昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

雲上の城

2024-03-27 07:49:45 | 日記
公園から流れるラジオ体操の歌を聞きながら、見上げる雨上がりの空。例えばあの雲の上に城を築くという話を、信じさせ続けることができるのでしょうか。GDP内訳で巨額になった第一次所得収支。大半が再投資され国に還流されない現実にどう対処するかを話し合う懇親会が開かれたとか。

戦後行われた経済的比較実験。財閥を解体し小規模になった企業間の相互連結によるシステムと、大財閥を中心に集中させるシステム。
前者はやがて「1億総中流」と言われた現象に結実、2次受け3次受けを始め仕事は細分化、専門的特殊技術を生み出し、またある意味無駄な仕事も生み出しますが、総人口を国内で雇用できる体制を構築しました。

後者は、実力主義の格差社会を生み出し、合理的で無駄を省くため人口の多くは国外で働くこと余儀なくされますが、それ故外国語への適応力も高く、最先端技術習得にも貪欲さを見せました。

一長一短ありますが、そのどちらも現在苦境に立たされています。それは経済の主体自体が変わってしまったから。そして経済成長という呪縛。

成熟社会では当たり前とも言える人口減少に際し、国家単位の経済成長を余儀なくされるのであれば、グローバル化「経済的侵略」以外、既存の実体経済による対応では無理筋。IT化等による生産性向上は合理化効率化を伴う以上、正規雇用の確保は維持できなくなるのは自明の理。

だから投資。無限の価値を生み出す打ち出の小槌。但しその実態は不明。各種ある経済指標は統計的手法によるものである以上、「有意である」という意味は「確率的に可能性がある」ということで、「効力がある」という事ではありません。

「信じる事で、無いものを有ると考え、現実に影響を及ぼすことができる」ヒトの能力の賜物。
信じられなくなったら簡単に無に帰すのですが。






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