しろくま

軟い雑感、とりとめなく。

ニッポニアニッポン

2015-03-31 | ひろいよみ
トキのつもりでgoogle。
阿部和重の小説(ウィキペディア)がでていた。
中身に興味はないが
それによれば、主人公・鴇谷春生が鴇の字つながりで
天然記念物、絶滅危惧種だということに自分を重ねシンパシーを寄せたとある。

話変わって
おとといのgooニュース見出しにこんなのがあった。
日本式の教育、アジアでなぜ人気
自画自賛なタイトルだったので
だったらこんなのだのこんなのだの起きるわけないだろ、
と早とちりしかけたが、
どうやら、しまじろう(ベネッセ)がアジア圏でウケているという記事だった*。

それはそうと、この頃“日本いいよね”とか“日本すごい”とかいう番組がやたら目につく**。
遠く異国の地で頑張っている人にスポットあてるくらいならともかく、
通りすがりの観光客に“褒めらせた”ようなものまでじゃ、
さくらがはやしたてるどっかの観光キャンペーンと変わらない。

香山リカが言っている。
日本を「ポジる」番組が増えている! 香山リカ「ナショナリズムとして末期的」 〈週刊朝日〉|dot_ドット 朝日新聞出版

ナショナリズム云々に興味はないが、
頑張っている人紹介するのと、内輪褒めとでは
月とすっぽん、チョウザメと興醒めくらい開きがある
自己中・KY・自己満足ログの私でも、さすがに気持ち悪い。

まさに、阿部和重の小説の主人公のようだ。
“ニッポン、すごいですね”って日本人が思っているだけで、
外国人の目には
レッドリスト・ニッポニアニッポンのように見えているのかもしれない***。


*教育・営業的にだろうが、他国でも評価されるのはいいことだと思う。
**和風総本家の“日本っていいな”はけっこう好きだが
どこチャンネルしても猫も杓子も“日本いいな”じゃ、ありがたくもなんともない。
***「池に映った自分見て酔ってるナルシズムの塊」口にしないのは、暗黙の了解。
「危機管理は?」なんて野暮の野暮



♪Shigeharu Mukai & Astrud Gilberto - Champagne And Caviar - YouTube


本当の影響は風評抜きである (4/2)
原発事故が北関東のオオタカ繁殖に打撃 サイエンスポータル
必ずしも原発事故ばかりでない気もするが、それほどデリケートだということ。

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