人は生きていれば道を誤ることもあるし、心が歪むこともある。
生きていくということは汚れていくこと。罪を犯すこと。
人はきれいなままでは生きられない。
<過去>はそんな時の処方箋だ。
過去の自分に立ち返ることで、まっすぐでまっ白だった自分に戻ることが出来る。
圭子(田中麗奈)、美弥(ともさかりえ)、貴子(国仲涼子)、鯖島(山本耕史)、東萩(桐谷健太)。
彼らは冬葉の事件に関わることで、過去を思い出し、ふたたび自分を取り戻した。
「文芸雑誌の編集長」「世界で活躍するミュージシャン」「日本一のお嫁さん」「世界で勝負する金融マン」「警視総監賞」がそれぞれが取り戻した自分だ。
友情も取り戻して、ふたたび他人と関わる力をもらった。
迷い、行き詰まった時は過去の自分に問いかけてみよう。
そうすれば圭子たちのように新たな一歩を踏み出せるかもしれない。
一方、逆に<過去>は人を深い闇に迷い込ませることもある。
冬葉の母・小野寺裕子(田中美佐子)の時間は、冬葉を失った20年前から動いていない。
その動かない時間は澱み、彼女を妬み、怒り、憎しみといった狂気に導いた。
忘却は心の洗浄。
生きていくうえで、必要なことなのだ。
というわけで、生きていくというのは厄介だ。
まっすぐでいようとしても、絶対に歪み、罪や愚かなことを繰り返していく。
そこでラスト、圭子はこんなことを言った。
「人は愚かだ。
愚かだが、愛おしい。
人生は苦しく哀しい。
哀しくて愛おしい。
生きてさえいれば明日はやって来る」
そうですね、愚かで苦しくて哀しい自分の人生を愛おしく思えれば、人は少しは強く生きていける。
愚かな自分を笑い飛ばし、苦しい時は涙して、こんな自分もカッコイイと思えれば、少しはマシに生きていける。
生きていくということは汚れていくこと。罪を犯すこと。
人はきれいなままでは生きられない。
<過去>はそんな時の処方箋だ。
過去の自分に立ち返ることで、まっすぐでまっ白だった自分に戻ることが出来る。
圭子(田中麗奈)、美弥(ともさかりえ)、貴子(国仲涼子)、鯖島(山本耕史)、東萩(桐谷健太)。
彼らは冬葉の事件に関わることで、過去を思い出し、ふたたび自分を取り戻した。
「文芸雑誌の編集長」「世界で活躍するミュージシャン」「日本一のお嫁さん」「世界で勝負する金融マン」「警視総監賞」がそれぞれが取り戻した自分だ。
友情も取り戻して、ふたたび他人と関わる力をもらった。
迷い、行き詰まった時は過去の自分に問いかけてみよう。
そうすれば圭子たちのように新たな一歩を踏み出せるかもしれない。
一方、逆に<過去>は人を深い闇に迷い込ませることもある。
冬葉の母・小野寺裕子(田中美佐子)の時間は、冬葉を失った20年前から動いていない。
その動かない時間は澱み、彼女を妬み、怒り、憎しみといった狂気に導いた。
忘却は心の洗浄。
生きていくうえで、必要なことなのだ。
というわけで、生きていくというのは厄介だ。
まっすぐでいようとしても、絶対に歪み、罪や愚かなことを繰り返していく。
そこでラスト、圭子はこんなことを言った。
「人は愚かだ。
愚かだが、愛おしい。
人生は苦しく哀しい。
哀しくて愛おしい。
生きてさえいれば明日はやって来る」
そうですね、愚かで苦しくて哀しい自分の人生を愛おしく思えれば、人は少しは強く生きていける。
愚かな自分を笑い飛ばし、苦しい時は涙して、こんな自分もカッコイイと思えれば、少しはマシに生きていける。
このドラマ サバが刺されるまでは楽しみに見ていたんですよ。
でも
その後は もうメチャクチャな話になってしまったので
非常に残念でした。
毛利先生の偏執狂ぶりに驚き
旭村先生の卑怯さに呆れ果てました。
冬香の母の逆恨みの罪深さを
みんなで責め立てれば良かったのに!
同級生グループの中では
貴子が共感しづらかったですね。
夫と子供に合わせる顔も無いだろうに
ほったらかしで 『冬香探し』。
あんなの有り?って感じでした。
リタイアしなかったのは 半ば意地でしたよ。
いつもありがとうございます。
僕も5話までですかね。
圭子たち5人のキャラクターは魅力的で、それぞれが背負っているドラマも面白かったのですが、ミステリーパートの部分は、動機など、今ひとつ説得力がありませんでしたね。
犯人についても、犯人にまつわる情報が描かれていないので、ミステリーとしては不公平。
6話以降は完全に後追いの説明で終わってしまった感じがします。
まあ、この作品はミステリーというよりは、三十代の男女が再生していく話と捉えた方がいいのかもしれませんね。
犯人探しはどうでもいいよねって思ってました。ミステリーに期待しないで観ているミステリードラマ、という不思議なドラマですよ、これわ。
ラストでS・フィッツジェラルドの「華麗なるギャッツビー」を思い出してしまいました。うる覚えなのですが、最後のほうにこんな文章があったと思います。
「人生の河は未来から過去に流れている。僕たちは過去に押し流されることなく未来に向けて船を漕ぎ出していこう。」
とりあえず、ハッピーエンドでヨカッタ!
いつもありがとうございます。
>おっしゃるとおりミステリーの部分が大味というか・・・犯人探しはどうでもいいよねって思ってました
犯人のことで言えば、真相を犯人が自分ですべてを語ってしまっていましたよね。
真相とは明らかになってみれば他愛のないものなのでしょうが、前半の人間喪失、二十年後の謎のメールという魅惑的なミステリー状況と比べると、実に拍子抜け。
「華麗なるギャッツビー」の文章ありがとうございます。
過去って取り扱い要注意な代物ですよね。
僕などは、過去を早く清算して、忘れてしまいたい派です。
とはいえ、未来に対して明確な指針があるのではなく、日々流されて生きているのですが。
今回の事件は圭子たちが過去の繋がりを取り戻せたという点で、大きな意味がありましたね。
圭子と鯖島の関係など、未来に繋がりそうなこともありましたし。