歩かない旅人

 彼がなした馬鹿げたこと・・・彼がなさなかった馬鹿げたことが・・・人間の後悔を半分づつ引き受ける。ヴァレリー

越すに越されず 越されずに越す

2016-12-31 12:07:17 | ブログ欄を探索して遊ぶ。

 

 

  

  アメリカの大統領選でトランプ氏が当選したのが、世界の重大ニュースのトップを飾りましたが、奇跡的勝利ともいわれているこのニュースも、アメリカのメディアが正確な分析や世論の分析をしていれば、ある意味当然のニュースです。

  本来はメディアの惨敗こそ世界のトップニュースかもしれません。メディアが世論を作り出す時代が去ったことを、はっきりと意味付けたこのトランプニュースでした。あのアメリカでさえと日本は驚きました。日本では、戦後、こういう不健全なニュース報道ばかりです。

  

  朝日新聞がリードして日本の世論を、捻じ曲げ、曲解して恥じない時代が長続きしました。多くの読者はそんな朝日新聞にすっかり洗脳されていた時代も、私自身にもあります。

  日教組の自虐史観とGHQ のWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)の威力は、日本人を長い間苦しめてきましたが、いまだに朝日新聞などは、その効き目を信じ、どっぷりと漬かっています。

  

  今年の大晦日は、その朝日新聞が自ら日本のオピニオンを自称する、ありがたい「社説」がネットに載っていました。変わらない朝日新聞の姿に、涙が出る思いです。こうなるとギャグの世界です。

 

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 朝日新聞社説(2016/12/30)
国参拝「真珠湾」は何だったか

 稲田防衛相が靖国神社に参拝した。極めて残念だ。
  安倍首相がオバマ米大統領と真珠湾を訪ね、日米の「和解」を強調したばかりである。

   参拝を終えた稲田朋美防衛相=29日午前、東京都千代田区(福島範和撮影)

参拝を終えた稲田朋美防衛相=29日午前、東京都千代田区(福島範和撮影)


  稲田氏も同行したこの真珠湾訪問で、日本の過去の歴史をめぐる問題は清算された。稲田氏がそう考えているとしたら、それは大きな誤りだ
  稲田氏は「祖国のために命を捧げた方々に敬意と追悼の意を表するのは、どの国でも理解をしていただける」と語った。
  戦争で命を失った肉親や友を悼むため、遺族や一般の人々が靖国で手を合わせる。そのことは、自然な営みである。
  だが首相をはじめ政治指導者の参拝となると、その意味は異なる。靖国には、若者たちをアジアや太平洋地域の戦場に送った側のA級戦犯が合祀(ごうし)されているからだ

   
  そこに政治家が参拝することに、割り切れない思いをもつ遺族もいる。中国、韓国、さらには欧米など国際社会にも、日本がかつての戦争責任から目を背けようとしているとの疑いを広げかねない。
  まして稲田氏は自衛隊を指揮監督する立場の防衛相である。
  A級戦犯が罪を問われた東京裁判には、勝者による裁きという批判もある。それでも、日本はこの裁判を受け入れ、平和国家としての一歩を踏み出したことを忘れてはならない。
  首相はかねて、日本の過去の侵略と植民地支配を認めた村山談話を疑問視してきた。3年前、靖国に参拝した際には、中韓との関係が悪化し、オバマ政権から「近隣諸国との緊張を悪化させるような行動に失望している」と批判を浴びた。

   
  首相が昨年4月の米議会演説で「先の大戦に対する痛切な反省」や「アジア諸国民に苦しみを与えた事実」に触れ、今回、真珠湾を訪問したのは、そうした経緯を踏まえ、日本の首相としての歴史認識に変わりがないことを示すためだったはずだ。
  首相が重用し続けている稲田氏の言動は、個人の行為にとどまらず、政権の意思と受け止められかねない。首相のこれまでの積み重ねを傷つけ、その真意に再び疑念を広げるだろう。
  稲田氏の参拝は、首相を支持する右派へのメッセージと見ることもできる。首相の真珠湾での演説も、旧日本軍が悲惨な被害をもたらしたアジア太平洋地域への視線は希薄だった。
  稲田氏の参拝について首相はコメントを避けた。だがアジアを含む国際社会と真の意味での「和解」をめざすなら、稲田氏の参拝を放置してはならない

(引用終わり)

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  口直しに、今年の最後を飾る、『産経抄』を載せます。良識とか常識とかけ離れていた、日本の左翼メディアに、この「産経抄」の言わんとすることを、嚙み締めてもらいたいと思います。

【産経抄】 2016年12月31日大晦日 付
民進よ批判のための批判に説得力はない 

 人のふんどしで相撲をとるようで申し訳ないが、30日付の読売新聞と日経新聞に、安倍晋三首相による28日(日本時間)の米ハワイ・真珠湾訪問後の世論調査結果が載っていた。

  それぞれ85%と84%の人が訪問を評価している。世間の受けとめはおおむねこんなところだろう。

   会談を前にオバマ米大統領(右)と握手する安倍首相=27日、米ハワイの米太平洋軍司令部(共同)

会談を前にオバマ米大統領(右)と握手する安倍首相=27日、米ハワイの米太平洋軍司令部(共同)


 ▼「素晴らしい演説だった。約束していたゴルフもしたいね」。かつて激しく干戈(かんか)を交えた相手国である米国のオバマ大統領も、安倍首相にこう感想を述べたという。日米の「和解の力」を示したことで、内閣支持率も読売63%、日経64%と前回調査より数ポイントずつ上昇した。

 ▼移ろいやすい内閣支持率はあくまで一つの指標にすぎない。ただそうであっても、政党支持率が読売8%、日経7%と地を這(は)い、浮揚のきっかけがつかめずにいる民進党にとってはやりにくかろう。

 ▼「不戦の誓いと言いながら、5年連続で防衛費は増えている」。

  蓮舫代表は28日の党仕事納めのあいさつで、安倍首相の演説にこんな苦言を呈した。だが、領土的野心を隠さない中国や、核・ミサイル開発に余念がない北朝鮮の脅威を目の当たりにしている国民の多くの胸には、ほとんど響かない。

 ▼30日付小紙の今年の海外10大ニュースを見ても、「米大統領にトランプ氏」「英国EU離脱決定」「朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領、弾劾可決」…と世界は不確実性をどんどん増している。

  肝心の「対案」を忘れた批判のための批判を続けても、説得力は伴わないことを民進党は知るべきである。

 ▼来年は激動の年になりそうだ。過去の成功体験や安穏としていられた時代ばかりに目を向けても、歳月は無常に過ぎ去っていく。「大晦日(おおみそか)定(さだめ)なき世の定かな」(井原西鶴)。ともあれ、良いお年をお迎えください。

 

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 「味噌漉しの そこに溜まりし、業務上戦士という おお味噌か 越すに越されず 越されずに越す」落語の枕に、年末の寄席に行くと必ず聞いた古典的枕です。昔は大晦日は特別な日であったようです。そのくらい日本人はケジメについては、特別な思いを持っています。

   

  朝日新聞がいまだに、A級戦犯などと書きまくっていますが、日本が講和条約を結んで占領期間を過ぎたと同時に、国会では全員一致で、A級戦犯は、業務上の戦死として扱われ、戦争犯罪という罪名は、日本には存在しないし、国際的にも常識なことです。

   

  しかし、それが特亜三国には都合の悪いことだったのでしょう。チャイナの今の共産党政権とはまず戦っていないし、朝鮮に至っては日本として戦った仲間です。それがこうも都合よく裏切り。それを応援しているのが、戦後頭をもたげたコミニズムです。

  当時日本占領軍の連中もその多くはコミニズムだったと言われています。この歪な憲法はそんな連中によってつくられた、陰険な憲法です、不健康な憲法です。

  今年は、まずまずの年でしたが、来年に向けて多くの課題を残しています。今年に始まったメディアの凋落はますますその速度を増すでしょう。そうなることを祈り健全なメディアが育つことを祈ります。


国際社会の笑いの種ですよ!

2016-12-30 22:11:37 | 産経ニュースから記事を拾う

 

  

  

 今年のニュースの中で、どこも第一位はトランプ大統領出現です。今までの常識が覆された瞬間でした。メディアの権威がまさに失墜した瞬間でもあります。メディアは思いあがって世論を操作できると勘違いしていたことが、暴露されたのはいい結果でした。

  

  チャイナの今年の最大のニュースは習近平国家主席が、終身国家主席を狙っているのではないかという消息筋の見方です。第二の毛沢東を目指そうと、大物ぶった振る舞いでその演出に余念がありませんが、おんぼろ空母を威嚇の目的に外洋に出て物笑いにされています。

  

  チャイナは、世界のどこの国も今や狙っていません。毒ガスに包まれたような、あんな大陸を誰が欲しがりますか。まず水がない。住んでいる人間の民度が低い。ただ威張っているだけです。

  

  まさに自意識過剰なだけですが、自分のことが見えない独裁国家は、人民と称して人間をただの奴隷のように扱い、いつ反乱を起こされるか、戦々恐々としているのが本当の姿です。

  しかし、国内の反乱を防ぐために、人民の目を外に向けて、尖閣、沖縄はわれらが領土と、日本に攻めてくる可能性は大になりました。そのために沖縄では派手に工作費を使い分断を図っていますが、それもうまくはいかなくなるでしょう。

  日本がそのために、アメリカやロシアに外交を展開しているのが。日本のメディアは何故か気に入らないようです。

  

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 (産経ニュース 2016年12月29日 付)

【石平のChina Watch】

「一つの中国」覆すトランプショック 翻弄される習政権は無為無策に陥った 

  今年の年末を飾った、米中間の意外な出来事は、南シナ海の公海で米海軍の無人潜水機が中国海軍の艦船によって捕獲された一件である。

  

  今月16日、米国防総省は捕獲の事実を発表して、中国側に速やかな返還を求めた。それに対し、中国国防省は17日に無人潜水機を奪ったことをあっさりと認め、

「適切な方法を通じて米軍側に引き渡す」と表明した。そして20日、中国国防省は声明を発表し、同日昼に潜水機を米軍側に引き渡したことを明らかにした。

  

  これで一件落着であろうが、問題は、この騒ぎが一体何だったのかだ。

  米軍が無人潜水機を使って南シナ海で偵察や海洋調査の活動を行うのは以前からのことだから、今になって中国海軍が突如、米軍にけんかを売る形で潜水機の捕獲を実行したのは何らかの特別な理由があるはずだ。

  タイミングからすればそれは、台湾総統との電話会談に踏み切って「一つの中国の原則」をないがしろにしたトランプ次期大統領への対抗措置であろうと解釈する以外にない。

  

  実際、日本と海外の主流メディアの多くは、「台湾問題の関連でトランプ氏に対する牽制(けんせい)・警告だ」との見方を示した。

  つまり中国が、「一つの中国の原則」を壊そうとしたトランプ氏への反撃として上述の行動に打って出たわけだが、よく考えてみれば、この肝心の「反撃行動」自体、いかにも姑息(こそく)にしてピント外れのものであった。

  持ち主のいないところでその所有物をこっそりと盗んだ程度のことなら相手に対する有効な「警告」になるはずもないし、ましてや持ち主に一喝されて盗んだモノをあっさりと返すようなやり方は、

  国際社会の笑い種となることはあっても、トランプ次期大統領に対する「牽制」にはまったくならない。実際、中国側が「返還する」と表明したのに対し、当のトランプ氏は冷笑的な態度で「返さなくても良い」と突き放した。

  本来なら、中国政府からすれば「一つの中国の原則」は自らの「核心利益」に関わる基本原則であるから、それを侵すような行為は断固として許せないところだ。

  

しかしこの原則を公然と踏みにじったトランプ次期大統領に対し、今のところ、習近平政権は上述のような姑息な手段を使った以外には、何の有効な反撃措置をも打ち出せていない。

  この場合、しばらく自重してトランプ政権が発足してからの動向を見極めるのも、あるいは今のうちにトランプサイドに決定的な一撃を加えて中国の本気さを思い知らせるのも、

  中国にとっての合理的選択肢となるのだが、結局習近平政権は、この2つの合理的行動のいずれかも取ることができなかった。彼らは結局、米軍の無人機を盗み取るような姑息な行動で自らの反応を示し、中途半端な形でその幕引きを図った。

  しかしそれは、「確信犯」のトランプ次期大統領に何の警告的な効果もないこともさることながら、台湾問題に関するトランプ氏の言動に批判的なオバマ政権にまで無意味なけんかを売ることとなった。

  そしてその行動は結果的に、政権の交代とは関係のない米海軍を敵に回してしまい、中国に対する敵愾(てきがい)心をより一層刺激することになったはずである。

  このようにして、「一つの中国の原則」を覆そうとした「トランプショック」に対し、習近平政権はどうすればよいのか分からないような戦略的混乱と無為無策に陥っている。

  逆に言えば、台湾問題を持ち出して中国に揺さぶりをかけるトランプ氏の戦略は、緒戦段階から大きな成果を収めているのである。

  「トランプ氏は与(くみ)しやすい」という当初の中国国内の楽観論はこれで完全に裏切られた。そして25日、中国の空母艦隊はとうとう第1列島線を越えて西太平洋へ入った。米中対決は来年から本格化していくのではないか。

                   ◇

【プロフィル】石平

  

 せき・へい 1962年中国四川省生まれ。北京大学哲学部卒。88年来日し、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関を経て、評論活動に入る。『謀略家たちの中国』など著書多数。平成19年、日本国籍を取得。

 

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  石平氏も今年はユーチューブ界でも活躍され、特に「真相深入り虎ノ門ニュース」では、朝日新聞や毎日新聞に喧嘩を吹きかけ、毎日新聞を吊り上げました。物笑いの種になった毎日新聞は、どうやって来年は挽回するでしょうか。もう終わりですか。

  産経新聞が産経新聞で足りえるのは、日本の本当の敵、国内に巣くう、反日メディアに対して一貫して反論し続けていることです。まだ来年も、安倍晋三総理大臣が、がっちりと日本を守る気概を頼もしく思える年になることを祈ります。

  

  チャイナとも韓国とも北朝鮮とも、日本は今年、距離を置きました。それが彼らに対しての最善の日本にとってのいい処置だったことは、彼らが焦りまくって、落ちぶれていく姿を晒すことになったことでも明らかです。

   

  ハワイの真珠湾で安倍首相と会談したオバマ大統領がまた一つ、いい日本語を覚えました「お・た・が・い・に」。滝川クリステル氏が、オリンピック招致で示した「お・も・て・な・し」とともに、美しい日本の言葉として世界に発信されました。


防衛大臣、靖国神社に和解報告

2016-12-30 10:25:37 | 産経ニュースから記事を拾う

 

   

  

  今年の8月15日に、靖国神社に参拝できなかったことを野党から質問され、涙ぐんだだけで、メディアはしてやったりとその記事を繰り返し流し、鬼の首でも取ったつもりになっています。

  

  どこの国のメディアか。チャイナや韓国の許しを得たのかなどと頓珍漢なことを言っていた岡田克也という政治家がいましたが、バカ言っちゃいけない、実際日本と戦った相手と公式に和解の儀式を済ませ、日本の兵士の眠る靖国に報告するのは筋でしょう。

   靖国神社を参拝した稲田朋美防衛相 =29日午前、東京都千代田区(福島範和撮影) 

靖国神社を参拝した稲田朋美防衛相 =29日午前、東京都千代田区(福島範和撮影)


  韓国とも、チャイナの共産党軍とは実際は戦っていないのです。真珠湾の成果の報告をする相手は靖国神社が最初でなくてはなりません。稲田大臣はそれを強調したかったと思いますし、まさに当を得た行動だと思います。それに対して文句を言うとは。

  逆に言えば、稲田朋美防衛相は、チャイナや韓国にとって厄介な相手だという事です。あの涙は本当に悔しくて流した涙でしょう。そのくらい稲田防衛相は鉄の意志を持った、しかも潔い、男女という壁を超えた政治家だということができるでしょう。

 

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【靖国参拝】 2016年12月29日 付

稲田朋美防衛相ぶら下がり詳報 「忘恩の徒にはなりたくない」「防衛大臣である稲田朋美が一国民として参拝した」 

   

 稲田朋美防衛相は29日の靖国神社参拝後、記者団の取材に応じた。詳報は次の通り。

              ◇

 --記帳は

 「『平成28年12月29日 防衛大臣 稲田朋美』と記帳いたしました」

  --玉串料は

 

 

 「玉串料は私費です」

  --公人としての参拝か

  「防衛大臣である稲田朋美が一国民として参拝したということです」

  --このタイミングとなった理由は

  「いつも申し上げていることですけども、今の平和な日本は、国のために、祖国のために命をささげられた方々の、その貴い命の積み重ねの上にあるということを私は忘れたことはありません。

  戦後70年に安倍晋三首相が談話を発表され、また今年は原爆を投下した国の大統領が広島を訪問され、また、真珠湾に首相が行かれ、慰霊の言葉を述べられました。

  私も同行したわけですけども、最も熾烈(しれつ)に戦った日本と米国が、いまや最も強い同盟関係にある。

   米ハワイ・真珠湾で演説する安倍首相。奥はオバマ米大統領=27日午後0時16分(代表撮影)

米ハワイ・真珠湾で演説する安倍首相。奥はオバマ米大統領=27日午後0時16分(代表撮影)


  どのような国であったとしても、敵方として分かれた方々、国であっても、例えばミズーリ号には私は行きましたけれども、たくさんの特攻の青年たちの遺書と写真が飾ってあります。

  また、飯田房太中佐の慰霊碑は米国方が建てたものであります。その飯田さんは真珠湾攻撃で引き返して、基地に撃墜した方ですけれども、米国方でしっかり慰霊をしております。

  そういったことなども報告をし、未来志向に立ってしっかりと日本と世界の平和を築いていきたいという思いで参拝をしました」

  --中国や韓国の反発が予想される

 「私は、いかなる歴史観に立とうとも、いかなる敵味方であろうとも、祖国のために命をささげた方々に対して感謝と敬意と追悼の意を表するのは、どの国でも理解をしていただけるものだと考えております」

   演説を終え、真珠湾攻撃を生き延びた元米兵を抱きしめる安倍首相=27日、米ハワイ・真珠湾(代表撮影・共同)

演説を終え、真珠湾攻撃を生き延びた元米兵を抱きしめる安倍首相=27日、米ハワイ・真珠湾(代表撮影・共同)


  --参拝について首相と真珠湾で話をしたか

  「しておりません」

  --真珠湾での慰霊と靖国神社参拝は意味合いが異なる

 

  「私自身は、さきほども申し上げました通り、いかなる歴史観に立とうとも、また敵味方として熾烈に戦った国同士であったとしても、祖国のために命をささげられた方々のその命の積み重ねの上に今の平和な日本がある、そして、そういった方々に感謝と敬意と追悼の意を表するということは理解いただけると思います」

  --心の中には特攻隊員で訓練中に亡くなったおじへの思いもあるのか

  「そうですね。おじは21歳で、しかも、終戦直前の5月25日に特攻隊員として訓練中に亡くなり、そして靖国神社に合祀(ごうし)されております。

  そういった将来ある青年たちが、決して日本は勝つと思っていたわけではないけれども、自分たちの出撃したことによって、日本の未来を、平和な日本というものを描いていたと思います。

  そういった青年たち、また戦争で家族とふるさとと国を守るために出撃した人々の命の積み重ねのうえに今の平和な日本があるということを忘れてはならないし、忘恩の徒にはなりたくないと思っています」

   --8月15日に参拝できなかったことへの後悔もあるのか

  「それはありません。私は今までも海外視察を優先して8月15日に参拝しなかったのは、今までも、8月15日にこだわっていたわけではありません。

 

  そして、このタイミングでというのも、真珠湾の訪問のことや、また、さまざま公私ともにあったことなども報告をしてきたところです」

  --真珠湾訪問が今回の訪問のきっかけになったのか

  「いえ、そういうことではないです。ただ、真珠湾や飯田房太さんの慰霊であったり、またミズーリ号にも行ってきましたが、そういったことなども報告をしたということです」

  --大臣になって初めての参拝か

  「そうです」

 

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  予想通りの反応ですが、産経新聞は、二面に乗せました。他の新聞はどうでしょうか。産経新聞でも【中・韓は、批判・抗議】という見出しで小さな記事が出ていました。

   

  一時の勢いはありません。日本の姿勢が一貫して変わらなければ向こうも変わってきます。しかし日本の自民党内にも批判がましい意見がまだあるということもあると聞きます。日本の体制は一枚岩だということが相手に伝わらなければ効果は出ません。

  良い仕事をしたと思っています。稲田朋美防衛大臣。