----これってアニメでしょ?原作のコミックとかあるの?
「いやいや、これが久しぶりのオリジナルものなんだ。
ただ、ストーリーラインはどこかで聞いたことのあるようなものなんだけどね」
----どういうお話なの?
「舞台は300年後の地球。
そこでは人間の遺伝子操作の失敗によって
“森”が意思を持って人を襲うようになっていた。
人類は、森と共生しようとする人々と、
森と敵対する人々とに分かれて生き延びていた。
そんなある日、森との共生を模索する中立都市に住む少年アギトは
禁断の泉で不思議な光を放つ機械を発見。
その中からは、300年もの間眠りについていた美しい少女トゥーラが現れる。
ビルが崩壊し、水道も電気もない社会に困惑する彼女の前に、
同じく過去から来たという男シュナックが出現。
この荒廃した社会を元に戻すべく、彼女を連れ去る……こういうところかな」
----あれっ、森と敵対、自然との共生……。
これって『風の谷のナウシカ』と同じじゃニャい。
「うん。そうなんだよね。
すぐ分かってしまうのに、なぜ、同じテーマを取り上げたんだろう?
原案の飯田馬之介という人は
『風の谷のナウシカ』で動画を担当しているようだけど、それにしてもね。
映画自体もあまりにマンガチック」
----マンガチックって?アニメだからマンガチックなのは当たり前じゃニャいの?
「設定がSFだから、それでいいと言ってしまえばそれまでなんだけど、
それでもあまりにも“ありえねぇ~”ところから、映画は始まってしまう。
怒り狂った植物が月からぐんぐん伸びて地球を襲い、焼き払う。
あげくの果ては、月が割れてしまう。
ここで『うわあスゴい!』と言えるか、
『あれっ、宇宙空間の無酸素、大気圏突入時の高温は?』になるかで
この映画にノレるか否かが決まるだろうね」
----えいは、どうだったの?
「ここはまだいいんだけど、
地下の大激流の中、
アギトがトゥーラと共に地上へ脱出する過程で『あれっ?』と思ったな。
アギトは後に、森と契約して禁断の力を手に入れる。
でも、最初から“超人”的な活躍をするんじゃ、
この“禁断の力”というのが生きてこない。
クドいようだけど、あるルールの下だったら、
どんな“ありえねぇ~”設定でもいいと思うんだ。
それがSFやファンタジーの特権でもあるし。
でも、この時点ではまだ普通の男の子のはずだからね」
----分かった分かった。もう、その話はいいから
なにか他のポイントを話してよ。声優とかはどうなの?
「あっ、これは驚いたね。
アギト役が『亡国のイージス』の勝地涼。トゥーラが宮崎あおい。
しかも大杉漣や古手川祐子と、いわゆる俳優で固めている。
まるでハリウッドのアニメみたい。
特筆すべきはシュナック役の遠藤憲一。
『マトリックス』の予告ナレーション再び!って感じだったね」
(byえいwithフォーン)
※こんな人にオススメだ度
最近、土の上を歩いたことがない人
※そう言えば宮崎アニメには必ず「の」という文字が入って、名詞と名詞をつないでますね。
『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『紅の豚』『千と千尋の神隠し』
『ハウルの動く城』…『カリオストロの城』もそう。例外は『もののけ姫』。それでも「の」は入ってますが…。
この映画のタイトル『銀色の髪のアギト』もそれを意識しているのかな?
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
「いやいや、これが久しぶりのオリジナルものなんだ。
ただ、ストーリーラインはどこかで聞いたことのあるようなものなんだけどね」
----どういうお話なの?
「舞台は300年後の地球。
そこでは人間の遺伝子操作の失敗によって
“森”が意思を持って人を襲うようになっていた。
人類は、森と共生しようとする人々と、
森と敵対する人々とに分かれて生き延びていた。
そんなある日、森との共生を模索する中立都市に住む少年アギトは
禁断の泉で不思議な光を放つ機械を発見。
その中からは、300年もの間眠りについていた美しい少女トゥーラが現れる。
ビルが崩壊し、水道も電気もない社会に困惑する彼女の前に、
同じく過去から来たという男シュナックが出現。
この荒廃した社会を元に戻すべく、彼女を連れ去る……こういうところかな」
----あれっ、森と敵対、自然との共生……。
これって『風の谷のナウシカ』と同じじゃニャい。
「うん。そうなんだよね。
すぐ分かってしまうのに、なぜ、同じテーマを取り上げたんだろう?
原案の飯田馬之介という人は
『風の谷のナウシカ』で動画を担当しているようだけど、それにしてもね。
映画自体もあまりにマンガチック」
----マンガチックって?アニメだからマンガチックなのは当たり前じゃニャいの?
「設定がSFだから、それでいいと言ってしまえばそれまでなんだけど、
それでもあまりにも“ありえねぇ~”ところから、映画は始まってしまう。
怒り狂った植物が月からぐんぐん伸びて地球を襲い、焼き払う。
あげくの果ては、月が割れてしまう。
ここで『うわあスゴい!』と言えるか、
『あれっ、宇宙空間の無酸素、大気圏突入時の高温は?』になるかで
この映画にノレるか否かが決まるだろうね」
----えいは、どうだったの?
「ここはまだいいんだけど、
地下の大激流の中、
アギトがトゥーラと共に地上へ脱出する過程で『あれっ?』と思ったな。
アギトは後に、森と契約して禁断の力を手に入れる。
でも、最初から“超人”的な活躍をするんじゃ、
この“禁断の力”というのが生きてこない。
クドいようだけど、あるルールの下だったら、
どんな“ありえねぇ~”設定でもいいと思うんだ。
それがSFやファンタジーの特権でもあるし。
でも、この時点ではまだ普通の男の子のはずだからね」
----分かった分かった。もう、その話はいいから
なにか他のポイントを話してよ。声優とかはどうなの?
「あっ、これは驚いたね。
アギト役が『亡国のイージス』の勝地涼。トゥーラが宮崎あおい。
しかも大杉漣や古手川祐子と、いわゆる俳優で固めている。
まるでハリウッドのアニメみたい。
特筆すべきはシュナック役の遠藤憲一。
『マトリックス』の予告ナレーション再び!って感じだったね」
(byえいwithフォーン)
※こんな人にオススメだ度
最近、土の上を歩いたことがない人
※そう言えば宮崎アニメには必ず「の」という文字が入って、名詞と名詞をつないでますね。
『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『紅の豚』『千と千尋の神隠し』
『ハウルの動く城』…『カリオストロの城』もそう。例外は『もののけ姫』。それでも「の」は入ってますが…。
この映画のタイトル『銀色の髪のアギト』もそれを意識しているのかな?
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遠藤さんの声は、個人的に好きです。「マトリックス」も(笑)
でも宮崎アニメと比較してしまうと、
少しかわいそうな気も(汗)。
相手は大物すぎます。
やっぱり自分もジブリ作品を彷彿としてるような所に、ちょっと目がいってしまいましたね。
自分は『ラピュタ』を思い出してしまいました(汗
この手の内容は、すでにジブリがやり尽くしている感があるだけに、
どうしても見劣りしてしまいます。
意欲は買うのですが、なんだか損している気が…。
タイトルのヨミは鋭いですね。気がつきませんでした。
いやアニメのことはあまり詳しくなくて、
声優さんに至っては、いよいよもって分かりません。
ただ、映画俳優の中でも旬の人たちが出ていると言う意味です。
軽く読み流してください。
今年も、どうぞよろしくお願いします。
忙しくて、ずっと映画を観ることができませんでした。これもやっとの思いで観た映画です。
禁断症状だったせいか、その感慨も大きくて、必要以上に喜んでしまったかもしれません。それでも、勝地くんや宮崎さんは、とても良かったと思います。
少なくとも、次作(?)での「○たか子」よりは。
幸いなことに、ラピュタの記憶があまりなかったのですが、何かに似ている…と感じた部分は、たくさんありました。どうしても、世間的に高評価されているものには影響されるのは、仕方ないのかもしれません。
評判悪いらしいですが、自分は、良いと思いました。
『もののけ姫』のアシタカや、この映画のアギトのようなキャラクターには非常に弱いもので…。
(特に強烈な恋愛感情があるわけではないが、ポリシーを持って自己犠牲もいとわない、といったところですか…)長くなって、すみません。
こちらこそ、ご挨拶が遅れて申し訳ありませんでした。
今年もよろしくお願いします。
いま、お伺いしたら、
この映画についてはまだアップされてないんですね。
本当にお忙しかったんだなあ……と、改めて思いました。
さてこの映画、
どうもアニメとかドキュメンタリーとか、
いわゆる通常の実写劇映画じゃない映画は
自分が門外漢のせいもあって、
筆が湿りがちになります。
それにもかかわらず、大きく心揺り動かされると、
それはそれでまた過剰にほめる傾向があるようです(←自分)。
自己犠牲……という言葉に当てはまるかどうか、
今日観てきた『ホテル・ルワンダ』のドン・チードルは
実にすばらしかったです。
私も今日アギト見ました
確かに色々悪い面もありましたけど
特に気になったのは
『あれっ、宇宙空間の無酸素、大気圏突入時の高温は?』
とかそういってますが
高温の時に植物燃えてましたよ?
こういった感想サイトを持って言うようであるなら
もっとまじめに見て
感想いってもらいたいものです
適当な判断でそう言われてもね?
植物が燃えていたのは確認しました。
ただ、ぼくはあの大気圏突入で
「植物だから燃えつきてしまうのでは?」と
思う人もいるのでは……と考えたわけです。
私の文章力のなさで誤解を与え、
不愉快な気持ちを抱かれた人がいたとしたら
申し訳ありませんでした。