歩かない旅人

 彼がなした馬鹿げたこと・・・彼がなさなかった馬鹿げたことが・・・人間の後悔を半分づつ引き受ける。ヴァレリー

快挙か!面白くなった参院選挙

2016-06-23 10:55:47 | 産経ニュースから記事を拾う

 

  

 参院選も都知事選も、がぜん面白い展開になってきました。まさに少年を思わせる、志の高さを売物にしている、あの青山繁晴氏が、参院選に立候補したというニュースは、ネットの世界ではかなりなニュースだと思います。

  

 朝日、岩波、共同通信と言う、日本を捻じ曲げた三悪の一つ、共同通信出身で、辛口の政治評論を、何の恐れもなく言ってのける、どこにも属さない、まさに一匹狼のごとく、正論を吐き続ける青山氏が、見るに見兼ねて政治の世界に飛び込もうとしています。

 その記者会見の一部が産経ニュースに載っていましたが、私はその記者会見のすべてを、ユーチューブで見ました。此処に書かれていることとおんなじことを話しています。

 しかも原稿など用意せず、即門即答で、相手の目を真正面から見据えての記者会見でした。まさに、我々にとっては快挙と言うほかありません。選挙と言うのは立った一票ですが、投じる人の生き方を問われているという、どっかで聞いた言葉ですが、自分の立場の表明でもあると思います。

  

 少し長くなりますが、産経ニュースに掲載された部分を全文載せてここに書き写します。

 

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 2016参院選 青山氏出馬会見詳報】
「1期しかやらない」「献金一切受け取らない」「拉致被害者高齢化、決心に」

  

 

  民間シンクタンク「独立総合研究所」社長でジャーナリストの青山繁晴氏(63)が、20日に開いた参院選出馬会見の主な内容は以下のとおり。

「僕は政治家は嫌い。ずっとお断りしてきた」

 「いきなり、僕ごときの決心について、驚かせて申し訳ありません。明後日公示の参院選に、自民党の全国比例から立つことを4日前に決めた。ありのままの経緯を話し、いくらでも質問にお答えしたいと思う。明日の朝5時まで」

 「なぜ出るか。端的に申すと、日本は既得権益でがんじがらめ。それを打ち壊して、経済も社会も汚れた政治も変えるためには、僕自身の人生を壊さざるを得ないなという風に考えた。

出馬したらどうかというのは、政治部の記者時代から何度かあったが、すべてお断りしてきた。僕は政治家は嫌い。自分を売り込むことを優先するという生き方は、なじまない。ずっとお断りしてきた」

 「今回の件でいうと、今年の1月に、世耕弘成内閣官房副長官から『今回ばかりは出てほしい』とあった。お気づきだと思うが、(慰安婦問題に関する)日韓合意をめぐって、批判渦巻いていたとき。

  

その2日前、安倍総理に『(合意には)反対です』と申し上げた。直後の(世耕氏からの)出馬依頼で、意外だったので断った」

 「それから半年近く過ぎ、先週に突如、8日前、12日だったと思う。安倍総理から電話がありまして、『参議院の比例に出てもらいたい』といわれたので、お断りした。安倍さんから『そう言われるだろうと思って言った』と。

総理は『国会で質問してもらえれば、外務省も経済産業省も変わるでしょう。自民党の部会で発言してもらえば、議員にも変わる人が出て来るだろう』と言った。客観的に重い言葉だと思う」

「1期しかやらない」

 「そこから僕は苦しんだ。選挙は今でも嫌、今日の会見は悪夢と同じ。こんな会見で記者出身ですから、苦楽をともにしたようなみなさんとお目にかかるとは夢にも思っていない。

既得権益を壊すには、自分の人生を壊さざるを得ないと思った。政治家が嫌いと申した通り、政治家が嫌われ、憎まれる。

ところが、その政治によって消費税も決められ、生活の隅々まで決められることを考えれば、政治は嫌だと思って、次世代に渡していいのかな、と。違うことをやるんだったら、やってもいいかなと申しました」

 「1期しかやりません。選挙活動は公示後、7月9日まで行って、二度とやりません。最大で1期6年しかやらない。政治は本来、ボランティア。政治が職業になってしまっている。こういうことを直すためには、1期だけの政治家がいてもいいんじゃないか」

 「政治献金について、法的には寄付ですが、企業から受け取らないのは当たり前のことで、事実上の迂回(うかい)献金がずっと行われている。法の下で汚いことをやっている政治家がいる。個人も団体も、一切、一円も受け取らない。政治がやれるのかとなるかもしれないが、やれますよ」

「拉致被害者の高齢化、決心に」

 「小さな決心をしたのは、拉致被害者家族が高齢になっている。有本(恵子)さんのお母さんは90歳になり入院した。現状を考えれば、やらざるを得ない。今の自分が築き上げてきたものを犠牲にしてでも、やるしかないと思う」

 

「落ちてもいい」「私たちの憲法を」「今の政党政治は同じ穴のムジナ」

 

 「落ちるなら落ちたらいい」

 --選挙活動は、関西に絞ってするのか

 「違う。神戸に生まれ、共同通信をやめて、大阪のテレビの選挙番組に出たのが最初。僕と視聴者と国民の間をつないだのは関西のテレビ、ラジオ、新聞だからここを拠点にする。

札幌から沖縄まで、本当は北方領土、釧路から沖縄まで行きたい。選挙資金は共同通信の退職金を使う。スタートは大阪でやりたかった」

 --具体的にどこから票を取るのか。支持団体は

 「ないです。参院選挙が団体支援でおかしくなっている。比例区は本当はそんな趣旨ではないでしょ。本当に団体が支えたいならいいけど、既得権益を守るための団体になっているから。団体の支援は受けません。どこから票が出るかとか考えてない。落ちるなら落ちたらいいんです」

 --総理からはこれをやってほしいとかは

 「ないですね。総理の言葉は、さっき紹介したのがほぼ全部。前触れもなく、突然にかかってきた。友情関係じゃないので、何でこんな電話かかるのかなと正直思った。ただし、口調は真剣だった」

 「私たちの憲法作るべき」

 --消費増税の先送りについてのスタンス、憲法改正についてはどうお考えか

 「延期というやり方は間違いと思う。財務省との妥協でやるんじゃなくて、少なくとも凍結、本来は減税だと思う。憲法改正は96条の改正手続きを踏んだ上で、私たちの日本語で憲法を作るべき」

 --消費増税については、自民党の公約や政策とずれる

 「僕は何も変えない。会見がきっかけで公認が出ないなら、それでもやむを得ない、それでもいい。しかし、公認が出ないからといって、それまでの主張を変えるような人が政治家になること自体、おかしい。それは、党議拘束という政党政治のルールとは別問題。人間の志の問題」

 --他党から出ることを検討したことは。他からの打診は

 「打診は全くない」

 --1期6年だけということは、安倍首相も了承しているか

 「安倍さんには言ってない。電話が短かったから。安倍さんの意をくんで、僕に言ってきた世耕官房副長官には『1期しかしないがいいか』ということは確認した。もちろん結構です、と」

 「『わが党のために』といわれたら、絶対出てない」

 --なぜ、自民党か

 「決心して1度安倍さんと数分間会った。直接、総理の目を見て申し上げたのは、あの電話で安倍総理が一言でも『わが党のために』といわれたら、絶対出てないということ。そこは肝心なところであって本来、政党政治は、政党のために政治をやるんじゃなくて、考え違うけれども、いろんな人が集まり、民の願いを実現するのが本来のまつりごと。わが党のためにという政治になっているから、申し訳ないけれども、民進党も、共産党も僕にはそう見える。自民党も同じ。その意味では、今の政党政治は、同じ穴のムジナになっている」

 

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 思った通り、テレビメディアはこのニュースを無視しています。参院だけではありません。都知事選挙に作家の百田尚樹氏が、ツイッターで出てみようかなどと書いたらその反響がすごく、もしかしたら出てくるかもしれません。

  

 テレビメディアで出てくる名前に辟易している私にとって、千葉県人としても都知事には関心があります。百田氏も前回のように、出てくる名前が全部クズみたいなものだと思い、それなら自分が出てみるかと言う気になったと言います。出てもらいたい。言いたいことを選挙演説で言ってもらいたい。

 それと、在特会の櫻井誠氏も、出ると言っています。あの維新の会の橋下徹氏を、言い負かした男ですし、出鱈目なことを言っているわけではありません、まさに正論ですが、現在の日本にとって痛いところを付かれているだけでしょう。何を言っても無視された言いたいことが言える。

  

 胸がスカッとするような気がします。どんな効果を生むか今から楽しみですが、百田氏が朝日新聞を日本の敵とみなしているように、在日と言う日本のメディアのタブーに、櫻井氏がどう切り込んでいくか実に楽しみです。