Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

日本三百名山回顧№14、北海道、芦別岳(2百名山)

2017年08月06日 | 三百名山回顧

平成24年8月4日

 

06:56新道登山口→ 09:05~11半面山→ 10:34~11:33芦別岳→ 12:31半面山→ 14:34新道登山口

 

 夕張岳を登り終え、昨日は休養がてら富良野町の「北の国からロケ跡地」やラベンダー牧場等の観光巡りを楽しんだ。その後芦別岳新道登山口近くに在る太陽の里キャンプ場にテントを張った。ここは芦別岳を仰ぐ広い草原の中にあり幕営料金はタダ、実に快適なテント場だった。

 「テレビ北の国から」のロケ地

 太陽の里キャンプ場

 4日の朝、幕営装備を車に収めた後、新道登山口から出発する。旧道を登る周回コースも考えたが、我々夫婦の体力じゃ日帰りは無理だろうと諦めた。新道コース往復でも登山口から山頂までの標高差が1400mもあるので、厳しい道程だ。

 登山届に記入して鹿避けの柵を潜り最初は緩やかで心地よい樹林帯を登って行く。芦別岳の山域は熊情報の多いところだが、今日は週末のせいか登山者が多くてそれ程気にはならなかった。

 新道コースはとに角長い。しかもだんだん急な道になってくる。半面山に着いて芦別岳の山頂が初めて見えた。一旦湿地帯の熊の沼に降り霊峰山に向け急坂を登る。霊峰山のピークから芦別岳がドーンと見え、山頂に居る人も確認できる。

 霊峰山から芦別岳

 山頂へ向かう最後の道も急登で、ジグザグを何度か繰り返し、10時半過ぎ待望の芦別岳(1727m)に着いた。アベックの男女が休んでいたが交替するように降ったので、我々だけの山頂になった。

 芦別岳山頂

 ゆるゆる休憩していたら単独の女性が登って来た。地元の方で、此処は何度も登っているそうで、以前来た時は山頂直下で熊が走り回っていたそうだ。彼女から地元産のメロンを頂くが、これが冷たくて実に美味かった。

 何気なく周囲の山々を眺めていたら、南の山斜面に小さく動く黒点があった。双眼鏡で覗くと菜食中の羆だった。距離が離れていたので恐怖感は無く、逆に珍しいものが見えたと嬉しくなった。

 熊さん遠望

 1時間程の滞在を終え、山頂を後に新道コースを降って行く。長い道程にアキアキした頃、見晴台で眼下の街並みが見えた時はホッとした。14時半過ぎ登山口へ戻り着いた。確認すると登りが約3時間半、降りが約3時間要している。登り降りに大して差が無いのは後半の降りでドッと疲れが出たからだろう。

 ユッタリした姿が多い北海道の山々の中で、鋭い山容の芦別岳は異彩で放ち、山頂からの展望は素晴らしかった。チャンスがあれば旧道コースから登ってみたいが、体力的にもう困難だろう。

コメント
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