平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

名古屋の『表現の不自由展』中止で岡本太郎の言葉を思い出した!~芸術は心地よくあってはならない

2019年08月03日 | 事件・出来事
 テロ予告で中止になった名古屋の『表現の不自由展・その後』

 そのコンセプトは以下のようなものらしい。

「表現の不自由展」は、日本における「言論と表現の自由」が脅かされているのではないかという強い危機意識から、組織的検閲や忖度によって表現の機会を奪われてしまった作品を集め、2015年に開催された展覧会。
「慰安婦」問題、天皇と戦争、植民地支配、憲法9条、政権批判など、近年公共の文化施設で「タブー」とされがちなテーマの作品が、当時いかにして「排除」されたのか、実際に展示不許可になった理由とともに展示した。
 今回は、「表現の不自由展」で扱った作品の「その後」に加え、2015年以降、新たに公立美術館などで展示不許可になった作品を、同様に不許可になった理由とともに展示する。


 何だ、こんな展覧会をやっていたのか!
 行ってみてえーーー!

 ネトウヨの皆さん、別に慰安婦像を見たいわけじゃないよ。
 タブーとされたアートがどのようなものかを見たいだけ。

 岡本太郎はこんなことを言っていた。

『芸術はきれいであってはいけない。
 うまくあってはいけない。
 心地よくあってはいけない』

『ぼくは、人に好かれる絵を描こうとは思わない。
 それよりも猛烈に叫びたい。絵の中で』

 おそらく『表現の不自由展』には『心地よくない』『猛烈に叫んでいる』作品が並んでいたに違いない。
 人の心をザワザワさせる作品。
 恨み、つらみ、怒りが凝縮された作品。

 この点で、展覧会の中止は、表現の不自由な作品たちにとって名誉なことであっただろう。
 ……………

 ところで愛知県警は『撤去をしなければガソリン携行缶を持ってお邪魔する』というFAXを送ったやつを逮捕するんだろうな。
 もし、見逃したら威力業務妨害の犯人、あるいはテロリストを野放しにすることになるぞ。

 今回の中止は、難しい判断だけど、ある意味、脅迫やテロ予告に屈したことでもある。
 これで国会前デモも安倍やめろのデモも『撤去をしなければガソリン携行缶を持ってお邪魔する』というFAXを送れば簡単に中止できる。
 かくして言論の不自由は確定だ。
 こんな前例にならなければいいんだけど。

 それと、ついにこれでナショナリズムに火がついちゃったかな?
 普通、政治家はナショナリズムに火をつけないようにするものなんだけど、逆にアベシンゾーは煽っている。
 もちろん韓国も文在寅も問題なんだけどね。
 これで日韓は当分、和解することはない。
 これにロシア、中国がつけ込んできて……。

 令和はかなりヤバい時代になりそうだ。
 くわばら、くわばら。

コメント (12)
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