吉永小百合、三田明 :明日は咲こう花咲こう
甘利明前経済再生担当相の金銭授受疑惑と辞任をめぐり、永田町は大荒れ模様である。と今日の産経抄はさらっと書いています。朝日新聞や毎日新聞が、こんな程度では済まないと謝り方から辞め方まで、文句をつけています。
民主党もメディアとタッグを組んで、甘利担当相をてこにして安倍政権の評価を下げようと、見苦しい、まさに見苦しい、ブーメランが舞い戻ってくるような質問をして、知っている人たちには、失笑してしまうような振る舞いに暮れています。
「虎の門八時入り」と言うユーチューブで、有本香氏が、実に甘利担当相の記者会見から辞任までの一連の行動を、見事にやりこなしたと、褒めていました。安倍政権の支持率にも影響が出ないように、その政治的手腕は見事だと。
安倍首相が帰り咲いて、韓国やチャイナや、それに連なる日本のメディアはまるで安倍政権を倒すためにだけ、勢力を費やしていますが、とりもなおさず安倍政権は意外に強いと、改めて考え直し、その周りから崩そうと懸命です。
そんな動きに産経新聞の『産経抄』は軽くいなして、書いています。相手にとっては憎ったらしいコラムでしょう。
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【産経抄】 2016・1・30 付
「政治とカネ、民主党のあの人たちは…」
その小さな生き物を、首相官邸の外通路で見かけたのは数日前のことだ。だいだい色と黒の明暗が鮮やかな1匹の蝶(ちょう)が、羽を立てて壁面にひっそりととまっていた。
殺風景な真冬の永田町にあって、気持ちがわずかに和んだ。「冬の蝶 日溜(ひだま)り一つ 増やしけり」(小笠原和男)。
▼インターネットで検索すると、蝶の名はすぐに判明した。成虫が越冬するアカタテハである。人工物ばかりの土地で、寒風や雨雪に耐え忍びながらやがて来る春を待っているのか。
▼甘利明前経済再生担当相の金銭授受疑惑と辞任をめぐり、永田町は大荒れ模様である。民主党など野党は、「これで幕引きとはいかない」と敵失に大はしゃぎだ。
疑惑解明は必要だが、国民生活に直結する国家戦略、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)質疑よりも、醜聞追及を優先させるかのような姿勢には萎える。
▼振り返ると民主党政権時代も、政治とカネの問題は頻発した。母親から月額1500万円の「子ども手当」をもらいながら「気付かなかった」で済ませたり、
在日韓国人から多額の違法献金を受けても「承知していない」とシラを切ったりした元首相らがいた。
▼権力闘争が本質である政治の風景は荒涼としていて、時に虚無的ですらある。権謀術数やパフォーマンスが横行し、本当のことは分かりにくい。
それでも、国民は自らが一票を投じた政治家や政党に望みを託すしかない。選良たちには肝に銘じてもらいたい。
▼ただ、そんな殺伐とした永田町でも、いろんな動植物がたくましく生き抜いている。春には国会周辺でツクシが伸び、夏には官邸でイトトンボも見た。
命の営みは、深刻ぶった政治家たちによる一時の喧噪(けんそう)などまるで無関係に続いている。
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街のスーパーマーケットでは、何事もなく人々は買い物をし、街の中は自動車のクラクションの音もさせず、静かに運転する車が続きます。静かな日本の冬の風景です。
世は政治とは無関係のように過ぎゆきます。投票率も6割行けば大成功と言う近頃の選挙です。民主主義国家の成熟した国家と十分言える風景です。
今現在、これだけ安定した国が他にあるでしょうか。地球上に住む人類には様々な試練が訪れています。先進国は少子化がどの国も進み、老人の人口に占める割合は日増しに高くなっています。
20世紀に入ったころから比べると、それでも人口は爆発的に増えてきたのですが、想像主の意思なのでしょうか。これだけは計り知れない、力を感じます。どんな政府もこの問題を解決することは出来ないでしょう。
しかし話は別ですが、サッカーにはあまり関心はありませんが、韓国戦となると何時も韓国のなりふり構わずの日本憎しの嫌な試合になりますが、今日知りましたが最高に気持ちのいい勝ち方をしたみたいです。
この「日韓慰安婦合意」を特集している『WiLL』3月号も7本の記事を載せていますが、筆者の顔ぶれを並べてみます。
●事実と言う武器をとれ!・・・櫻井よしこ
●中国封じ込め安倍外交完勝(緊急対談)・・・遠藤 誉・武藤正敏
●合意の“賞味期限”はたった二年・・・加藤達也
●嘘と詭弁の韓国式交渉術・・・松木邦俊
●亡国の大罪と言う七つの理由・・・藤岡信勝
●日韓関係「終わりの始まり」・・・重村智計
●「蒟蒻問答」十億円は朝日に負担させろ・・・堤 堯・久保紘之
保守系の言論雑誌といえども、いろいろ解釈はあるようです。
勝利であったとする立場から書いている人もあることに一瞬驚きますが、政治は本当に一寸先は闇だというのは実に今でも生きている真理だと思います。
安倍首相の姿勢が揺らいで、韓国に譲歩したとはだれも思わないでしょうが、アメリカを含む諸般の事情によって揺れ動いているのは確かだと見ています。
しかし、どっちかと言う問題を抜きにしても韓国と言う国は実に厄介な国です。
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(月刊雑誌『WiLL』2016年3月号より)
総力大特集 勝利か 敗北か 「日韓慰安婦合意」
嘘と詭弁の 韓国式交渉術
朝鮮問題研究科 松木 国俊
後半三分の一
反日感情を甘く見るな
翻って、この合意で日本が得たものが何かあるだろうか。「これで韓国は今後、慰安婦問題を持ち出さないはずだ。日韓間の歴史問題は一段落した」と言う意見もある。
しかし韓国人の反日感情を甘く見てはいけない。幼稚園児の時代から、歴史を捻じ曲げた反日教育によって徹底的に「日本の蛮行」を叩き込まれている韓国人には、歴史問題で日本を「許す」気持などさらさらない。
それどころか、日本の過去を暴いて国際的地位を引きずり降ろし、一千年先まで世界から侮蔑される存在に貶めることで恨みを晴らそうとしているのだ。これこそが慰安婦問題の本質であり、これしきの事で矛を収めるはずがない。
「軍関与」を認めたことで、「慰安婦カード」は日本政府の「お墨付き」となった。これからも「日本政府に誠意がない」と難癖をつけつつ、韓国政府も国民も慰安婦問題を際限なく蒸し返して日本を攻め続けるだろう。
保守派の中には、膨張する中国と言う現実の国際情勢に対応するための長期的視野に立った安倍首相の「深謀遠慮」であると評価するひともいる。
ちょっと待ってほしい。国際情勢とは常に流動的であり、今日の「正解」が明日の「不正解」となることは十分ある。まして十年先、二十年先の事が誰に分かるだろうか。
目先の国際情勢に対応するために祖先を貶め、日本人の名誉と誇りまでを取引材料にするのは明らかに一線を越している。それをやれば、日本人の名誉を取り戻すためにこれまで必死で闘ってきた内外の人々を後ろからバッサリ斬ることになる。
そして私たち子孫は未来永劫、「性奴隷国家の子孫」として侮蔑され、屈辱にまみれて生きていかざるを得ない。長期的視野に立つならばこそ、絶対にやってはいけないことなのだ。
挽回はまだ可能
以上の通り、今回の合意は一方的な敗北である。しかし、決してあきらめてはいけない。
トップの政治家に日本人としての覚悟、そして少しばかりの知恵があれば挽回は可能である。「嘘と詭弁」の交渉術を逆手にとり、正論を押し通して活路を開くのだ。
まず、日本大使館前の慰安婦像を撤去するまでは絶対に金を出してはいけない。
さらに慰安婦白書作成を取りやめ、民間団体の慰安婦世界記憶遺産登録申請に反対を表明し、国内外での慰安婦像・碑の建設を中止させるよう韓国政府に要求しなければならない。
同時に、「これらは合意の精神に基づく正当な要求である」と海外に発信して日本の正当性を世界に認めさせることだ。実は、これらの要求の一つでも実行すれば朴政権は一気に支持を失うことになり、実現困難である。
しかし拒否すれば、韓国は誠意を疑われて信用を失墜し、「強制連行説」にも「?」がつくだろう。そこで日本は世界にこう宣言するのだ。
「強制連行はなかった。しかし、軍隊相手の売春はあった。これはかって合法であり、世界のどの国の軍隊でもあったが、日本は女性の人権侵害ととらえて率先して謝罪した。
人類の進歩のために、世界の国々も過去を直視し、日本に続いて謝罪することを切に希望する」
安倍さん、ここが踏ん張りどころだ。子々孫々のために今度こそ、毅然として対応してほしい。
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「日韓慰安婦合意」が何故、ソウルで行われたか、そこから日本の外務省は愚かな早まった、政治をしたと言わなければなりません。いったい何を遠慮したというのでしょう。
「韓国流」外交には、日本外交は歯が立たないのでしょうか。
日本人はあんまりこの問題に対して関心がないみたいです、テレビの中でもこの論争は殆どしません。テレビそのものがお笑い中心で、その笑いのネタにもならないのです。
却ってそれが健康的と言うか、日本の持つ底力と言うか、反面かえって頼もしさも感じますが、あんまり心配しなくて大丈夫なのかもしれません。