※ネタバレ注。
と言っても原作ものです。
ただ、何も知らない方が楽しめると思います。
もうしわけありませんが、
公開されてからお読みいただくことをおススメします。
----昨日、ちょっと話に出したら、
今日はほんとうに喋っちゃうんだ。
『パーマネント野ばら』。
「うん。やはりこれは話題作だからね。
なんといっても管野美穂8年ぶりの主演作」
----それにしても西原理恵子原作の映画化は
とどまることを知らないって感じだね。
『いけちゃんとぼく』に『女の子ものがたり』。
何年か前には『ぼくんち』というのも
なかったっけ?
「そうだね。
それらの中で、もっともこの映画に近いのは
『女の子ものがたり』かなあ。
主人公は一人娘を連れて出戻った、美容室の娘なおこ(管野美穂)。
彼女にはふたりの友だちがいる。
みっちゃん(小池栄子)は
浮気と金の無心ばかりの夫に頭を悩まし、
同じくともちゃん(池脇千鶴 )は
ギャンブルに溺れて行方不明の旦那を心配している。
地方の海辺の町で、どうしようもない男たちに振り回されながら、
でも、その土地から出て行くことができないでいる女たち…。
と、これは『女の子ものがたり』と同じ。
で、やはり主人公だけは、
その中で、他のふたりとは少し違う立場にいる。
今回、キーとなるのは高校教師カシマとの恋。
そして、そんななおこに友人たちは、
愛と優しさ、思いやりで接しているんだ」
----『女の子ものがたり』では、
わざと喧嘩し、突き放すことで、
ヒロインの旅立ち=上京を後押ししたんだったよね。
「そう。あの別れのシーンは、
とても涙なしでは観ることができなかった。
それを言うとネタバレになるため、
取り扱いが微妙なんだけど、
今回は、なおこの恋がポイントとなる」
----彼女が恋するという、
そのカシマってのは誰が演じているの?
「これが実に意外なキャスティング。
なんと江口洋介。
彼が出てきただけで、
場の空気がガラリ変わるというか、
映画そのものが別のものになる。
実は、その恋にもある秘密が隠されているんだけどね。
まあ、それについては
学校内でふたりとすれ違う女子高生の反応で、
早くから想像つかなくもないんだけど…。
まあ、辛い辛い」
----どういう秘密だろう?
「『いけちゃんとぼく』に連なるって感じかな。
なんて、思わず口が滑っちゃったけど、
原作ものだから、まあ、いいか。
さて、『女の子ものがたり』『パーマネント野ばら』と
続けて観たことから分かってきたこと…。
西原理恵子という人は
男なしではいられない自分を知りながら、
それでも懸命に生きている女の子を応援している。
ただ、テレもあるのか、それをストレートに言おうとはしない。
アクの強い人物を周囲に配置することで、
ヒロインたちの住む世界をギャグ化したり、
過剰なまでの卑猥な俗語を登場人物に喋らせたりする。
でも、その奥にあるのは
女の子同士のかけがえのない友情であり、
それを育む女の子のいとおしさ。
ほんとうは、この映画、
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』を監督した吉田大八の新作だけに、
まずは、そちらサイドから語らなくてはいけないんだろうけど、
観た後、心に残るのは、2作に共通するサイバラ・ワールド。
『ぼくんち』の頃は自分には合わなかったけど、
この一年で、彼女に対する見方はガラリ変わったね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「おばさんたちのパンチパーマがスゴイらしいのニャ」
※切ない映画だ度
お花屋さん/">もよろしく。
噂のtwitterを始めてみました。
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(他のタイトルはこちらをクリック→)
と言っても原作ものです。
ただ、何も知らない方が楽しめると思います。
もうしわけありませんが、
公開されてからお読みいただくことをおススメします。
----昨日、ちょっと話に出したら、
今日はほんとうに喋っちゃうんだ。
『パーマネント野ばら』。
「うん。やはりこれは話題作だからね。
なんといっても管野美穂8年ぶりの主演作」
----それにしても西原理恵子原作の映画化は
とどまることを知らないって感じだね。
『いけちゃんとぼく』に『女の子ものがたり』。
何年か前には『ぼくんち』というのも
なかったっけ?
「そうだね。
それらの中で、もっともこの映画に近いのは
『女の子ものがたり』かなあ。
主人公は一人娘を連れて出戻った、美容室の娘なおこ(管野美穂)。
彼女にはふたりの友だちがいる。
みっちゃん(小池栄子)は
浮気と金の無心ばかりの夫に頭を悩まし、
同じくともちゃん(池脇千鶴 )は
ギャンブルに溺れて行方不明の旦那を心配している。
地方の海辺の町で、どうしようもない男たちに振り回されながら、
でも、その土地から出て行くことができないでいる女たち…。
と、これは『女の子ものがたり』と同じ。
で、やはり主人公だけは、
その中で、他のふたりとは少し違う立場にいる。
今回、キーとなるのは高校教師カシマとの恋。
そして、そんななおこに友人たちは、
愛と優しさ、思いやりで接しているんだ」
----『女の子ものがたり』では、
わざと喧嘩し、突き放すことで、
ヒロインの旅立ち=上京を後押ししたんだったよね。
「そう。あの別れのシーンは、
とても涙なしでは観ることができなかった。
それを言うとネタバレになるため、
取り扱いが微妙なんだけど、
今回は、なおこの恋がポイントとなる」
----彼女が恋するという、
そのカシマってのは誰が演じているの?
「これが実に意外なキャスティング。
なんと江口洋介。
彼が出てきただけで、
場の空気がガラリ変わるというか、
映画そのものが別のものになる。
実は、その恋にもある秘密が隠されているんだけどね。
まあ、それについては
学校内でふたりとすれ違う女子高生の反応で、
早くから想像つかなくもないんだけど…。
まあ、辛い辛い」
----どういう秘密だろう?
「『いけちゃんとぼく』に連なるって感じかな。
なんて、思わず口が滑っちゃったけど、
原作ものだから、まあ、いいか。
さて、『女の子ものがたり』『パーマネント野ばら』と
続けて観たことから分かってきたこと…。
西原理恵子という人は
男なしではいられない自分を知りながら、
それでも懸命に生きている女の子を応援している。
ただ、テレもあるのか、それをストレートに言おうとはしない。
アクの強い人物を周囲に配置することで、
ヒロインたちの住む世界をギャグ化したり、
過剰なまでの卑猥な俗語を登場人物に喋らせたりする。
でも、その奥にあるのは
女の子同士のかけがえのない友情であり、
それを育む女の子のいとおしさ。
ほんとうは、この映画、
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』を監督した吉田大八の新作だけに、
まずは、そちらサイドから語らなくてはいけないんだろうけど、
観た後、心に残るのは、2作に共通するサイバラ・ワールド。
『ぼくんち』の頃は自分には合わなかったけど、
この一年で、彼女に対する見方はガラリ変わったね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「おばさんたちのパンチパーマがスゴイらしいのニャ」
※切ない映画だ度
お花屋さん/">もよろしく。
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すみませんTB二回付けてしまいました。
一個削除お願い致します。
西原さん、あまり好きではない・・・と勝手なイメージでしたが、ちょっと興味沸きました。
秋にTVドラマで彼女自身のストーリーがあるそうで。
(主演が山田優ちゃんってのはどうなのかしら?)
ぼくも西原さんは、
『ぼくんち』のときはそうでもなかったのですが、
昨年からの3本連続、
すべて泣かされました。
山田優主演で半自叙伝ですか!?
う~ん。微妙です。
奥寺佐渡子の脚本が見事です。
このところの彼女の安定感は抜群ですね。
ちょっとロジックは「今度は愛妻家」に似てますが、こちらは個人というよりも「女性」という存在に落とし込んでいるので、ある種の女性論になっているのが面白かったです。
菅野美穂も素晴らしかった。
この人もやはりテレビよりも映画で輝く人だと思います。
奥寺佐渡子も息の長い脚本家になりましたね。
このロジック、実はもうすぐ公開される
ある日本映画にも出てきます。
もしかして、そっちのほうが焦っているかもと言うほどそっくりです。
管野美穂、ぼくも久しぶりに堪能しました。
そうですね、この映画みたひとが
そればっかしじゃないだろうとか
この場合はこんな恋なら「ないほうがまし」とも言われて
ごもっともな気分になってたんですが
最初から、その部分を否定してしまうと
話進まないですね。
置かれた状況、
どうしようもない自分がそこにあって
でもそんな自分の周りにも
似たようなひとがいて
いたわりの気持ちがある。
暴言、猥談と対で
女が女を思いやる愛が浮かび上がってくる優しい作品でした。
なんか、ちょっと卑猥な書き方をしてしまった感じ。
もう少し、言い方を弱めなくては(汗)。
でも、ほんとうに、
女性が女性を思いいたわる。
その友情が、ぼくの胸にじ~んときました。
(ほんとうは、それを強調したかった…と、あせっています)。