(原題:The Grudge 2)
----『呪怨』のハリウッド・ヴァージョンも
早くも2本目だね。
毎回、同じような内容を繰り返している気がするけど…。
「うん。
でも今回は日本版の『呪怨2』とは話が違っている。
清水崇監督もまったく同じものになることは避けたようだ」
----でも、またあの“家”が舞台で、
そこに入って行った人が取り憑かれるんでしょ?
「確かにその基本ラインは変わらない。
でも、タイトルに“パンデミック=感染爆発”と付いているように、
今回は、その恐怖の範囲が広がっていく」
----どういうこと?
もともとこの『呪怨』は他の幽霊映画の因果応報的な呪いとは違って、
何もしていないのに、
たまたまそこにいあわせたことで
呪われてしまうところにその特徴と恐怖があったのでは?
「そうなんだけどね。
今回は、その恐怖が黒沢清監督のホラー映画のように、
伝染して広がっていくんだ」
----ふうん。
「今回のお話は、
3つの物語が軸となっている。
(1)東京のインターナショナル・スクールに通う少女たちが、
ゴーストハウスとして有名になった、あの“家”へ行って取り憑かれてしまう話。
(2)前作で事件に巻きこまれた姉が入院したことを知った妹が東京で怪事件に遭遇。
香港人の記者と一緒にその謎を解こうとする話。
(3)シカゴに住む小学生のジェイクが
アパートの隣人たちの不審な行動を探るうちに身も凍る恐怖に襲われる話」
----へぇ~っ。またいつものように
物語の構造がパズル的になっているんだ。
「そう。
まず冒頭でいきなり
何が起こったのか分からないショッキングなエピソードを見せる。
そしてこの3つの話が一見バラバラに登場。
ところが、これらはそれぞれ時間軸が異なっていて、最後に納得と言う
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥを思わせる構成となっているんだ」
----ははぁ。でも恐怖度はどうニャの?
「『サイコ』を思わせるシャワーのシーンなどもあるけど
正直言って、これまでに比べたらかなり劣る。
それはこちらが見慣れたせいか、
それかもしくはハリウッドや世界マーケットを意識して
少し押さえてあるのかもしれないけどね。
しかしそれに替わって
今回は新しい趣向が凝らしてある」
----ニャにニャに?
「それは伽椰子のルーツに関わること。
彼女がいったいどのような少女時代を送ったのか?
これはかなり悲惨」
----ニャるほど。『リング0~バースデイ~』みたいなもんだニャ。
「そういうこと。
ここのくだりは、
西洋人は度肝を抜かれるだろうね。
ただ、伽椰子の母親を訪ねていった
アメリカ女性と彼女が英語で会話をしていたのは
ちょっと不自然だったけどね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「あら。また黒猫さんが出てくるニャ」
※ジェニファー・ビールスも出てた度
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----『呪怨』のハリウッド・ヴァージョンも
早くも2本目だね。
毎回、同じような内容を繰り返している気がするけど…。
「うん。
でも今回は日本版の『呪怨2』とは話が違っている。
清水崇監督もまったく同じものになることは避けたようだ」
----でも、またあの“家”が舞台で、
そこに入って行った人が取り憑かれるんでしょ?
「確かにその基本ラインは変わらない。
でも、タイトルに“パンデミック=感染爆発”と付いているように、
今回は、その恐怖の範囲が広がっていく」
----どういうこと?
もともとこの『呪怨』は他の幽霊映画の因果応報的な呪いとは違って、
何もしていないのに、
たまたまそこにいあわせたことで
呪われてしまうところにその特徴と恐怖があったのでは?
「そうなんだけどね。
今回は、その恐怖が黒沢清監督のホラー映画のように、
伝染して広がっていくんだ」
----ふうん。
「今回のお話は、
3つの物語が軸となっている。
(1)東京のインターナショナル・スクールに通う少女たちが、
ゴーストハウスとして有名になった、あの“家”へ行って取り憑かれてしまう話。
(2)前作で事件に巻きこまれた姉が入院したことを知った妹が東京で怪事件に遭遇。
香港人の記者と一緒にその謎を解こうとする話。
(3)シカゴに住む小学生のジェイクが
アパートの隣人たちの不審な行動を探るうちに身も凍る恐怖に襲われる話」
----へぇ~っ。またいつものように
物語の構造がパズル的になっているんだ。
「そう。
まず冒頭でいきなり
何が起こったのか分からないショッキングなエピソードを見せる。
そしてこの3つの話が一見バラバラに登場。
ところが、これらはそれぞれ時間軸が異なっていて、最後に納得と言う
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥを思わせる構成となっているんだ」
----ははぁ。でも恐怖度はどうニャの?
「『サイコ』を思わせるシャワーのシーンなどもあるけど
正直言って、これまでに比べたらかなり劣る。
それはこちらが見慣れたせいか、
それかもしくはハリウッドや世界マーケットを意識して
少し押さえてあるのかもしれないけどね。
しかしそれに替わって
今回は新しい趣向が凝らしてある」
----ニャにニャに?
「それは伽椰子のルーツに関わること。
彼女がいったいどのような少女時代を送ったのか?
これはかなり悲惨」
----ニャるほど。『リング0~バースデイ~』みたいなもんだニャ。
「そういうこと。
ここのくだりは、
西洋人は度肝を抜かれるだろうね。
ただ、伽椰子の母親を訪ねていった
アメリカ女性と彼女が英語で会話をしていたのは
ちょっと不自然だったけどね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「あら。また黒猫さんが出てくるニャ」
※ジェニファー・ビールスも出てた度
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ほとんどの皆さん、婆さんが英語に堪能なのおかしいと指摘されていますね。私もそう思ったのですが、映画が終わった瞬間、そのことを忘れてしまいました。
皆さんのレビューを読んで、思い出したのですが、イタコみたいなもの=言霊使いだから、英語を喋れたと、一方的に納得しています。
そうか、このお婆さんは
イタコ的才能を持っているわけですね。
あれっ?
でも昔、テレビで観たときは
恐山のイタコさんは
外国人の口寄せを日本語でやっていたような?
このシリーズ初めて観たので十分に
怖かったです。
黒猫と少年が一緒に出ていたので期待?
したのですが・・。冒頭だけでしたね?
(恐怖で記憶が薄れております・・・)
黒猫は日本・映画版『呪怨』(第1作だったかな)で
2階にたくさん出てきます。
あのシーン、猫と暮らしている人じゃなかったら、
それだけで卒倒するかも…。