ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝』

2012-11-29 21:22:24 | 新作映画
(原題:龍門飛甲)




----これって中国映画だったんだ。
タイトルだけ聞くと、
子供向けのアドベンチャー映画かと…。
「(笑)。
“ドラゴン”に“剣”に“秘宝”だものね。
ところがこれは、
ファンなら泣いて喜ぶ
ツイ・ハーク監督、ジェット・リー主演のファンタジー・アドベンチャー
ツイ・ハーク映画らしく
ワイヤーワークがふんだんに取り入れられ、
しかもそれがジェット・リーのフィジカル・アクション、
そしてCGと見事なハーモニーを奏でる。
そのどれかひとつが浮き上がっているというところがないのが
この映画のいいところだね。
そしてこれは忘れてはならないのは、
なんと“3D”だということ。
ここもまた、強調しておきたいんだけど、
3Dであることを忘れさせてくれるんだ」

----どういうこと?
「剣がこちらに向かってきたり、
竜巻が起こったりという
動きのある絵ばかりでなく、
主たる舞台となっている砂漠の中の宿屋のセットや
砂漠の下に掘られた地下空間などの造型にも細かい神経が生き届いている。
そう、最初から映画世界が3D。
だから、目が疲れることなく自然に観ることができるんだ」

----その砂嵐って?
これ、どういうお話ニャの?
「では、
オフィシャルを参考にしつつ…。
時代は明。
辺境の地の宿屋《龍門》には、
60年に一度の恐るべき砂嵐が迫っていた。
言い伝えでは、その天変地異の影響により、
砂漠の下に眠る幻の財宝都市が地上に姿を現すという。
折しもこの宿屋には、悪の宦官ユー(チェン・クン)が率いる武装集団、
秘宝をせしめようともくろむ
チャン(グイ・ルンメイ)率いる韃靼人たち、
スゴ腕の女剣客グー(リー・ユーチュン)らが集結。
さらに打倒ユーに執念を燃やすジャオ(ジェット・リー)も駆けつけ、
“龍門”には一触即発の殺気が張りつめる。
ついに大決戦の火蓋が切られたまさにそのとき、
想像を絶する巨大竜巻が襲来。
果たして、大地が揺れる激闘の果てに、
誰が最後まで生き残るのか。
そしてこの伝説の秘宝を手中に収めるのは誰なのか……。
いやあ、さすがにオフィシャルは説明が巧い。
ちょっと変えるだけですんだ」

----確かに、聞いているだけで興奮するよね。
「うん。
ただ、物語はこれですべてというわけではなく、
ここに、時の皇帝の子を身ごもったことから都から逃げ出し、
謎めいた美しき女侠客リン(ジョウ・シュン)と、
彼女に助けられたスー(メイヴィス・ファン)の物語も絡む」

----ちょ、ちょっと待って。
それだけ女性が出てくると
誰が誰か分からなくなるのでは?
「それが
まったく問題なし。
みんな揃いも揃って美女なのに、
それぞれの美しさを湛えているんだね。
観終わって、
どの女性が自分のタイプかを話し合う楽しみもある。
というのも、
この4人の女性、
全員、アクションを見せてくれるんだ。
ある意味、これはヒロイン武侠映画だね。
もちろん、いちばんの活躍はジェット・リー。
クライマックスでは『ツイスター』顔負けの大竜巻の中で
ユーと戦い続けるんだから。
物語の方も
ねじれたロマンスあり、
思いもよらぬ、どんでん返しありで、
あっという間の2時間であることは保証するよ」


※本作はツイ・ハークが製作&脚本を担当した香港映画『ドラゴン・イン』(92)の後日譚
また『ドラゴン・イン』は、巨匠キン・フーの『残酷ドラゴン・血斗!竜門の宿』(67)のリメイク




                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「フォーンも3Dメガネで観たら立体に見えるのかニャ」小首ニャ


※3Dもこれくらいやってくれれば文句ない度

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