平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

オリンピック強化予算をアップしよう!

2010年03月03日 | スポーツ
 バンクーバーオリンピックが終了。選手団が帰国。
 お祭りが終わった感じですね。
 みんなでわいわい盛り上がる。いわゆる祝祭空間は、地域のお祭から始まって音楽のライブやスポーツの観戦、観劇などいろいろあるが、日本全体、世界全体で盛り上がれるのは、オリンピックあるいはワールドカップだけ。
 そして今は祭りのあとの寂しさ。
 流れるニュースは再び政治家の灰色汚職、権力争い、悲惨な事件に。心が萎える。

 スポーツジャーナリストの二宮清純さんに拠ると、日本のスポーツ事業予算は合計で1900億あるそうである。
 韓国などの他国と比べられて少ないと言われているオリンピック強化予算27億は、文部科学省が所管する部分で、1900億の中の一部だと言う。
 では、そのスポーツ事業予算・1900億の内訳はと言うと、国土交通省や厚生労働省、文部科学省などで分割されているらしい。
 厚生労働省が国民の健康増進のためにスポーツ予算を持つのはわかる。
 文科省が教育のためにスポーツに支援するのもわかる。
 では国土交通省は?
 国土交通省は体育館や河川の野球場など、いわゆる箱物を造っているらしい。
 こういった箱物を造ること自体は度を過ぎない限り悪くはないと思うが、これは明らかに国交省が守ってきた既得権益である。利権でもある。
 国交省がどのようなビジョン、目的でこれらの施設を造っているのか聞きたい所だが、スポーツ施設は厚労省、文科省が扱うのが筋である。

 そしてオリンピック強化予算27億。
 強化予算を多くしてメダルをたくさん獲ることがいいのかは議論の分かれる所だが、これだけ国民に感動と力を与えてくれたオリンピックを国としてどう考えるかは検討されるべき。
 メダルを獲れば経済効果だってある。
 体育館を造るより、メダル効果やお祭り騒ぎで財布のヒモがゆるくなる方が景気対策になる。これこそ、コンクリートから人へ。
 要は1900億をどう分けるかである。
 1900億の幾分かをオリンピック強化予算に振り分ければいい。
 そして、それが出来るのは政治家。
 これまでの予算を組みかえて、未来のために有効なことに使うのが民主党の政策ではなかったか?
 それが今では流されて従来どおりになりつつある。

 <スポーツ事業予算1900億を組みかえてオリンピック強化予算を増やす>

 オリンピックの余韻が残る中、結構国民にわかりやすく支持を得やすい政策だと思うのだが、どうだろう?
 先程も述べたが、これこそ『コンクリートから人へ』。
 民主党支持率回復の有効な策だと思うがどうだろう?
 健康増進の見地から言っても、「オリンピックでスケートに感動したから自分もやってみよう」なんて人がたくさん出て来て有効だと思うし。
 景気回復の見地から言っても、選手のがんばりが「俺もがんばって仕事をしよう」「困難なことに挑戦する勇気を持とう」に繋がり有効だと思うし。
 今の閉塞した時代を突破するのは<気持ち><こころ>である。



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2 コメント

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他の国 (みのむし)
2010-03-03 17:12:21
他の国は本当に力を入れてますもんね。
熱しやすく冷めやすい日本の性格
なんとかしなくちゃですよね。
今日ニュースでやってましたけど、
オリンピックに行くときはJOCの役員が
こぞっていくそうで、
そのために本来選手のケアをする
コーチやスタッフがいけないことも
多々あるらしいです。
開会式を見ててもどう考えても選手じゃないだろう?と思う爺さんたちが手を振ってるのを
見ました。
オリンピックは選手たちのものであって
役員のリゾートの場じゃないですよね。
こういうところも何とかしてほしいですね。
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情報公開を! (コウジ)
2010-03-04 12:26:58
みのむしさん

いつもありがとうございます。

>役員のリゾートの場じゃないですよね

おっしゃるとおりですね。
もしかしたら、しっかり仕事をされて参加されているのかもしれませんが、見ているとそんな感じがします。
彼らが何をしているのか? どんな役割を果たし、貢献しているのか?
しっかり情報公開をしてほしいですよね。

今の時代、予算の1900億もそうですが、もっと情報をオープンにすべき。
政治家や官僚が自分で改善できないのなら、せめて国民の前にオープンにすることだけでもしてほしいと思います。

また、利権の温床に浸かりヌクヌクとしているのだとしたら、自分がこの国の活力を奪っている<害悪>だと認識してほしいですね。

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