新 ・ 渓 飲 渓 食 時 々 釣 り

魚止滝のずっと手前で竿をほっぽり
ザックの中身をガサガサまさぐる男の日記

乗り鉄ひとり旅も楽しんでいます

寒い朝でした

2009-03-16 13:18:16 | 渓流釣り 山歩き
・・・明日の関東地方は気持ちの良い日差しが期待されます・・・
前日の天気予報でこんなこと言いやがっておりましたし、
・・・今日は全然冷たくなかったよ・・・
先週のROCKYさんもこんなことをおっしゃりやがっておりましたので、
今日はウェーダー(濡れないとっても長くてかさばる長靴)ではなくウェーディングシューズ(絶対に濡れるクッツ)を迷わずにリュックザックに押し込みました。

早朝三時に到着。車から降りると身ぶるいするほどの寒さでした。
こんな日に限って帽子と手袋を忘れるなんて・・・
管理小屋でお湯をもらい、ほんのちょびっとだけウィスキーをたらし体を温め暖をとります。重鎮N氏からやっと“おめでとう”のお言葉をいただいた源さんはちょっと嬉しそうでしたが・・・I原会長からは「リンチですぞ!」のおきついお言葉が・・・(嬉)

金曜から土曜にかけて降り続いた雨により川の音はいつもより大きく、ヘッドライトに照らされた林道にも水溜りがたくさん残っておりました。うっかりとヌカルミを踏んでしまった時の“グニャ”の感触は嫌なものです。そのヌカルミが“サクッ”もしくば“カチッ”と一瞬にして凍てついてしまうほどに日の出直前の冷え込みはきついものでした。

林道から廃道の分岐に到着する頃には明るくなっておりました。
冷え込みはいっこうに緩まず、それでも歩き疲れ息の上がった僕の上半身からは煙たいほどの湯気が立ちのぼり、特にリュックザックでムンムンムレムレ状態の濃茶色のフリースの背中はすぐに真っ白な霜がおりてしまいました。その“真っ白いキャンパス”にBKさんが落書きをしやがるとみんなで笑っておりましたから僕も一緒になって笑いました。詳しくは熊猫さんのブログを見てねっと。

廃道に入るとお決まりの場所で撮影。皆さんのお顔が緩んでいるのは・・・すでに一杯入っているからに違いありません。

右と左の沢に別れて入渓します。僕の背中に落書きしやがったBKさんはお一人で左の沢へと消えて行かれました。

流れに足をつけると・・・ひゃ、ひゃっこ----------!!
我慢できないほどの冷たさでした。こんな冷たさの中ではたして釣りを続けられるのでしょうか??
と思ったら源さんちゃっかりと餌仕掛けで堰堤下を狙っております。どうやら二匹目のどぜうに期待しているようですね。
ガリガリ君はひとりウェーダー(濡れないとっても長くてかさばる長靴)をはきやがりながら飄々と竿を伸ばしております。
こうなったら僕は意地でも浮いた毛バリで魚を出して見せようぞ・・・といつものおざなり3人衆は釣り上がるのでございます。

10時くらいからでしょうかね、水温が少しゆるく感じてきた頃から餌にはアタリガが出始めました。源さんとガリガリ君が6~7寸を抜き始めますが僕にはいっこうに反応すらありません。
・・・ふむ、今日は間違いなくボウズであるな!・・・そう確信したころ、「ホリャさんポイントっすよ!」とガリガリ君がポイントを譲ってくれました。陽だまりの明るく開けた場所でした。浅い白砂に魚が浮いているのを発見。少し上流にテイッと毛バリを投げ入れると一瞬反応はしたものの食らいつくところまではいきません。再びトリャと投げ入れ今度はツンツンツツツンとキザっぽく毛バリにアクションなどつけてみると・・・ぺちゃ、もそっ、ぺちょ、まあそんな感じでやっとこさ小さな山女魚が毛バリを食ってくれたのです。メデタシメデタシ♪





そうなると、沢の美しい風景が楽しくなってくるものです。写真を撮りながら気持も穏やかに、ただ足取りはとっても重く三人交互に釣り上がります。
不思議なもので、ここぞといったポイントは人に譲りたがる三人なのです。だからこそ三人で沢に入っても仲良く楽しく竿を出せるのでしょうね・・・っと、不意に浮かんだBKさんのお顔。左の沢は釣れているかしら??

6寸クラスはぽちょぽちょ出てくれるのですが、なかなか大きな魚が釣れません。ここで源さんの酒パワー注入タイム!今日は真澄ではなく美酒爛慢のカップ酒です。
このお酒はいけませんでした。ここから源さんの“苦悩”が始まってしまいます。バラシを連続し始めた源さん、アワセのタイミングが全く解らなくなってしまいました。こんな時って、根掛りはするは木枝に仕掛けを絡ませるはチグハグになってしまうものなのです。わかる!わかり過ぎるぐらいにわかるなぁ~!
しか~し!これもメメズの餌釣りにのめり込んでしまった“さだめ”なのです。こればっかりは他人に教えてもらえることではないのです!
メメズをハリに刺す方法にしても大きく二つに分かれます。ひとつはチョンがけ、もうひとつは中通し。ベテランのお方々でもその方法は異なります。A氏(誰とは申しませんが)は絶対チョンがけ派。B氏(誰とは申しませんが)は誰が何と言おうと中通し派。
このお二人、普段はとっても仲良しではありますが、このメメズの刺し方になるとお互いに一歩も譲りません。酒の席では論争にもなりかねぬほど熱く語らいはいめるのです。いつの日かメメズの刺し方の意見の違いから派閥がパックリと大きく分かれ世附メメズ戦争勃発!・・・なんて日がきたら、僕はどちらにつけばいいのかしら??
そんな時は、君子危うきに近寄らず派のC氏(誰とは申しませんが)に間を取り持ってもらうしかないでしょう。なんせったってその穏やかなお人柄から発せられる爽やかな渓に吹く風のごときオヤジギャグ(おもしろくありません)は必ずしやその場の空気を・・・、も、もしかしたら、もっと重たい雰囲気に変えてしまうかも・・・ゾッ

とにかく、源さんは大いに悩みやがってください。あんなでけー岩魚を釣りやがった酬いでございます。世附メメズ戦争を勃発させぬために、決してA氏とB氏にだけは聞かないように!

あ、ひとつだけ忠告させてください。早合わせ遅合わせ色々あるでしょうが、アワセは絶対にしてください。悩んでいる時の源さんはアワセを怖がってアワセを入れておりませんでした。僕にはまるでD氏(誰とは申しませんが)そっくりに見えてしまいました。

さて、BKさんDSさんとの待ち合わせ時間である12時になってしまうほどのんびりと釣りを楽しんでしまいました。ポイントをとばし最後のポイントをガリガリ君に狙ってもらうも、残念ながら大きな魚を釣ることは出来ませんでした。
頑張って歩いてきた沢だけに活性の低さは期待はずれではありましたが、魚止めまで来れたことに喜びを感じながら竿をたたみました。

入渓地点まで急いで戻り待ち合わせ場所に向かいます。
そこにBKさんの姿はありませんでした、待ち切れずに帰ってしまったとのこと。
DSさんに釣果を聞くと、先週に続きまたまた泣き尺をあげておりましたが、今日の魚の方が先週よりもずっと大きく見えたのは、やはりあの42センチの岩魚がとてつもないでかさだったからに相違ありませんね。
「BKさんは〇△□だってさー、ひゃははは」とDSさんが嬉しそうに笑ったので僕たちも嬉しそうに笑いました。

BK・・・その語源たるやボンバー(爆発)Kさんの略・・・しかし、僕の背中に書いたバ〇=BKとも読めるし、ボウズ食らう=BK、バチかぶる=BK・・・とも、読めなくない~??
みなさん、そっとしといてあげましょうね。




昼飯は豚汁を作って食べました。食材は源さん、バーナーはガリガリ君、そして鍋は僕。無駄のないよう分担して持ってくれば荷物も軽いのです。
しかしとて、豚汁だけすすって満足する僕たちではございません。得意の100円フライパンでチャーハンを炒める源さん、フランクフルトを炒めるガリガリ君、そして超楽チングヂャグヂャカレーライスはレトルトカレーとコンビニおにぎりを一緒にあたためかき回して出来上がり。DSさんの高級ウイスキーをちょびっといただいて3時ちょうどに帰りの林道を歩き始めた、そんな解禁3回目の世附でございました。

注)
くれぐれも、そっとしといてあげましょうね。













源さんの堰堤

2009-03-09 10:54:38 | 渓流釣り 山歩き
解禁してまだ二週間目だというのに、昨日の沢割はすでにガラガラ状態でございました。

重鎮Nさん、ROCKYさん、そしていつものメンバーで大又方面を独占です。
他の釣り師は、悪沢に入るお方が一人だけでした。

いつものおざなり集団は着替えながら一杯・・・いつもと変わらぬ朝、いつもと変わらぬ一日・・・のはずでありました。

先週よりも少しだけ気温のゆるい朝ではありましたが、それでもテンカラを振るには指が痛いほどの冷気でしたから、今週も迷わずに餌竿を選びます。

DSさんから譲り受けたタダの餌竿を手に、今日は源さんの餌釣りデビュー戦です。
今朝はどうにも魚の活性が良くありません。大場所から小さなポイントまで丹念に探りながら釣り上りますが、時折チビメ君がピラピラと宙を舞うぐらい。
ガリガリ君が、「なんとか源さんに釣ってもらいたいですね」と一つ目の低い堰堤下を譲ると、ここで初モノをゲット!20センチほどの山女魚でした。
いつものようにガリガリ君と「バンザ~イ!バンザ~イバンザ~イ!」を三連呼してからぎゃはははは~と大声で笑いました。
その後ガリガリ君が同じサイズを上げ、そうなると必然的に○ボのプレッシャーが僕だけにのしかかってくるも、ニヤニヤしながら「飲む?」なんて真澄のカップ酒など源さんからすすめられると、「うん!」とこたえてしまうぼくはとっても素直な男なのです。
この酒が景気付けになったのでしょう、目の前に堰堤を望むその下の小さなポイントからやっと○ボ脱出ギリギリサイズを抜きあげることが出来ました。

この時点でガリガリ君はすでに竿をたたんでおりました。なんて釣り欲のない人なんでしょう。

さて!堰堤下のポイントを源さんと左右に分けて狙うことにしました。
左側ポイントの方が水量、深さはあるものの白砂で埋まり、どう見ても右側のほうが魚が居付いていそうな底石、エグレがありましたのに、源さんは左側を選びやがったものですから、内心僕はクククッとほくそ笑んでおったのでございますよ。

このあと、すすすごいことが起きたのです!!
なななんと源さんはリュックザックからYUASAバッテリー12Vを取り出すやいきなり電極を水に突っ込みました。すすすると、今までに見たこともないようなドドドデカイ魚が白い腹を上にプカッと浮かび上がりま・・・・・・
↑↑↑
嘘です、しっかりと釣り上げたのです!
最初は僕もガリガリ君もただの根掛りだと思っていました。が、源さんの慌て様からそれが魚であると確信しました。ひん曲がった竿を手に源さんが耐えます。「慎重に!こっちに寄せて!」とガリガリ君の興奮した声。やがて浮上した魚が寄ってくると僕は思わず水に入りその魚を両手ですくい岸に放り投げておりました。
さすがに源さんは放心したようなお顔でした。なんせったって餌釣り初めてのデビュー戦で42センチの大岩魚を仕留めてしまったんですからねぇ~♪まったくすごい快挙ですよ!
この時、僕たちは“バンザ~イ!”を叫ぶことも忘れながらその大岩魚に見惚れ続けていたのでありました。
『源さんの堰堤』・・・これからこの堰堤を仲間内ではそう呼ぶようになるでしょう。



飯場に戻ると、BKさんが一足先に帰っておりました。
42センチの岩魚を見るや、飛び出た目ん玉はやがて窪みクマさえこさえながら、「ど、どこで・・・へえ~・・・へえ~・・・へえ~・・・なんで・・・しかし・・・ひゃははは・・・くそっ」・・・壊れながら笑っておられましたが、“やったな!おめでとう!”の一言はありませんでした。

DSさんが源流から戻りました。どうだった?と聞くと一本いいサイズが出たようで見せてもらうと・・・惜しい!残念ながら泣き弱でありました。いつもだったら羨ましがられるサイズであることは間違いありませんが、今日は普通サイズにしか見られないほどに話題にもならないサイズでございました。DSさんからも、“やったな!おめでとう!”の一言はありませんでした。

ROCKYさんが戻られました。「大きくて23センチ止まりだったけどさ、いや~活性は高くてさ~数は今までで一番でたんだよね~。今日はこっちの沢を選んで正解だったね~」と朗らかに話されるもその岩魚を見せるや、「なんだよ、このデカさは反則だよね~」とおっしゃいながら記念写真を撮られておりました。後ろの立ちション野郎はガリガリ君です。因みに右写真が釣り上げた源さん本人です。ROCKYさんからも、“やったな!おめでとう!”のお言葉はありませんでした。



重鎮Nさんが戻られました。Nさんにとっては今日の釣果は満足いかないものだったようで、そんな時にその岩魚を見せつけられたのものですから、「お前な、これからは夜道に気をつけろよ」とおもむろなご意見をいただき皆さんも素直にうなずいていたことを僕は見逃しませんでした。僕が介助したことを話すと、「お前な、なんで糸を切らなかった?」と怒られてしまいその時に皆さんからも素直に睨まれたことを僕は直感してしまいました。もちろん重鎮Nさんからも、“やったな!おめでとう!”のお言葉などもらえるわけはございませんでした。だって高価な竿、鍛練された釣り技術、そして重鎮と呼ばれるまでの経緯とお人柄・・・それらすべてを押しのけて42センチの岩魚を釣ってしまったんですもの。

源さんはこの日一日でみんなの嫌われ者になっちまったのでありました。ああ無情!




今日はエスビットで簡単な昼飯ですませました。カレー味の焼き鳥缶は温めて食べるとコンビニおにぎりで簡易カレーラースも楽しめます。その横にある写真は・・・ただのオフザケです。ウマかったけど・・・

源さんの、この先にある道、それは・・・
まず、釣りがつまらなくなっちゃう。そうなるとマムシを捕まえはじめ、キイロスズメバチの捕獲、やがてオオスズメバチにも手を染めはじめるもブチブチ刺され、運よく生きのび、やがては山の人になる・・・

ん? こんな人、誰かいましたねぇ~(^‐^)

皆さん、釣りはほどほどの釣果のうちで楽しめるぐらいにしときなさいませ。
人生すらを変えてしまうような、そんな一匹などくれぐれも釣らないようにねっと。

注)
本人の身の危険を案じ、源さんのお名前は伏せさせていただきました。
源さんとはいったい誰なのか? それは・・・胃腸薬をよくくれる人・・・とだけ申しておきましょう。

どなたか、この源さんに暖かいお言葉をおかけくださいませ。(冷たい一言も同時募集)

2009 解禁

2009-03-05 15:56:31 | 渓流釣り 山歩き
病み上がりでした。
ゲリピーで4キロ減のままでは世附の林道歩きは出来ません。
焼き鳥、ホルモン、レバ刺し、ラーメン、カレーライスなどを食らい体力を戻してから迎えた3月1日・・・渓流釣りの解禁日です。

早朝3時前に到着、すでにたくさんの車がとまっておりました。
今年もこの季節がやってきたのです・・・いや、やってきてしまったのです。
早起きが苦手な僕には辛いシーズンが始まってしまったのです。
でも、やっぱ嬉しい気持ちの方が大きいですね。

漁協管理小屋にはたくさんの釣り師が集まっていました。
その中の二人組が、なんとフライングをしやがったものですから監視員I氏によって連れ戻されるシーンがありました。ザマミヤガレ!

4時ちょうどに暗闇の林道歩きを開始。
先頭組(デビル氏、DS氏、のっぽのF氏)はあっという間に見えなくなってしまいました。
それでもワカモトAさんはダブルストックで小気味よいリズムで歩きます。
ガリガリ君も若さにかこつけやがって快調に歩きます。
僕はと言えば、山百合橋手前ですでに息も乱れ頭皮からは汗が流れおちてきました。尻っぺたの筋肉もピクピクと悲鳴をあげておりますが、それでも必死に歩きます。
悔しいかな見知らぬ数組の方々にも追い抜かれ、それでも絶対に抜き返してやるのだと日曜組のホリャは頑張ったのでございます。
水の木橋の先で抜き返しを達成し、無事に菰釣橋到着。
あたりはまだまだ真っ暗闇でして、こんな時のためにと奮発して購入しておいたランタンが役に立つ日が来たのであります。
このブラックダイヤモンド、オービットLEDランタンはちっちぇ~くせになかなか明るいスグレモノです。やっぱ灯りっていいものですねぇ~(^‐^)
お酒の苦手なガリガリ君にも付き合ってもらいさっそく缶ビールで解禁に乾杯です。これは、僕たちにとってはとっても大切な儀式なのです。

少しして、源流部を攻めるはずの先頭組デビル氏が戻ってきました。
先週、下見を兼ねて今日のための荷物を某小屋に隠しデポしておいたそうですが、なんと小屋ごと無くなっちゃったそうなのです。ザック、バーナー、ウェーダー、新品のルアー竿 etc
総額6万以上の損失だそうで、さすがのデビル氏もいつもとは全然違うひきつったお顔で笑っておりました。
僕も、ワカモトAさんも、ガリガリ君も、人の不幸をアザ笑うような人ではありませんので心から遺憾の意を表し、気の毒なデビル氏にネオプレーンソックスと味ごのみのお菓子を差し入れたのでした。ああ、なんて僕はイイ人なんでしょうかねぇ~。
因みに、ツキのない今日のデビル氏には絶対に尺モノは出せないと確信した瞬間でもございましたね クククッ♪

暗闇も明け始めると、水の流れる沢の風景がひろがります。
やっぱり久しぶりの渓流はいいですねぇ~♪ さっそくヒップウェーダーを履いて釣り支度をしました。
そそそれにししてもさささ寒いです、交通事故でもげた指先とかろうじて残った中指の毛細血管もブチ切れておりまして血色はなくすでにジンジンと鈍痛にいぢめられておりました。
とてもじゃないけど寒風を切りながらテンカラ竿など振れる状態ではないので迷わずに餌竿を選び釣りを開始しました。
世附の常連餌釣り師はメメズにこだわっておられる方が多いようですが、僕はイクラで狙います。だってメメズは魚しか食えないけどイクラは自分でも食えるじゃありませんか(^‐^) ただ・・・間違って醤油漬けイクラを買ってきちまったものですからハリに刺すとすぐに潰れちゃうんです。ま、その都度美味しいからいいのですけどね。

世附では、ひとりきりで険しいわ沢に分け入り孤独の釣りを楽しむことが男らしくてとってもかっこいい釣り師なのです。
が、僕たちは男らしくもなく、かっこよくもなく、いつもワイワイガヤガヤしながらつるんで魚釣りを楽しみます。誰かが大きな魚を釣る場面を見るのも楽しいし、チビメを恥ずかしそうに抜き上げる瞬間をバカにするのも楽しいし、その都度デッカイ声で“バンザ~イ♪バンザ~イ♪”と叫ぶことが嬉しいのでございます。誰かがリュックザックをおろしひとり勝手に酒を飲み始めるとこぞって同じ行動をする・・・そんな“おざなり集団”なりの楽しみがあるのです。

そんな“おざなり集団”ではありますが、ここ最近ボウズはありません。
おざなりながらも適当な真剣モードで釣りはするのです。
この日もワカモトAさん、ガリガリ君、僕の三人でけっこうたくさんのお魚をきっちりと釣り上げたんですぞ!そのことを自慢しないことが僕たちの美学と言うものなのでございます・・・嘘ですが、ヘヘッ

途中からテンカラに変更しました。浮かせた毛バリにはまったく反応はありませんでしたが、堰堤下でやっと沈ませた毛バリを咥えてくれる山女魚と出会うことが出来ました。
ただ、一匹だけ水面に意識を向けている魚を見つけましたが、四苦八苦するも残念ながら最後まで釣り上げることは出来ませんでした。

昼飯食ってだらけるのも渓流釣りの魅力です。ただ、今年はちょっとだけカロリー考えようかしら?

と、言いながらも帰りの林道は来週のメニューを考えながら歩いておりましたら、カモシカ君が林道脇のスロープにうずくまっておりました。近づいても逃げる様子もなく、はたまた突進してくる元気もなさそうです。どこか怪我でもしているのでしょうか?とにかく早く逃げないと●◎さんに鉈で頭かち割られっちゃうよ~

ワカモトAさんはどうも餌釣りに興味を持ってしまったようで、餌竿をさっそく買うのだと言ってました。餌釣りの時だけワカモトAさんのハンドルネームは、『餌釣り師の源さん』に変更されます。

それにしても、尻っぺた、太もも、ふくらはぎ、腰、肩が辛いっす。
病み上がりがどうのこうのああだこうだより、オフシーズン中にだらけすぎたことが原因だったようです トホホ