の剣龍でも数が少なく伯青龍からの出物を待つのみといった感じなのでしょう。
















その点、三光中斑剣龍にはこんな小さなうちから紺中通しがあり
その後もしっかりと育ってくれます。

それにしてもこんな風にご紹介できるのも春に思い切って株分けしたればこそ。
素立ちの親木のアチコチから仔が出てきました。
花芽が付き難いこともありますし脛齧りから解放されたということもあるのでしょう。

親木の柄は良く出来た普通の剣龍と区別し難いのは確かですが
三光中斑剣龍は仔を出してみれば一目瞭然という木です。

それまでは果たしてどっちなんだろうということもあり得ますから
お手持ちの方は仔が出るまで楽しみに育てられてはいかがでしょう。
何も私のところだけの変化とは限りませんからね。
コメント (3)
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伯青龍

2017年04月18日 | 縞物



あれから3年弱。
仔出しを促そうと一本ずつにしてから寄せ植えしてみたのですが
一鉢に10本とぎゅうぎゅう詰めでは増えようがありませんでした。
作落ちしないだけで御の字としたものです。

しかしこれでは本来の目標とはかけ離れていますから植え替えようと思ったのですが
新根が伸びてきちゃいまして時すでにお寿司・・・もとい遅し。
素立ちならまだ何とかできますが、こんな薮をバラして一鉢ずつにするのは困難です。

こんなのが十数鉢。
来春は必ず植え替えますので百鉢分のスペースを確保しなくては。








もちろん増そうとするモチベーションの源泉はあの剣龍狙いです。
百鉢もあれば数年に一本くらいは覆輪が生まれますので・・・。
ただしそれは普通に見られる縞物から移行したような覆輪です。
これを世の中では剣龍と呼んでいるのですが







このパターンは更に時が経つとこんな風になって
結局枯れることが多いものですから評価が伴わないのも頷けるところではあります。

そんな覆輪でも十本目かそれとも百本先かは運次第ですが
三光中斑で出ることがあったりします。

そんなのが出たらチャ~~~ンス。
そこからは何鉢でも増やせますから。

というような生きてるうちに出来るかどうかわからない
気の長いお遊びをしています。

そういえば画像の探し物をしていてこんなのを見つけました。
1枚目の画像に剣龍が並んでいます。
左奥の一鉢ぐらいは育ったかもしれませんがあとは全部だめになったんでしょう。
もちろん当時、三光中斑がどうとかは気付きもしていません。

それにしても富貴蘭を始めて20年でまだこの程度のレベルでしたが
あの頃は今以上に楽しかったんでしょうね。

ところで自分だけかと思ったらそんな遊び心にお付き合いくださる方が
先日のヤフオクにはたくさんいて大変心強く思っている次第です。

普通、あれだけ評価していただけたらイケイケどんどんと出品するのが人というものですが
別にタダになっても手元に置いておきたいという困ったちゃんです。
バカなんでしょうね。

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ヤフオク。。

2017年04月03日 | その他
超久々にこんなのを出品してみましたのでご笑覧ください。









まずは黒牡丹縞。
縞といっても天葉に少し見えるだけですが
それでもあると無いとでは大違い。
先々の進展が楽しみな木です。
株分けして出品します。











建国縞はM園№1系です。
親木は最上柄でルビー根もたくさん出る木ですが
仔は残念ながら今のところ柄が見当たらないようです。
これも株分けして出品です。











株分けした錦織。
派手でも育つと言われますが紺中通しがあれば鬼に金棒。
泥根も出ますから生育旺盛で更に綺麗な柄も楽しめます。











伯青龍が覆輪になった剣龍ですが
並みの剣龍と違って三光中斑タイプとなった希少種です。
たぶん当棚ぐらいにしか存在しないのではと思います。
出すのは惜しいのですがちょっと反応を見たくて出品してみます。










羆の光です。
普通の羆の光と違って天葉は緑を含んで伸びるタイプです。
その為か木勢の衰えることがありませんので葉幅引いて仕上がります。










株分けした宝覆輪です。
葉重ね良く紺の乗りも良く木勢最上の大きな木です。
覆輪の株立ちからの株分け品ですから
これから出る仔の固定度も上々かと思います。









真白です。
先日株立ちを入手し割ってみました。
花芽の跡の無い木勢のよい木ですから
すぐに株立ちになってくれるものと思います。
天葉は柄がちょっと綺麗に出過ぎましたが
また戻るかもしれないし下の柄が良いので楽しめます。


と、こんな感じのコメントで出品してみました。

蘭舎は現在最低10℃に設定していますので根が動き始めています。
生育がこれからの方は時期が合うまでお取り置きしますのでご安心ください。
ではよろしくお願いします。

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剣龍

2017年03月27日 | 剣龍




あれから1作。
下葉を落としながらも葉繰りは2枚半。
以前より一回り大きくなって機嫌は良さそうです。
ただ、いくら三光中斑芸とはいえ仔は真鶴ですから見込みなしでしょう。

思えば昨年夏の猛暑が下葉を落とす原因になってしまいました。
黒牡丹なんかもそうでしたが熱気というか熱風は蘭にもよくなさそうです。
今年以降はしっかりと対策を立てるつもりでいます。









さて、下葉を落としたりしたものの
前回の一番下のポロリの小さな木が枯れずに育ち
しかも天葉は作上がりしていることに意を決して
株立ちは全部株分けしてしまいました。









一番の大株がこの3本立ちです。

今まではもしかしたら枯れるかもという気持ちから
不格好でも割らずに親木にずっと付けていたのですが
三光中斑だから大丈夫という方に気持ちがようやく傾きました。

おかげさまでたくさんの鉢数になりましたが
全体を見回してもすっきりしてますし、それぞれが個性豊かな表情で面白いです。
同じ品種がたくさん並んで、まして覆輪ですから飽きそうなものですが
この剣龍は更にトキメキ感が倍増する不思議な品種ではあります。

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剣龍

2016年01月17日 | 剣龍



あれから7ヶ月。
下葉も落ちずに夏を越して秋も過ごし
それなりの姿になってきました。
あの時のボロボロからは見違えるよう。
とりあえず葉数は9枚半。
この状態が維持できたらまずは御の字です。







とはいえ仔はユウレイ。
というか真鶴芸です。
親木はかなりの古木でようやく出た仔ですのに残念です。









こちらは新たな仔出しは無いものの
新根がたくさん出て力を付けてきました。








普通の品種なら割り頃の仔ですが
これは外したとたん派手気味の葉が速攻焼け落ちてしまいそうで躊躇しています。
親木に付けている分には多少派手気味でもスクスクと大きく育ちますので・・・。








こちらは親木の下葉が何枚か落ちて現状維持といった感じです。
紺地は同じくらいあるのですがどこか弱いところがあるのでしょうか。








それに伴いというか仔も小型のままで推移しています。
思うにこれは仔が付き過ぎなのかも。
親木は仔育て疲れなのかもしれません。
そうだとしても剣龍のこんな株立ちはなかなか見当たりませんから
贅沢な悩みではありますが・・・。









これは伯青龍から変わった三光中斑でない普通の剣龍。
このタイプは何度か枯らしていますがこれはどうなりますことか。

そういえば剣と名が付く品種は受け立ち葉が特徴となりますが
三光中斑タイプの剣龍はその柄の影響で姿が姫葉っぽくなってしまいます。
パッと見、御城覆輪に似てなくも無いような・・・。

でも、成長の過程で天葉が黄色に出てその後、白く冴える
というような幽玄な芸も見せてくれますので
それでつまらないということは全然無いんですけどね。








こちらは前回はイイ感じの姿でしたが
下葉がポロポロ落ちてちょっと間が抜けてしまいました。
最高の生育条件で育てているつもりですが
鉢数ある分、いろいろあるということで・・・。






ただ、仔は姿、柄共に良い雰囲気で株分けしてみたい気にさせられます。









そうそう、最後の極小木は葉が1枚増えていました。
下葉落ちず枯れもせず良くぞ育っているものです。
これが育つようなら上の株立ちでもバリバリ割れそうな気がします。
しかしまあ、調子に乗ったら痛い目にあうのが世の常ではありますが・・・。


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剣龍

2015年06月08日 | 剣龍



あれから7ヶ月。
以前は枯れる寸前まで行った木ですが
近頃は柄、木勢共に安定してきました。
見栄えの良い10枚葉までもう直ぐです。








この株もすくすくと生育中。
こうして株立ちになってみると眩いばかりの白柄が更に目立ちます。






ところで昨日触れた根の形状ですがこれもそうなっていました。
昨年あたりから急に葉が焼けなくなり葉持ちが良くなったのは
細胞壁が丈夫になったおかげなのかもしれません。








そういえばこちらの株も






根は同じような形状です。

以前、葉焼けがひどかった時は
10鉢あったら一鉢くらいはましな姿になってくれるかもと思っていましたが
考えてみると一鉢だけ良く出来るなんてことはありえない話です。
やはり出来ない時は全部だめで出来る時は全部良く出来てるはずです。

葉焼けのない綺麗な葉だけの株が10鉢並べばさすがに壮観で
我ながら見ていてうっとりしてしまいますが
この品種が好きな方なら(たぶんいないと思いますが)こっちのほうがありえない光景と映るかも。
作のブレークスルーとはこんなことを言うのかもしれませんね。

ところで剣龍といえば伯青龍からの出物がほとんどで
大体は縞から変わった単純な深覆輪です。

そんな木は仔が出てもほとんどが派手柄。
プチッと動き出した時点で即効焼け焦げ枯れてしまいます。
株立ちがないのはそんな理由があってのことでしょう。







たとえばこれはあの時の割り仔ですがこれが普通の剣龍です。








一方、株立ちになるのは西出のような三光中斑タイプ。
見た目、大して違わなさそうですが実はピンキリの差。






こんな仔が付いていると西出芸で納得いただけるのではと思います。

伯青龍をたくさん作って観察していますが
普通の覆輪もなかなか出ないのに
三光中斑ともなると滅多に出会うものではありません。

手持ちの木を細々と増やすしかありませんが
株分けするのも怖い気がして・・・。








しかしそんな不安をよそに植え替えの際、
こんなのが手元からポロリとこぼれ落ちました。

小さすぎて今まではとてもじゃないけど枯れてしまう木でしたが
こんな植え方ではどうかと様子を見ています。

これが作上がりするようならしめたもの。
割り仔がたくさん作れそうです。







こんな割り仔がうまく育ったら愛おしさもひとしおでしょう。


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