年金保険庁の年金偽装。
これらを隠蔽するために警察庁官房の小野田(岸部一徳)の所に頼みに行く年金保険庁の上の人間たち。
小野田を始めとする社会の上の人間達というのは、このように持ちつ持たれつ、甘い汁を吸い、互いの傷を舐め合ってヌクヌクと生きているんですね。
年金保険事務所の課長の柴田(三井善忠)もそう。
課長職という力を使って、死んだ人間の年金着服。甘い汁を吸っている。
★でも、こういうのにはあまりなりたくないですね。
結局、課長の柴田は暴力団と関わりを持ったあげく、着服を隠すために人まで殺してしまう。
これは無惨な失敗の人生ですよ。
年金保険庁の上の方もそう。
いつ年金偽装の指示がバレるかと常に不安の中で生きるしかない。
権力を持てば、権力を使っていろいろなことが出来る。
金儲けだって、人を貶めることだって出来る。
でもそれは両刃の剣。
権力を正しく使おうと思っても、そこには甘い誘惑があり、今回のヤクザのように誘惑をほのめかす連中がいる。
そして権力を不正に使えば、いつ罪に問われるかという不安に苛まれる。
それって結構面倒くさい生き方。
きれいな風景が不安できれいに見えなくなってしまう。
まあ、それをイヤだと感じない人がどんどん上に上がっていくのでしょうが。
★現代は格差社会。
<負け組>という言葉があり、<派遣切り>という現実があって、人は何とか上に行こうとするわけですが、上に行くのも、今回描かれた年金保険庁の上の人間たちのように実はしんどい。
でも組織の中で上に行かなければ、殺された藤石(江藤大我)のようにトカゲの尻尾切りをされてしまう。
あるいは藤石の婚約者・栗田亜由美(久遠さやか)は後半「正義」に目覚めましたが、多分彼女が歩んでいく人生は、いばらの道、結構きついものになるだろう。
本当にこの世は生きにくい。
その点で亜由美に三ヶ月の子供がいることは象徴的ですね。
果たして生まれてきた子供は幸せに暮らしていけるのでしょうか?
作家はそんな問いかけをしているようにも思います。
これらを隠蔽するために警察庁官房の小野田(岸部一徳)の所に頼みに行く年金保険庁の上の人間たち。
小野田を始めとする社会の上の人間達というのは、このように持ちつ持たれつ、甘い汁を吸い、互いの傷を舐め合ってヌクヌクと生きているんですね。
年金保険事務所の課長の柴田(三井善忠)もそう。
課長職という力を使って、死んだ人間の年金着服。甘い汁を吸っている。
★でも、こういうのにはあまりなりたくないですね。
結局、課長の柴田は暴力団と関わりを持ったあげく、着服を隠すために人まで殺してしまう。
これは無惨な失敗の人生ですよ。
年金保険庁の上の方もそう。
いつ年金偽装の指示がバレるかと常に不安の中で生きるしかない。
権力を持てば、権力を使っていろいろなことが出来る。
金儲けだって、人を貶めることだって出来る。
でもそれは両刃の剣。
権力を正しく使おうと思っても、そこには甘い誘惑があり、今回のヤクザのように誘惑をほのめかす連中がいる。
そして権力を不正に使えば、いつ罪に問われるかという不安に苛まれる。
それって結構面倒くさい生き方。
きれいな風景が不安できれいに見えなくなってしまう。
まあ、それをイヤだと感じない人がどんどん上に上がっていくのでしょうが。
★現代は格差社会。
<負け組>という言葉があり、<派遣切り>という現実があって、人は何とか上に行こうとするわけですが、上に行くのも、今回描かれた年金保険庁の上の人間たちのように実はしんどい。
でも組織の中で上に行かなければ、殺された藤石(江藤大我)のようにトカゲの尻尾切りをされてしまう。
あるいは藤石の婚約者・栗田亜由美(久遠さやか)は後半「正義」に目覚めましたが、多分彼女が歩んでいく人生は、いばらの道、結構きついものになるだろう。
本当にこの世は生きにくい。
その点で亜由美に三ヶ月の子供がいることは象徴的ですね。
果たして生まれてきた子供は幸せに暮らしていけるのでしょうか?
作家はそんな問いかけをしているようにも思います。
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