平成エンタメ研究所

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相棒 「特命」

2009年03月19日 | 推理・サスペンスドラマ
 絵から読み取る犯罪の真実。
 天井から垂れ下がっているロープ。
 血を流して死んでいる女性。その傍らで嘆いている男。
 包丁らしきものを持っている男。
 そして注意してみるとネズミが見える。

 推理ドラマとしてはこの絵に描いてあるとおり。
 <自殺でもあり他殺でもある>
 <殺された女性には保険金>
 あまりひねりはない。
 ただ「ダビンチコード」の様な絵画ミステリーを見られて満足。

 今回のポイントは新相棒・神戸尊(及川光博)。キャリアの秀才タイプ。
 右京(水谷豊)とどう絡むか?

 まず最初の洗礼は尊の質問。
 「こんな所で何をしているのか?」という尊の問いに「ここに来た経緯であなたはある程度わかっているはずだ」と答える。
 そこで言い直す尊。
 「どんな事件なんですか?」
 細かすぎる右京さん。
 おまけに「杉下警部ですか?」と携帯で話したのを区長の小池(前田吟)に聞かれて「刑事であることがばれた」と指摘される。
 ちょっと尊はかわいそう。

 ふたつめの洗礼は熱狂的に語る右京さん。
 ただの絵に事件を見る右京にバカバカしいと思う尊。
 そんな尊に右京は「絵を描いた毅一は目で見たことしか描かないこと」などの理由をまくしたてる。
 自分の世界に入って熱く語る右京さんは尊には<変人>に見えたでしょうね。

 最後の洗礼は犯罪に容赦ない右京さん。
 右京が見過ごせばすべてが幸せになったかもしれない今回の事件。
 尊は「世の中には見過ごされている犯罪があるのに不公平」と感想を漏らす。
 言い方は違うがこの優しさは亀山薫に通じるもの。
 仕方なく罪を犯してしまった人間への同情、優しさ。
 だが右京の信念はこう。
 「真実はつらいが受け入れれば前に進める。偽りは人の心を硬直させやがては殺す」
 罰せられることを免れても犯した罪は残り、やがては人の心を壊すというわけですね。

 この新コンビ、今後の活躍が楽しみ。


ジャンル:
ドラマ
キーワード
ダビンチコード 推理ドラマ
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