ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ボディ・ハント』

2012-10-17 18:37:27 | 新作映画
(原題:House at the End of the Stree)

----久々の映画紹介にこの映画?
“ボディ・ハント”なんて、
またHっぽい映画を持ってきて…。
「(笑)。
実はぼくもその線、
エロチック・スリラーを期待して、観に行ったんだけど、
そういうシーンは、なんとこれがない…んだ」

----えっ。
それじゃあ、タイトルに偽りあり?
「いやいや、
そうじゃなくてね。
これはこれで巧いタイトルを付けたものだと思うよ。
それは最後まで見ると分かるんだけどね。
物語は、次のようなところから始まる。
両親の離婚で母親(エリザベス・シュー)と暮らすことになった高校生のエリッサ(ジェニファー・ローレンス)。
ふたりは住み慣れたシカゴを離れ、
森に囲まれた郊外の一軒家へと引っ越して来る。
その物件は賃貸料が驚くほど安かった。
というのも、
数年前に隣の家で
娘のキャリー・アンが両親を惨殺し失踪するという事件が起きた、
いわゆるワケあり物件だったからだ。
以後、家にはひとり残された息子のライアン(マックス・シエリオット)が暮らしていた。
そんな中、エリッサは森に何かの気配を感じる。
もしかして、キャリー・アンが隠れ住んでいるのではないか?」

----”ああ、これはもう分かっちゃうな。
予告編を観た限りでは、
そのライアンが部屋にキャリー・アンを隠しているに違いない。
「チッチッチッチ。
これはそんなにシンプルなお話じゃない。
この映画の秘密、ぼくも途中までは読めたんだけど、
ほんとうの謎は最後の最後まで気づかなかったね。
実はこの映画の原案はジョナサン・モストウ
『U-571 』『』といった大作で知られる彼だけど、
監督デビュー作『ブレーキ・ダウン』の衝撃からすると、
どことなく物足りなかった。
今回は、ヒロインに『ウィンターズ・ボーン』『ハンガー・ゲーム』で注目のジェニファー・ローレンスを迎え、
その原点である“失踪”もので再び勝負。
相手役のライアンには美形のマックス・シエリオット
母親に『リービング・ラスベガス』も懐かしいエリザベス・シュー。
で、これがピタリ、ハマっている。
この映画を観て、
ぼくはホラー映画のヒロインの条件を再確認。
一見、
弱ければ弱い方が恐さも倍増するという気がするけど、
それじゃつまんないってことが分かったね」

----どうして?
「すぐに殺されて
映画は終わりになってしまうじゃない。
<スクリーミング・ヒロイン>の条件、
それはまず何よりも好奇心が恐怖心に打ち勝つほど旺盛なこと。
さらに、ある程度の腕力、知力が必要。
捕まっても
いったんは逃げ出し、相手と戦うことでドラマを盛り上げる。
もちろん絶叫演技ができなきゃダメだけどね」

----ということは、
このジェニファー・ローレンスは合格?
「もちろん。
『ハンガー・ゲーム』で生き残るのも当然だね」



フォーンの一言「ドンでん返しが多いのは昨今の流行りだニャ」もう寝る
※監督は『監禁ハイウェイ』のマーク・トンデライだ度


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