平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ひよっこ 第5週~乙女寮での生活! 八木優希、藤野涼子、松本穂香など若手女優陣も登場!

2017年05月06日 | ホームドラマ
 ひと皿のカレーライスに感動できる時代である。
 自分のつくったトランジスタラジオが日本を代表して世界と戦っていると思える時代である。
 寮も女の子5人の共同生活。
 プライバシーなどあったものではないが、みんなで言い合いや励まし合ったりして、それが楽しい。

 昔はよかった、などと単純には言わないけれど、
 みね子(有村架純)たちの寮生活を見ていると、僕たちに〝欠けているもの〟〝なくしてしまったもの〟を教えてくれる。
 ひと皿の普通のカレーライスに「美味い~」と感動してしまうことなんて、今では絶対にあり得ない。
 ……………

 脚本が相変わらず上手い。

 幸子(小島藤子)の婚約者について、みね子たちは興味津々。
「どんな人なんですか?」
「どこまで行ったんですか?」
 すると画面が切り替わって、舎監の永井愛子(和久井映見)がテレビでプロレスを見ているシーンに。
 ジャイアント馬場VSフレッド・ブラッシー!
 愛子が必死になって応援していると、みね子たちの部屋から嬌声!
 おそらく、「どこまで行ったんですか?」の答えを聞かされたのだろう。
 この逃げ方というか、ストレートに語らず、視聴者に想像させる省略の仕方が上手い。

 人物の描き分けも的確。
 寮に入ったみね子たち4人が荷をほどくときに取り出したものは、
・みね子が、すずふり亭のマッチと父親を探してくれている警官の連絡先。
・時子(佐久間由衣)は芸能雑誌。
・青天目澄子(松本穂香)は家族の写真。
・兼平豊子(藤野涼子)は5が並んだ成績表。
 それぞれの思いを物で描いている。

 相づちの打ち方も、「んだね?」「んだずら」「んだずな」「んだんだ」(笑)
 それぞれの出身地がよくわかる。
 ……………

 5/5(金)放送のみね子の寝たふりには笑ったな~。

 失敗ばかりをするみね子のことで言い合いをする時子と豊子。
 自分のせいでケンカをしているので、みねこは起きられない。
 豊子の指摘が当っているから、グサグサと胸に刺さる!ww
 そんな修羅場なのに澄子は起きないーーー!www

 この回は録画を消さないで、ときどき見直そう。

 みね子が仕事人として目覚める解決の仕方もいい。
 普通なら、トランジスタを上手くはめられるようにいっしょに練習しよう、などというダサい友情物語になるのだが、そんな方法は採らず、寮でのとっくみあいのケンカ。
 みね子が失敗ばかりしていたのは、心の問題だったんですね。
 無器用だから失敗する→先輩から睨まれる→ますます萎縮して失敗してしまう。
 その心の萎縮が今回のケンカ(=仲間との絆)で解けた。
 ……………

 最後は乙女寮の女優陣。

 体の弱い夏井優子役の八木優希さん。
 香取慎吾さん主演の 『薔薇のない花屋』に出てた女の子がこんなに大きくなったのか。
 すっかり美少女になりましたな~。

 成績表が5なのに家の都合で高校に進学できなかった兼平豊子役の藤野涼子さん。
 映画 『ソロモンの偽証』で主役に抜擢された子ですよね。
 芸名も原作の主人公と同じ〝藤野涼子〟にした。
 『ソロモン』の時は正義を追い求める美少女だったが、今回はしっかり者の田舎風な女の子。
 見事に変わりましたな~。

 絶対に起きないボケ役の青天目澄子役の松本穂香さん。
 有村架純さんと同じ事務所らしいが、同じメガネっ子ってことで、『あさが来た』の吉岡里帆さんを思わせる。
 とぼけた感じで妙な存在感があるし、ブレイクしそうですな~。

コメント
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